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親や祖父母から譲り受け、さらに子どもへ受け継ぐ宝石「ヘリテージジュエリー」。この連載では、「私のヘリテージジュエリー物語」と題して、読者から寄せられたヘリテージジュエリーにまつわる素敵なエピソードを紹介します。今回は、本当の母のように慕っていた義母からアクセサリーを贈られたという60代女性のエピソードです。
(※写真はイメージです)
義父が亡くなり、義父が建てた家にひとりで暮らしていた義母。お互いの生活のリズムを壊したくないと、義母は私達息子夫婦との同居よりも高齢者施設に入ることを選びました。
すでに母を亡くしていた私にとって、「おかあさん」と呼べる人は義母だけで、お互い実の母娘のように接していました。
ある日、引っ越しのために部屋の整理を手伝っていたとき、義母が「私はもう使わないから」と言って私に差し出した2つの箱。
ひとつの箱にはグレーパールのネックレスとイヤリング、もうひとつには、紫色のガーネットの指輪。パールはお葬式やお通夜に参列する時に身につけていた物、指輪は外出する際、その日の洋服や気分に合わせてはめていた物でした。
(※写真はイメージです)
どう見ても高価で、義母が大切にしてきた物なので、受け取らないでいると「あなたにあげたいのよ。感謝の気持ちは形にしないと伝わらないからね」と笑い、私に差し出しました。
その気持ちがうれしくて素直に受け取り、今でも大切に使っています。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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