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異次元のアート体験で人気のミュージアム【チームラボプラネッツ】に、子ども向けの新エリアがオープンすると聞き、小3息子と取材に行ってきました! 静かにアート作品を鑑賞するイメージの強かった【チームラボプラネッツ】ですが、今回訪れた新エリアはむしろそれとは真逆で……。では、その新エリアの全貌をご紹介しましょう♪
“超巨大なアート作品に身体ごと没入し、作品と一体化する”をコンセプトに、これまでにない全く新しいデジタルテクノロジーを使ったアート体験ができるミュージアムとして、世界中から注目されている【チームラボプラネッツ】。
2024年に新たな名所「豊洲 千客万来」がオープンした話題の街・豊洲に位置し、訪日観光客を中心に連日行列ができる人気スポットでもあります。
今回ご紹介するのは、そんな【チームラボプラネッツ】が2025年1月22日にオープンさせた新エリア。全体のエリア面積をこれまでの1.5倍に拡大し、『運動の森』『つかまえて集める森』『学ぶ!未来の遊園地』の3つのエリアを新設。合計20以上もの作品が公開されているんです。
■所在地:東京都江東区豊洲6-1-16■営業時間:9:00~22:00※営業時間は変更になる場合あり※最終入館は閉館の1時間前まで■定休日:不定休※公式HPにて確認■予約:時間指定のチケット制で当日券が売り切れることが多いため、事前予約を推奨■料⾦:※変動価格制を導入 ◎大人 (18歳以上) 3,600円 ~ ◎中学生・高校生 2,700円 ~ ◎子ども (4歳~12歳) 1,500円 ~ ◎3歳以下 無料■アクセス:◎ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「新豊洲駅」から徒歩1分◎東京メトロ有楽町線「豊洲駅」ららぽーと豊洲から徒歩10分◎ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「市場前駅」豊洲市場から 徒歩5分■駐⾞場:なし■トイレ:あり■⾷事:あり—————————※以上情報は変更がある場合がありますので、おでかけ前に公式HP等で最新の情報をご確認ください。
息子が幼稚園生のころに、埼玉県所沢市の武蔵野樹林パークに屋外展示されていた「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」には行ったことはあったのですが、屋内展示【チームラボプラネッツ】は今回が初。息子と2人、期待に胸を膨らませ現地へと向かいました。
ゆりかもめ「新豊洲駅」のすぐ目の前にある【チームラボプラネッツ】。駅から徒歩1分というアクセスの良さは、電車移動やベビーカー利用のファミリーには嬉しい限りです。
上着や大きな荷物は、入場ゲートすぐ横にある無料コインロッカーに預けるのがおすすめ。ベビーカーのまま入場はできませんが、大型荷物置き場にワイヤー錠をつけて置いておくことができますよ。
身体を動かすことが大好きな息子。3つのゾーンの中でも期待値Maxでやって来たのが『運動の森』です。「世界を身体で認識、立体的に考える」がコンセプトのこちらのエリアには、アスレチック感覚で身体を思い切り動かして遊べる作品がいっぱいです。
床一面に敷き詰められたカラフルなキノコのような半球体。
実はこちら、ポヨンポヨンとした弾力があって、踏んだり飛び移ったりして楽しめる作品になっているんです。カラフルでポップな世界観は、まるで物語の中に飛び込んだかのよう!
やわらかい球体の上を渡り歩くのは、想像以上にバランス感覚が問われますが……
その名のとおり「高速で回転」しているのに、ちゃんと踏むことができるのにはある秘密があります。ぜひ現地に足を運んで確かめてみて!
ワクワクする遊びを前に、身体能力を目覚めさせた息子。ヒョイヒョイと身軽に渡り歩いていてビックリしました。
同じ色の球体を踏みながら進むと、球体が弾けて“あおむし”が生まれるのも楽しさの秘密。ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね。
無数の星が瞬く宇宙空間を表現したこちらの作品は、床がトランポリンのように弾むのがポイント。
足を踏み入れると、そこに時空のひずみができ、星くずが集まって「星」が誕生。
移動する星を追いかけて飛び跳ねると、星が成長していくというというユニークな作品です。「もう、ここは別世界だね!」と息子も大興奮。
美しい宇宙の映像はもちろんこと、時空を漂うかのような神秘的な音楽も流れていて、圧倒的な没入感を味わいながら遊べます。
※ 《マルチジャンピング宇宙》は、メンテナンスのため、現在、鑑賞できないとのこと。再開情報に関しては、公式HPをご確認ください。
ロープで吊られたカラフルな棒を使って、空中を立体的に渡って楽しむ作品です。
「わぁー、きれいだね!」と目を輝かせながら、小高い丘の頂点をめざして上り始める息子。カラフルな棒は人が乗るとダイナミックに輝き、それぞれの色ごとの音色を響かせるという楽しい仕掛けにも注目ですよ。
フルーツ好きのお子さん、集まれー!こちらは、さまざまなフルーツが育つすべり台です。
すべり台に色とりどりのボールが投影されており、その上をすべるとボールが勢いよく飛んでいき、種や花などに当たることで植物が育つのだそう。
小さなボールを狙うのはちょっと難しかったので、大きなスイカ狙いですべり込む息子。
スイカの上を通過すると、ド派手なサプライズが待ち受けていました♪
踏むと美しい音色や色彩が広がる飛石です。
飛石はクッション性のある素材でてきているため、意外と足元は不安定。さらに曲面があったり、グラグラ揺れたりと難関も待ち受けています。でもそれが息子の挑戦心に火をつけたようで、何度もトライして楽しんでいました。
流れに逆らって歩くと、背後に大きな「渦」が現れる不思議な空間。
力強いひとつの生命体にも見える「渦」が織りなす、神秘的で幻想的な世界が楽しめます。
ここまで全力で遊んできた息子は、滝の下に座ってしばし休憩タイム。
そんな息子にカメラを向けたら、まるでジャケ写のようにカッコいい写真が撮れてビックリでした(笑)。
『運動の森』には、まだほかにも身体を動かして楽しめる作品がいっぱい。ひと通り遊び終えた息子は、室内遊びにしてはめずらしく全力を出し切ったよう。普段は見せない満足げな表情をしていたのが印象的でした。
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続いてご紹介するのは、光るペンやスマホなどのデバイスを利用した作品体験ができる『学ぶ!未来の遊園地』。こちらは、誰かといっしょにひとつの作品をつくりあげていく「共創」がコンセプトとなっています。
手を置いたり物を置いたりすると、住人のこびとたちが興味を示して飛び乗ってきてくれる愉快なテーブル。
置く物の形によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじのぼったり、いろんなアクションを見せてくれます。まるでこびとたちと遊んでいるような気分になれ、親子でキュンキュン♡すること間違いなしです。
光のペンで線を描いたり、光のスタンプを押したりすると、線や模様が現れて、こびとたちがそこで遊び始めます。
線は色ごとに不思議な力を持っていて、加速させたり、跳ねさせたり、引き寄せたりと、こびとたちにさまざまな影響を与えるのも楽しいポイント。ムクムクと湧いてくる創作意欲に、息子の手はなかなか止まらない様子でした(笑)。
キノコや羊小屋、ブロックなど、いろいろなスタンプを壁にくっつけると、こびとの世界が大きく変化する作品です。
息子がスタンプを動かすと、貯まっていた水が放出され、辺り一面が火の海になってビックリ。自分のアクションによって新たなストーリーが生まれ、ワクワクが止まらない作品です。
自分の描いた飛行機やタカ、チョウなどの絵が空間に描かれ、そのまま作品の一部になり、自然に共創が楽しめます。
スマホには自分が描いた絵と同じ視野から見た世界が広がっていて、まるでアートの中を飛んで旅しているような感覚も味わえる
現れた自分の絵に触れると、加速したり、逃げたりとさまざまな反応が起きるからワクワク。さらにスマホにダウンロードしたアプリを使えば、その絵を自由に操縦することもできるんですよ。
『学ぶ!未来の遊園地』では、いっしょに訪れた家族やお友だちはもちろん、そこで初めて出会う全く知らない子どもたちと「共創」を体験できるのが素敵。「おぉー、そうきたかー!」「そんなアイデアもあったか‼」と興味深い発見があり、アートの楽しみ方もグンと広がりそうですね。
最後にご紹介するのは、自らつかまえたものをきっかけに興味を広げることをテーマとした学びのエリア『つかまえて集める森』。
舞台は、絶滅した動物たちが住む森。次々と出会う動物たちに近づいたり、触ったりして、さまざまなリアクションが楽しめます。ミステリアスな雰囲気をまとった動物たちに、息子の心もグイグイ惹きつけられている様子でした。
またスマホにダウンロードしたアプリのカメラで動物に狙いを定め、「観察の目」を放つと……
動物は空間から消え、自分のスマホに入ります。つまり「つかまえる」体験ができるというわけ!なんて楽しすぎる~‼
つかまえた動物は、アプリのコレクション図鑑に仲間入り。そこで動物の体長や生息していた地域なども知れるから、息子も興味シンシンで読んでいました。またコレクション図鑑は、つかまえればつかまえるほどより詳しい情報が書き込まれるから、プレイのモチベーションにもなるんです。
床にいる動物たちは「観察のあみ」でつかまえることができるので、あわせて使ってみてくださいね。
息子はウミガメをつかまえましたよ。
つかまえた動物たちは観察が終わったら、カメラで見えている場所に投げ込めば逃がすことも可能。つかまえて逃がしてを繰り返し、息子も夢中になって楽しんでいました。
子どもの好奇心をかきたて、自発的な学びを促す『つかまえて集める森』。学校の授業もこうであってくれたらなーと思いました(笑)。
今回は新エリアのみの取材で【チームラボプラネッツ】にやってきた我が家ですが、駆け足で見て回っても所要時間は2時間近く。新エリアだけでも、1日たっぷり楽しめそうな充実ぶりに驚きました。なかでも我が家のいちばんのお気に入りは『運動の森』。
実は最近息子の外遊びの機会が減って、体力や運動能力が低下気味なのが気になっていた筆者。でも外遊びは寒いし、室内遊び場は幼児向けになっていることが多くて、息子には物足りなくて困っていたんです。
複雑で立体的な空間を動き回る『運動の森』なら、そんな息子も大満足!カラフルで幻想的な作品が自分の動きに連動して変化するから、身体を動かすのがとても楽しそうでした。
遊び終えた息子はスカッと爽快な表情をしていて、身体を動かす気持ちよさも思い出してくれたように見えて嬉しくなりました。完全屋内型だから、雨天でも極寒でも酷暑でも、どんな天候でも遊べるから無敵。『運動の森』は、まさに我が家が追い求めていた理想の遊び場です‼
『運動の森』を含む新エリアを快適に楽しむには、動きやすいスニーカーにパンツスタイルで行くのがオススメです。でも、ヒールのある靴やスカートで訪れたゲストには、無料で借りられるアスレチックシューズやハーフパンツが用意されているから安心。温かい心遣いも嬉しいですよね。ちなみに既存エリアでは、裸足になって水の中を歩く作品が親子連れに大人気だとか。次回は既存エリアと新エリアのフルコースを満喫したいです!
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)
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