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宝島社が発行している「見るだけノート」シリーズは、“大人の学び直し”をテーマに、2016年刊行の「ゼロからやりなおし!日本史見るだけノート」から始まり、心理学、経営戦略、マーケティングなど幅広いジャンルを網羅し、これまでに41タイトルを発売している。
そんな同シリーズが、2月の重版をもってシリーズ累計100万部を突破する。
「学びたいけど時間がない」「読むことが苦手」といったニーズを捉え、“本文のない本”をコンセプトに誕生した「見るだけノート」シリーズ。
同社書籍局第1編集部の井上泰編集長によると、企画のきっかけは、IKEAの組み立て説明書がテキストなしで説明できていることに衝撃を受け、“こういうものを勉強本でできたらいいな”と思ったことだったという。
また、学習本の図版は2Dのイラストやフローチャートばかりで面白みに欠けるので、仏像のイラスト図鑑を見て“3Dのイラストにしたら面白いな”と思いつき、長々とした本文は一切省いて、眺めるだけでだいたいわかる高速学習本を目指したそう。
ざっくりと全体像をつかむ、学びの入り口にもぴったりな内容のため、忙しいビジネスパーソンや勉強嫌いの大学生にもおすすめだ。
同シリーズは、ビジネス書では珍しく、ほぼどのタイトルも女性読者が半数を占めている。
学び直しをテーマに、経済学や会計学など科目のあるジャンルからスタートしたが、ターゲット層であるビジネスパーソンの「今、必要な新しい情報を学びたい」というニーズに応え、最近では5GビジネスやSDGs、デジタルマーケティングなど、ビジネスにおけるトレンドワードをテーマにしたものも発売し好評を得ている。
この機会に「見るだけノート」シリーズを読んで、おうち時間を学びの時間にしてみては。
この記事のライター
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