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日本財団ボランティアセンターは、 東京2020大会におけるボランティアの活躍をまとめたノンフィクションの児童書『ボランティアたちの物語 東京2020オリンピック・パラリンピックの記録』1,980円(税込)を、3月30日(水)に小峰書店より刊行した。
2020年に開催されるはずだった東京2020オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期となり、多くの会場では無観客での開催となった。205の国と地域からやってきた約1万6,000人の選手とその熱き戦いを支えたのは、約9万人のボランティア。同大会はコロナ禍での開催となり、大会を支えるボランティア活動も活動自体の喪失、あるいは役割の変更などがあった。
しかし、活動機会を得られた大会ボランティア、都市ボランティアたちはいつでも笑顔で明るく楽しそうに活動していた。
そのことを後世に残し、大会の成功を支えたボランティアの人たちの想いを子どもたちに知ってもらいたいと考え、『ボランティアたちの物語 東京2020オリンピック・パラリンピックの記録』が制作された。
主な対象は小学校高学年からだが、大人でも読み応えのある内容となっている。
ボランティアたちの、この大会に参加するための道のり、思いはどんなものだったのか。そこには9万編の物語があった。
同書では、「アスリートを支えるスポーツドクターを目指す若き医師」「東日本大震災の体験を伝える宮城県の語り部ボランティア」「南スーダン選手団とボランティア、ともに歩んだ1年9か月」「閉会式にも登場!スポーツをとことん楽しむ車いすユーザー」「聴覚障がいのあるアスリートと自転車金メダリストとの友情」「白状を片手にパラリンピックを支えた視覚障がいのある学生」の6つのボランティアの物語を紹介している。
また、書籍末尾のQRコードからボランティア活動の感想などを記載できるワークシートもPDF形式でダウンロードでき、ボランティア活動後の振り返りにも使えるようになっているのもポイントだ。
同書を読んで、過去に例のない環境下で行われた東京2020大会のボランティアについて知ってみては。
書籍詳細ページ:https://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338081726
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