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共働き家庭にとって悩ましい「小1の壁」。小学校入学のタイミングで時短勤務が終わってしまう方もいるでしょう。保育園とは異なり、小学校は登下校の時間が決まっています。親子でどのように乗り越えていけばいいのでしょうか……?
「小1の壁」って何? どう乗り越えればいいの……?
日本で一番「小1の壁」に詳しいワーママインフルエンサー、うなぎママさんが伝えるリアルな「小1の壁」と攻略法!仕事と育児の両立に悩むワーキングママへ、著者のうなぎママさんが自身の経験と10万人以上のフォロワーさんから集めた知恵をまとめた1冊。『これ一冊でOK!「小1の壁」完全ガイド』 (講談社)から一部抜粋してご紹介します。
今回は、「時短勤務終了の壁」についてお届けします。
小学校入学のタイミングで時短勤務が終わってしまう職場の場合、まずは上司や労働組合、人事部に相談してほしいなと思います。インスタグラムのフォロワーさんの中にも、会社に交渉し時短勤務の延長を実現させた方が何名かいらっしゃいました。時短の延長が仮にむずかしかったとしても、「柔軟な働き方ができる部署に異動願を出す」「週に何回かリモートワークの申請をする」など、就労を継続するため、あきらめずにぜひ声をあげてほしいです。
※画像はイメージです
ほかにも、同じ職場で正社員からいったんパート勤務に変更し、育児が少し落ち着いたタイミングでまた正社員に戻れるよう交渉した方も。交渉しても職場が変わらないようなら、子育てと両立しやすい職場に転職したり、フリーランスに転向したりする道もあります。
もし転職を考えているなら小1のタイミングは避け、年長までか小2以降にすることをおすすめします。「まさに今! 壁に直面している」というママも、小1の間は期間限定と割り切り、外部サービスを利用するなどしてなんとか乗り切って。ただでさえ環境が激変して大変なときに、ママも慣れない職場というのは親子でつらいので避けましょう。
さて、いろいろ交渉はしたけれど、やはりフルタイム勤務でがんばるしかないという場合はどうしたら良いでしょうか。いくつか打開策を紹介できればと思います。
まず、リモートワークやフレックス、時間休・半休など、柔軟な働き方ができればできるほど「小1の壁」の難易度は下がります。
とくにリモートワークは「親が家にいる前提」の小学生育児との相性が良く、「大半の悩みが解決できるのでは?」と感じています。授業参観の間だけ仕事を抜けるとか、親の同伴が必要な「家でのオンライン授業」などにも対応することが可能ですよね。
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またフルタイム勤務をするママは、育児や家事を絶対に一人で抱え込まず、パパはもちろんのこと祖父母など周りの人をできるだけ巻き込んでほしいです。
「フルタイムで働きながら育児も家事もワンオペ」は完全に詰みます。パパとの分担や子どもの家事参加については第8章でくわしく触れますが、負担が自分に偏っていると感じるママは、パパの意識を変え、子どもも一人でできることをどんどん増やし、家族の一員として力になってもらいましょう。
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周りでフルタイム勤務ができているママたちには、勤務地が自転車で10分など職場が近い方、終業時刻が早い方が多いです。支店や支社の異動、転職を考えるなら、職場の近さや終業時刻の早さは大事なポイントだと感じています。
時短からフルタイムになり、労働時間が増えることでお給料も上がると思います。増えた分のお金で「民間学童や送迎付きの習い事を利用」「家事をアウトソーシング」できるのもフルタイムの強みです。できるところはお金で解決し、負担を極力減らしましょう。
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フルタイム・時短勤務問わず、ワーママは基本的に定時上がりを死守したいもの。「定時で上がるキャラ」を確立するとともに、子どもの熱や学級閉鎖など、不測の事態に備えて仕事は常に前倒しで進めたいですね。仕事の進捗や懸念点について普段から上司や周囲と共有しておくと、急に穴をあけることになっても引き継ぎがスムーズです。
私のおすすめは「そこまで忙しくない時期に、困っている同僚を助けまくって感謝貯金をしておくこと」です。毎日定時で上がっても文句を言われにくく、急に休むことになっても、快く仕事を引き受けてくれる人が多くなります!
フォロワーさんの中には「ランチを抜いて仕事しています」という方がとても多いのですが、できればお昼はちゃんと食べてほしい……! なかなかむずかしいところですが、許容量を超えている仕事の場合は勇気を持って断ることも重要です。
続きは書籍でお楽しみください。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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