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マイナビは5月15日、共働きの正社員20~59歳を対象に実施した「共働き世帯の正社員に聞いた仕事・私生活の意識調査2025年(2024年実績)」の結果を発表しました。
共働きの正社員に対して配偶者の雇用形態を聞いたところ、「正社員と正社員」の組み合わせの夫婦は全体の85.8%となり、「正社員とそれ以外」(14.2%)を大幅に上回りました。また、子どもがいない夫婦のほうが「正社員と正社員」の組み合わせの割合が高い傾向にありました。
共働き正社員全体の平均世帯年収は806.4万円でした。理想の世帯年収は1126.3万円で、理想とのギャップは319.9万円となっています。
子の有無別では、子どもがいない夫婦よりも、いる夫婦の方が平均世帯年収、理想の平均世帯年収ともに高い傾向が見られました。
共働きの正社員のうち、家計が苦しいと思うか聞くと46.0%が「そう思う」「ややそう思う」と回答しました。家計が苦しいと回答した人の平均世帯年収は716.7万円で、家計が苦しいと思わないと回答した人の平均世帯年収と比べて170.4万円低くなりました。
共働き正社員のうち、お小遣い制度を取り入れている割合は28.8%でした。特に50代では31.2%と高く、年代が高いほどお小遣い制度の割合も高い傾向にありました。
また、共働きの正社員のうち、奨学金の返済を行っている割合は10.2%で、特に20代では28.4%と他の年代と比べて高い結果となりました。
共働き正社員の残業や家事の時間をみると、共働き正社員全体の1ヶ月あたりの残業時間は平均15.4時間で、男女別では男性平均が18.8時間となり、女性平均(9.5時間)より9.3時間多くなっています。
一日あたりの家事時間は平均1.8時間で、男性平均は1.4時間、女性平均は2.5時間と女性の方が家事に費やす時間が多めでした。
共働き正社員の現在の役職について、全体では56.1%が「役職についていない」と回答しました。「役職についていない」男性は47.8%、女性は71.0%と、男女で20ポイント以上の差がありました。
出世意欲について聞くと、30.2%が「出世したい」と回答しました。男女別では「出世したい」男性は33.6%、女性は24.2%でした。
出世したい理由は、「できる限り、うえを目指したい(30代女性)」や「多少の責任はあるが、そこまで重くないちょうどいいポジションだと思った(20代男性)」などの意見がありました。
一方、出世したくない理由は、「仕事量や責任が大きくなるだけ(20代男性)」「周りの役職者が仕事を持ち帰っているのを普段から見ていて大変だと感じており、賃金も見合ってないと感じる(20代女性)」など、コストパフォーマンスを重視する意見のほか、マネジメント業務自体を望まないなどの意見があがっています。
調査名:マイナビ「共働き世帯の正社員に聞いた仕事・私生活の意識調査2025年(2024年実績)」調査期間:2024年11月15日(金)~11月18日(月)調査方法:インターネット調査調査対象:20~59歳の正社員の既婚者である男女のうち、配偶者が会社役員(経営者)、公務員、正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトのいずれかである人有効回答数:3,000件
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(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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