更新日:2021年6月25日 / 公開日:2021年6月25日
長くお付き合いした後に結婚した私たちですが、普段全くケンカをした事がないんです。だけど不満が出ないというわけではなく、「ケンカにならない」のです。その理由とは…?
上枝りほと申します。夫と2人の子供の4人家族で、現在は専業主婦をしています。
夫婦ゲンカをした事がないと言うと周りの友人には驚かれるし、「お互い言いたいこと我慢して、ストレス溜まってんじゃない〜?」とよく言われますが…実際のところどうなのか?
我が家の夫婦事情をお届けしたいと思います。
結論から言うと、相手に対する不満はもちろんあります…ありますとも…!
違う環境で育ってきた2人の人間が一緒に過ごしたり生活を共にすれば、どこかで感覚や考え方のズレは生じるものですよね。
特に一緒に住み始めてすぐの頃は、驚きの連続でした。
例えば夫は結婚するまで、洗濯ネットの存在を知らなかったのです。夫が洗濯をしてくれると、タオルから靴下まで全てごちゃ混ぜスタイル。
「細かいものとか色が濃いものとか、ネットで分けた方がいいよ」と言うと、「ネットって何?一緒に洗濯するものをわざわざ分けるの…?!」と、かなりの衝撃を受けていました…!
それから、男の1人暮らしだった為か日中家の鍵を閉めるという習慣がなく(寝るとき以外開けっぱなしだったそうです)結婚後、何度も玄関の鍵を閉め忘れて私に怒られる…なーんて事も。
そんな考え方や生活習慣の違いなどを目の当たりにし、もちろんイラッとする時もありますが、そういう時私は夫にちゃんと伝えています。
「服は脱いだら洗濯機に入れて」「ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てて」
そう言うと夫は大体、テヘッと笑います。割といい年こいた可愛いはずもないオッサンが、テヘッと笑って誤魔化すのです。
それだけでもう何か戦意喪失して怒る気が失せてしまいます…。
ですが、反論される時もあります。
例えば前述にあった玄関の施錠の話。
「何度も言ってるじゃん。危ないからちゃんと鍵閉めてよ!」と言うと、「ちょっと待ってりほちゃん。前にドライヤー使ったらちゃんと棚にしまってって言われてさ、俺最近ちゃんとしまってる。まずはそこ、褒めて!まずはそこから!」と、論点をずらしてきやがるのです。
「使ったらしまうなんて子供でもできるでしょーが。」と言い返せば「俺褒めて伸びる子だよ!」と目をキラつかせるおじさんに、プッと笑ってしまったらもうこっちの負け。
話していると馬鹿馬鹿しすぎて途中で絶対笑っちゃうんですよね…。
怒りの感情もいつの間にか笑いにすり替えられ、結果、衝突する事がないのです。
逆に旦那が怒ったりしたところをあまり見た事がないので、「私にイラッとした事とかない?」と聞くと、「う〜ん、ない!」とキッパリ。
ですが、これは私が欠点のない完璧な人間というわけではなく、夫のおおらかな性格によるもの。私と夫は同じA型ですが、タイプが全く違うのです。
きちんと整理整頓したい私と、何でもかんでも散らかす夫。
白黒つけたい私と、グレーでもいいじゃん!な夫。
ものすごく心配性な私と、大丈夫大丈夫〜!が口癖の夫。
全く真逆な性格の2人だからこそ物事に対する考え方にいつも新しい発見があって、それが本当に面白いし、救われる時が多いのです。
長い人生を共に歩む相手だからこそ、お互いに足りない部分を補い合える関係が大切なのかもしれませんね。
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