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【医師監修】子宝に恵まれる!? 妊活中に知っておきたいサプリの基礎

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そろそろ子どもが欲しい! 体調を整えたいけど具体的に何をしていいのかわからない…。そんな方に向けて「サプリの基礎知識」を紹介します。

この記事の監修ドクター

パークサイド広尾レディスクリニック内山明好 院長 浜松医科大学医学部卒業。医学博士。同大学整形外科学入局、ハーバード大学骨疾患研究所留学。その後エーザイ株式会社、グラスソ・スミスクライン株式会社にて臨床開発、薬事、薬剤安全性等の部門長、 担当役員を歴任後、株式会社アーテイジ代表取締役社長として遺伝子検査やサプリメントを用いた健康増進事業に取り組む。 現在、医療法人社団宗友会パークサイド広尾レディスクリニック理事長・院長。 http://www.ladies-clinic.or.jp/

「子宝に恵まれるサプリ」は本当にあるの?

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妊娠を望むようになると、体を冷やさないようにしたり、食べ物に気をつけたりなど注意することが増えますよね。そして多くの方が、サプリメントを飲みはじめるのではないでしょうか。サプリメントは、不足しがちな栄養の摂取をサポートしてくれるというメリットが期待できます。過度な期待をすべきではありませんが、このような健康管理を通じて、妊娠の準備ができた健康体に近づくことができるでしょう。

知っておきたい「サプリの定義」

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サプリメントは健康増進に寄与しますが、その効果を期待し過ぎたり、軽視しすぎたりするのも問題です。栄養バランスの良い食事は、健康をキープする上で欠かせません。サプリメントにはそのサポート役となることを期待しましょう。

サプリは薬ではない

サプリメントは、医薬品(薬)ではなく、食品の中の「健康食品」に分類されます。健康食品の中も「保健機能食品」と「いわゆる健康食品」に分けられますが、サプリメントは後者の「いわゆる健康食品」の中の1つです。「保健機能食品」と「いわゆる健康食品」の違いは何かというと「機能表示が可能かどうか」という点です。機能表示は、健康増進法という法律に基づいて国から認定されますが、サプリメントなどの「いわゆる健康食品」では表示できません。

サプリに期待できる役目とは

実は「サプリメント」という名前に、法律的な定義はありません。しかし一般的には「健康維持の目的で不足しがちな栄養を補う食品」というように考えられているかと思います。したがってサプリメントは「栄養不足を補うこと」はできても、「摂取するほど健康になる」というような効果はのぞめません。

サプリで「妊娠に不可欠な健康維持」を目指す

「毎日の食事に加えて、足りない栄養素に関してはサプリメントで補う」。このようにして栄養バランスを整えることは、妊娠に不可欠な健康の維持につながることが期待できます。なお、サプリメントに限らず健康食品は、管理体制・安全性・有効性など多くの点で、メーカーや製品ごとにばらつきがあるとも考えられています。そのためサプリメントを取り入れる方は、それぞれのサプリメントをしっかりと比較して選んでください。

子宝に恵まれたい方が「飲むべきサプリ」

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厚生労働省では、ビタミンB群の仲間である「葉酸」などは、妊娠前からサプリメントの形で摂取することを推奨しています。サプリメントに期待できる働きの範囲をしっかりと把握しておけば、上手に利用することができます。

葉酸

葉酸は、妊娠中の女性とお腹の赤ちゃんの健康を維持し、お腹の赤ちゃんの病気である神経管閉鎖障害の発症率を下げるという働きで知られていますが、飲み始める時期は「妊娠前からが良い」のです。

葉酸は、血液に含まれる赤血球が作られるときに使われるため、葉酸を積極的に摂ることは貧血予防や血行改善などにも効果が期待できます。これによって着床(受精卵が定着すること)の可能性が高まるとも言われています。

さらには、妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間、十分な葉酸の摂取によって、赤ちゃんの先天的な障害の1つ「神経管閉鎖障害」が予防できると考えられています。神経管閉鎖障害は、本来なら脳や脊髄を収める神経管がうまく閉まらなかった障害です。一番症状の重い「無脳症」から症状の比較的軽い「潜在性二分脊椎症」までその症状はさまざまです。

このように葉酸は、妊娠を望む方ならば、真っ先に摂取したい栄養素といえます。実際に厚生労働省も「食品からの摂取に加え、1日0.4mgの葉酸をサプリメントなどで補うことが望ましい」と推奨しています。ただし他の病気を隠してしまう可能性があるので、1日1mgを超える過剰な葉酸の摂取はやめましょう。

鉄は、血に含まれる赤血球の材料となるミネラルで、特に月経の出血量が多い女性は多く摂るべきとされています。また妊娠の初期から摂取量を増やすべき栄養素です。

妊娠中は、貧血の傾向になることが多く、十分な量を摂取しておく必要があります。鉄は、余分に摂取しても、脾臓・肝臓・骨髄などに蓄えられ、不足したときに利用することができます。そのため、日ごろから不足なく鉄を摂取することが、妊娠に向けて体内に鉄を蓄えることにもなります。

なお、検診等で貧血を指摘される妊娠前の女性は、鉄の摂取量が慢性的に足りていない可能性が考えられます。特に、赤身の肉や魚、レバーなどが嫌いと言う方は、鉄分不足の疑いが高いと考えるべきでしょう。これは、鉄の中でも吸収が良い「ヘム鉄」が動物性食品に多く含まれているためです。いずれも鉄の摂取量が不足気味の方は、食生活を見直したり、鉄のサプリメントを併用したりすることがおすすめです。

ビタミンB群

ビタミンB群には8つの種類がありますが、実は葉酸もビタミンB群の仲間です。ビタミンB群の特徴として「これら8種類が相互に働く」という性質があります。どれか1つだけを摂るのではなく、ビタミンB群の全てがバランスよく取れるようにしなければなりません。特に、妊娠前後に不可欠な葉酸にしっかりと働いてもらうために、ビタミンB群全体をしっかり摂ることが不可欠です。それでは、葉酸以外のビタミンB群の主な働きをご紹介します。

【ビタミンB1】 疲労回復に効果を発揮します。赤ちゃんの成長に伴って母体が必要な摂取カロリーも増えていきますので、それに伴ってビタミンB1の必要量も増えると考えられます。

【ビタミンB2、B6】 成長促進に効果を発揮します。妊娠中はやはり、これらのビタミンの必要量も増えると考えられます。

【ビタミンB12】 貧血予防に効果を発揮します。葉酸と同じく赤血球を作る際に使われ、葉酸と一緒に働く重要なビタミンといえます。これも、妊娠中に必要量が増加します。

【ナイアシン】 健康な粘膜・皮膚を維持する効果があります。妊娠中の必要量が増加するわけではありませんが、普段と同じように不足なく摂取しておきたいビタミンといえます。

【パントテン酸】 エネルギーを生み出す効果を持っています。妊娠中の必要量は増加しませんが、通常通り不足なく摂取してください。

【ビオチン】 血糖値の低下に効果を発揮します。妊娠中の必要量は増えませんが、過不足のない摂取を通常通り心がけてください。

亜鉛

亜鉛は不足しがちなミネラルとして知られています。特にアルコールをよく飲む方の場合には尿から排泄されやすくなり、また体への吸収量が減少するため、不足していることも多くあります。

亜鉛は「生殖機能の維持」に重要な働きを果たしており、不足した場合には様々な影響が出ると考えられます。女性の場合は女性ホルモンが乱れることで、生理周期などに影響が出ることがあります。男性の場合は、インポテンス(性的不能)へとつながるほか、精子の生成に問題が出るといわれています。なおオランダで行われた研究では、葉酸と亜鉛の摂取が、正常な精子の数の増加につながったという結果も出ています。

少なくとも、これから子宝に恵まれたいというご夫婦やカップルならば「不足なく摂取したい栄養素の1つ」と言えるでしょう。

ビタミンC

葉酸を体内で使われやすい形(活性型)に変換する働きがあります。ビタミンB群と同様に、葉酸にしっかりと働いてもらう上でメリットが期待できるビタミンです。

サプリの選び方

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1日の必要摂取量(推奨摂取量)が手軽に摂れる

サプリメントの栄養成分の含有量は、製品ごとにバラバラです。リーズナブルな価格の製品でも、1粒1粒の成分含有量が少なければ、結果として割高ということも考えられます。そして、1日の必要摂取量(または推奨摂取量)を補給するために、たくさんの量を飲まなければならない可能性もあります。

サプリメントを選ぶ際には、1日の必要摂取量(または推奨摂取量)が1粒〜数粒以内で取れる製品をピックアップしましょう。

品質管理がしっかりしている

「良い原料を使っていること」と「製品の管理がしっかりと行き届いていること」は別の問題です。品質管理体制がしっかりしていないと、製品ごとの品質にムラが出ますので、口に入れる上での安全性も怪しくなってきます。そのため、製造に際して品質管理をしっかりと考慮しているメーカーのサプリを選びたいところです。公式ホームページを見て、品質管理をチェックするのもいいでしょう。

なお、日本ではまだ法的に義務付けられてはいないものの、健康食品の品質管理に関するガイドラインを厚生労働省が発表しています(*2005年2月)。これは「健康食品GMPガイドライン」と呼ばれるもので、製造工場の衛生・製造・規格・管理点検・補修など多岐にわたる項目に対して、客観的な評価と認証を与えるものです。第三者的な基準が適用されますので、こちらを採用しているメーカーの製品は、安全性が高いと考えられます。

まとめ

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子どもを望む方は、やはり健康維持が大切です。そして健康維持にはサプリメントの知識が役に立ちます。女性のみならず、男性の健康維持にも役立つ栄養素がありますので、夫婦でサプリメントを賢くとりいれましょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年3月1日

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