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思春期になるとコンプレックスやいじめなど、今まで感じたことのない悩みや感情が出てくるかもしれません。そんなとき、親はどうサポートしたらよいのでしょう。精神科医の藤野智哉先生監修の『マンガでわかる! 小学生のためのモヤモヤ・イライラとのつきあい方』(主婦と生活社)から、思春期の心の変化と向き合い方についてご紹介します。
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「ビッグファイブ理論」とは、人間の性格は「開放性」「誠実性」「外向性」「調和性」「神経症傾向」の5つの要素の組み合わせからできているという、心理学の考え方です。それぞれの要素が高いか低いかで、性格の特徴がわかります。どの要素が高いからいい、低いから悪いということではありません。また、ひとりの人の中にもいろいろな要素が混ざり合って成り立っています。
自分の知らない世界や環境、芸術的なものに興味があるかどうかをはかる要素 。主に行動力や創造性の目安になります。
責任を持って計画的に物事を進めたり、ルールを大事にして取り組むかどうかをはかる要素 。主に勤勉さやまじめさの目安になります。
体を動かすことが好きかどうか、他人と話すことが好きかどうかをはかる要素 。主に社会性の目安になります。
周りと協力して物事を進めたり、周囲を大事にする思いやりがあるかどうかをはかる要素 。主に他人を思いやる力の目安になります。
物事を悪い方に考える傾向にあるか、落ちこみやすいかどうかをはかる要素 。主にストレスに対する強弱の目安になります。
※ここにあげている項目はあくまでも一例です。「あなたはこのタイプ」と特定するものではありません。
(監修:藤野智哉『マンガでわかる! 小学生のためのモヤモヤ・イライラとのつきあい方』(主婦と生活社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
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友だちにイヤなことを言われて落ち込んだり、親や先生に怒られてムカついたり。毎日の生活で感じるモヤモヤやイライラは、あって当たり前。けっして、心が弱いからではありません。特に、思春期は体の成長とともに心も大きく揺れ動く時期なので、これまでに感じたことのない悩みや感情が出てくることがあります。
この本では、コンプレックスとの向き合い方、友だちとトラブルがあったときの解決のヒント、大人との関係性、いじめ、不登校のことなどを、精神科医のトモヤ先生と一緒に考えて学んでいきます。
心を鍛えて強くなる必要はありません。大切なのは、ピンチなとき、しんどいと感じたときに“自分と相手をよく理解し、向き合い、上手に受け流していく力”です。モヤモヤ・イライラ…今までなかったこの気持ちの正体を教えて!
抵抗感なく始められる性教育として、子どもにもおすすめしやすい一冊です。
1991年生まれ。精神科専門医、産業医。幼少期に川崎病にかかり、その後遺症で冠動脈障害が残り現在も治療を続けている。精神科病院勤務のかたわら、医療刑務所の医師や、看護学校の非常勤講師もつとめる。Twitterでは障害とともに生きることで学んできた考え方や、精神科医としての知見を発信している。
Twitter @tomoyafujino
この記事のライター
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