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界 加賀
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【星野リゾート】今年の夏休み旅行はここで決まり!「界 加賀」で過ごす贅沢時間

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「加賀の伝統を新たな感性でもてなす」をテーマとした、石川県にある星野リゾートの温泉旅館「界 加賀」に、俳優でフォトグラファーの染谷ノエルが訪問。そこでの体験を2回にわたってレポートします。1回目は加賀伝統工芸の九谷焼や金沢金箔を使用した風情ある内装が美しい大浴場やご当地部屋「加賀伝統工芸の間」をご紹介。趣のある場所で、ゆったりとした時間を過ごしてきました。

目次

「加賀の伝統を新たな感性でもてなす」がテーマ

加賀温泉郷の一つ、山代温泉に位置する「界 加賀」は、伝統に新しい感性が息づく温泉宿です。

1624年の創業の老舗旅館「白銀屋(しろがねや)」の歴史を受け継ぎました。国の登録有形文化財の建築棟と茶室、伝統工芸をちりばめた客室、美食家・北大路魯山人の哲学を継承した料理、迫力の加賀獅子舞など、加賀文化にどっぷりと浸れます。

公式サイトをチェック >

大浴場のコンセプトは「加賀、語り種(かたりだね)」

四季を表現した九谷焼のアートパネル

山代温泉は、約1300年前に行基という高僧が霊峰白山へ向かう途中で発見したといわれる歴史ある湯です。与謝野晶子や泉鏡花などの文人に愛され、偉大な芸術家で美食家でもある北大路魯山人も長期滞在し数々の作品を残しました。

「界 加賀」の大浴場は、加賀伝統工芸の九谷焼や金沢金箔を使用した風情ある内装が特徴的で、内風呂の見どころは、4つの九谷焼のアートパネル。

「色絵」「⻘手」「赤絵」「藍九谷」という伝統的な4つの九谷焼の様式を、それぞれ春夏秋冬にあてはめたデザインです。女湯と男湯とでデザインが異なり全部で8種類の作品があります。

露天風呂との仕切りガラスには、加賀地方のシンボルである「白山(はくさん)」が金沢金箔で描かれており、ガラスの向こう側にある松の庭を引き立てています。

月見しながら入浴ができる露天風呂

露天風呂は、男湯には力強い五葉松、女湯には優美な黒松が植えられ、まるで1枚の絵のような雰囲気です。冬には雪から樹木を守るための北陸の風物詩「雪吊り」が施され、雪国ならではの風情を感じられます。

天井には金箔を施した「朧月(おぼろづき)」の仕掛けがあり、入浴しながら贅沢な月見を楽しむことも。夜はより光り輝き、湯気によってゆらりゆらりと月が揺れているようで、まるで別世界に来た気分です。

山代温泉は、弱アルカリ性でとろりとした泉質。“美人の湯”としても評判です。

大浴場の湯上がり処には、金沢の希少伝統工芸に認定されている「加賀提灯」が吊るされています。

入浴しながら山代温泉の歴史や文化が体験できる「古総湯」

「界 加賀」を一歩出ると、古き良き公衆浴場「総湯(そうゆ)」 や「古総湯(こそうゆ)」を中心とした、「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼ばれる街並みが広がります。「界 加賀」のすぐ目の前にあるのが、古総湯です。

「界 加賀」の宿泊者は無料で利用できます。お部屋にある風呂敷を持っていくと、それが入浴券代わりに。

明治時代の総湯が復元された古総湯は、外観や内装だけでなく、入浴方法なども明治期の雰囲気を味わえる、まさに体験型博物館。

浴場内のステンドグラスや、浴室の床や壁に使われている九谷焼のタイルも当時のまま復元されています。レトロで可愛らしく、タイムスリップしたような気分になります。

いざ入浴してみると想像以上に熱い!少しずつかけ湯をしながら身体を慣れさせて入るのですが、腰まで浸かった時点で脚がじんじん。断念しそうになりますが、お湯がやさしいので高温でも入りやすいのが古総湯の特徴です。

朝6時から利用でき、目が覚めるような熱さなので朝風呂に最適。

2階は湯上がりに涼むことができる休憩所。ステンドグラスが映し出す光と、窓から入ってくる風が心地いい!

リラックスムードで「温泉いろは」に参加

入浴前には「界 加賀」の湯守りが、山代温泉の歴史とともに泉質や効果的な入浴法を説明してくれる「温泉いろは」へ。

まずは、ビーズソファに座ってリラックスした状態で、湯守りの説明を聞きます。その後に実践しながらストレッチをレクチャーしてもらいます。

入浴中や寝る前にできるストレッチなど、すぐにでも取り入れやすい内容です。

ご当地部屋「加賀伝統工芸の間」

「界 加賀」は、全48室が加賀友禅などの伝統工芸を随所に取り入れた「加賀伝統工芸の間」。ローベッドとソファでゆったりくつろげる空間です。

茶器セットは、五彩の釉薬で描かれた壮麗な装飾を特徴とする高価な器、九谷焼。ソファでのんびりと座りながらはもちろん、テラスに出て目の前に広がる景色を眺めながらのお茶タイムも楽しんで。

寝室のパネルやベッドライナーに取り入れられているのは加賀友禅。優雅な時間を演出してくれる設えは、部屋によって違います。

ベッドスペースとソファスペースを仕切るふすまには、加賀水引が施されています。

48室のご当地部屋のうち18室は、温泉露天風呂付きです。夕方に露天風呂に入ると、夕陽がチラチラと差し込んで美しい影が落ちます。

外からは見えないようになっていますが、それでも解放感があり、風を浴びながら気兼ねなく入浴できます。

空がドラマチックに染まるサンセットタイムも見逃せません。

器と料理のマリアージュを楽しむ夕食「特別会席」

夕食は、「界 加賀」の前身である「白銀屋」に滞在した美食家・北大路魯山人の、「器は料理の着物」という言葉にならい、器にもとことんこだわった会席料理です。

宝石箱のような「宝楽盛り」。「中にはどんなお料理が入っているのだろう」とワクワクしながら蓋を開けます。

揚げ物が盛られた器は、北大路魯山人が描いた絵を現代風にしたもの。春を感じるふきのとうの天ぷらはサクサクで美味です。

蓋物は「湯葉茶巾」。北大路魯山人の漆芸作品を代表する日月椀をモチーフとした器で提供されます。

日本海の高級魚、のどぐろの旨みがぎゅっと詰まった「のどぐろの土鍋ご飯」。脂がのっていて、くせのない美味しさが特徴です。

一つひとつの料理に合わせて九谷焼や山中漆器の若手作家に作ってもらったオリジナルの器と、旬の食材を使用した料理とのマリアージュを楽しんで。

郷土料理「いしる鍋」がいただけるご当地朝食

「界 加賀」のご当地朝食は、石川県の郷土料理「いしる鍋」。

「いしる」とは、イカやイワシを発酵させて作った石川県伝統の魚醤のことで、ここではイワシのいしるをベースに仕立てたお鍋をいただけます。出汁の心地よい香りと、上品でやさしい味わいが特徴です。

古くから醤油作りが盛んだった金沢の大野という町で生まれた、醤油の旨みと香りが凝縮した「お醤油スパイス」は、お豆腐にかけてパクリ。かけてすぐはサクサク食感なのに、しばらくするとふんわりと溶けていくのが不思議で面白い!

砂糖不使用の金沢伝統の米あめと石川県産の食材で作られた「金沢あめちゃんジャム」がかけられたヨーグルトは、朝にぴったりなやさしい甘さです。朝食も料理に合わせた九谷焼の器で提供され、朝から優雅な気分です。

朝食前には「おはよさーん体操」に参加して、座位になり、ゆっくりと身体を目覚めさせましょう。温泉入浴と体操で血流の改善を促します。

次回は「界 加賀」でできるアクティビティを紹介!

今回は、大浴場やご当地部屋「加賀伝統工芸の間」、そして豪華な夕食などをご紹介しました。

「界 加賀」で体験できるアクティビティを紹介した記事も、併せてチェックしてみてくださいね!

界 加賀の予約はこちらから! >

温泉旅館「界 加賀」基本データ

<住所>〒922-0242 石川県加賀市山代温泉18-47
<TEL>050-3134-8092(9:30〜18:00)
<駐車場>あり

行き方・アクセス

<車>北陸自動車道「加賀IC」から約15分
<電車・タクシー>JR西日本北陸本線「加賀温泉駅」からタクシーで約10分

※この記事は2023年4月の取材内容に基づき執筆されています。時期により、イベントや食事などの内容が変更になっている可能性があります。詳細は「界 加賀」にお問い合わせください。

星野リゾートの温泉旅館「界」をチェック >

PROFILE


染谷ノエル(Noel Someya) / 俳優・フォトグラファー

東京都出身。演劇を学ぶため中学卒業後に単身渡英し、ノーサンプトンのBosworth Independent Collegeなどに通う。4年半後に帰国、上智大学にて英文学を専攻。在学中より劇団、東京ジャンクZに所属、舞台俳優のキャリアは15年目を迎える(2023年時点)。写真は留学中、"Photography"の授業がきっかけで本格的に取り組むようになった。旅や日常をドラマチックに切り取る表現を得意とし、雑誌やWEBメディアなどでの作品掲載多数。 撮影、執筆、被写体の三役をこなすキャリアを活かし、取材、連載などでも活躍する。

Twitter: @noel_engeki
Instagram: @noelle.s12

STAFF
Photo&Writing:Noel Someya 
Edit:michill編集部



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