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九州で、おにぎりと言えばコレ。鶏とごぼうを炊き込んだ“かしわ飯”は、駅はもちろん、うどん屋さん、定食屋さん…どこにでも決まってメニューにある定番中の定番。九州を離れた今も大好きです。今回は、そんな私のソウルフード、かしわ飯の簡単レシピを紹介します!冷めてもおいしい、かしわおにぎり。行楽のお供にもぜひ!
もはや、九州限定食…とは、言い難いほど全国区となった鶏めし。こと、別名、“かしわ飯”。ダンナは広島出身ですが、やはり昔は広島では見なかったそうです。
今やコンビニにも定番おにぎりとしてラインナップされるほどの知名度!おきうと(海藻を固めたもの)とどこで差がついたのか…(泣)。
それは、さておきバック・トウ・ザ・ルーツ!てことで、改めて、九州のソウルフード!…のひとつ、“かしわ飯”をしっかり作ってみましょうか!
“かしわ飯”と一言で言っても、作り方はいろいろあって…。具材を炊き込むスタイル、具材をご飯に混ぜ込むスタイル、大きく分けると、この2つの方法がありますが、私の実家は、前者の炊き込むスタイル。
鶏とごぼうの旨味を十二分に吸ったご飯がおいしく、運が良ければ、お焦げが混ざってたりすることも。お醤油味のご飯のお焦げのおいしさと言ったら、ありませんよね。大好き!
という訳で、我が家の、かしわ飯、いきまーす。
・鶏もも肉…150g
・お米…2合
・干し椎茸…1枚
・人参…1/2本
・ごぼう…1本
・塩…ひとつまみ
・ごま油…大さじ1/2
・酒…大さじ2
・みりん…大さじ2
・醤油…大さじ2と1/2
① 干し椎茸は、一晩水につけ戻しておきます。戻し汁も捨てずにとっておきます。
② お米は研いで、ざるにあげておきます。
③ 材料を切ります。人参、干し椎茸は、千切り。ごぼうは、ささがきにし、水にさらしておきます。鶏は、余分な脂を除き、1.5cm角に切っておきます。
④ フライパンにごま油を熱し、塩ひとつまみをまぶした鶏を炒めます。あまり動かさずに、鶏肉にところどころ焦げ目がつくように炒めるのがコツ。
⑤ ④のフライパンに人参、干し椎茸、ごぼうを入れて炒め、具材に油がまわったら、酒、みりん、しょうゆを順に加えます。ごぼうがしんなりするまで、中火で煮ます。
⑥ ⑤をザルにあげ、具材と煮汁を分けます。煮汁と①の干し椎茸の戻し汁、水をあわせて、いつもの水加減にし、具材を上に広げ、炊飯ジャーでも、鍋でも、いつもと同じように炊きます。
⑦ 炊き上がったら、ざっと混ぜてできあがり!あたたかいうちに、おにぎりに握ります。
熱々の炊きたてもおいしいけれど、冷めたら冷めたで、またおいしいのが、かしわ飯の魅力。
行楽のお供にも、最高です!この秋冬、ぜひ作ってみてくださいね。そうそう、かしわ飯の焼きおにぎりもまた美味しいんですよー。こちらも、ぜひぜひ!
この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
6035
地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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