更新日:2021年9月14日 / 公開日:2021年9月14日
整理収納コンサルタントの春名陽子です。キッチンはよく使う場所だからこそ、ついついモノが集まって煩雑になりやすいですよね。キッチンをスッキリさせ、キッチンに立つ時間を少しでも短くしたいと思っている方も多いはず。そこで今回は、「家事効率が上がる整理収納法」について4つのステップに沿って紹介していきます。
調理道具・食器・食材ストックなど様々なモノが集まる中で、「使っているモノ」と「使っていないモノ」が混在していませんか?
家事効率を上げるための第1ステップが「整理」です。
整理とは「要・不要を判断し、不要なモノを取り去る」ことを指します。
まずはカテゴリー毎に全て出し、「使っているモノ」と「使っていないモノ」に分けてみましょう。全て出す事で全体量の把握ができ、使っていないモノを見つけやすくなります。
キッチン小物は、便利さにつられて増えやすいモノの代表です。
洗って都度使う、他のモノをいかすなど、兼用や代用を意識してみましょう。
用途が重複しているモノは、数を絞りましょう。
カトラリーやお皿を統一すると管理が容易になるため、家事効率につながります。
どうしても手放しづらい時は、
・1年以上使っていないモノ
・存在を忘れていたモノ
・使い勝手が良くないモノ
・壊れているモノ
・用途が重複しているモノ
を中心に手放してみるといいですよ。
続いてのステップは「使用頻度に応じた収納」です。
引き出しであれば、よく使うモノを手前、あまり使わないモノを奥に収納しましょう。写真のように、使用頻度の高い食器を左側、使用頻度の低い食器を右側に、引き出し毎に分ける方法もあります。
縦空間の収納であれば、中段→下段→上段の順によく使うモノを収納しましょう。
中段は、腰高から目線の辺りで一番使い勝手が良い場所なので、モノの置きすぎに注意しましょう。
また、「1軍」と「2軍」に分ける収納方法もあります。
使用頻度の高いモノは外に、使用頻度の低いモノは中に収納するなど、置く場所を分けるのも有効です。
しかし、外に出す方法は油はねやホコリなが付着しやすく、掃除の手間が増えるデメリットも生じます。デメリットを理解した上で、厳選して置きましょう。
動線を踏まえた収納も、家事の効率化につながります。
例えば、食洗機の向かいに食器収納を。
食洗機のすぐ隣に食洗機用洗剤を。
「使う場所としまう場所」を意識するだけで、家事の効率は格段に上がります。
「出して戻す」という一連の動作を簡単にする事も、家事の効率化に欠かせない要素です。アクション数を意識して収納しましょう。
箱は、上部をカットする事で、使う時にすぐ取り出せます。
大袋に入ったコーヒーなどは、袋から出す事で取る際の手間が省け、残量の把握もしやすくなります。
スポンジや袋などのこまかなものは、ケースにいれて蓋を外す事でアクション数を減らせます。
ホコリが気になる場合は蓋をするなど、シーンに応じて使い分けましょう。
いかがでしたか?ここまで、4つのステップに沿って家事効率が上がる整理収納法をご紹介しました。
定期的にモノや配置を見直しながら、ラクで快適な空間を手に入れましょう。皆様の暮らしに、役立つ事が出来れば嬉しいです。
この記事のライター
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