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【医師監修】赤ちゃんの体重・月齢ごとの平均と増えない原因&対策

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生まれたての赤ちゃんは、驚くくらいの速さで成長していくもの。自分で意思表示できない赤ちゃんにとって、体重の増減は健康かどうかをはかるバロメーター的な役割もあります。日々の体重をこまめにチェックして健康状態を見極めるポイントにしましょう。

この記事の監修ドクター

おひさまこどもクリニック金髙太一先生 十条駅すぐ。小児科専門医。3児の父。感染症、アレルギーが得意です。HPも自信作です、ご覧下さい。 http://ohisamakodomo.com/

月齢ごとにみる赤ちゃんの平均体重

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赤ちゃんの体重は、どのように増えていくものなのでしょうか? 月齢順に体重の変化をみていきましょう。

<月齢順赤ちゃんの体重変化>

(※平成22年度の乳幼児身体発育調査結果より)

生後0ヶ月から1歳までの体重は、1年弱で約3倍になっているのがわかります。1年ちょっとで体重が3倍なんて、ものすごいスピードで成長していますよね。体重の増加は赤ちゃんの健康状態をはかるバロメーター。グラム単位で計測できる赤ちゃん用の体重計のベビースケールなどを使って、毎日計測するのが理想的です。

減少傾向にある赤ちゃんの体重

ここ最近では、全体的に赤ちゃんの体重は減少傾向にあるようです。新生児の体重のピーク時である昭和55年の調査時では男児の体重は3230g、女子で3160gだったものが平成22年の調査で男児の体重は2976g、女子で2911gとなっています。男児で-254g、女児で-249gといった結果がでています。

低体重で産まれる赤ちゃんが増加している背景

低体重で産まれる赤ちゃんが増加している背景として、まず第一に考えられるのは細身のママが増えているということ。ママが細いということは骨盤なども狭いため子宮内で赤ちゃんが大きくなることができないといわれています。また、妊娠期間中にもスタイルを気にするママもいるのだとか…。妊娠中のママは赤ちゃんとママ自身、二人分の栄養をしっかりと摂取しなくてはなりません。

ママの摂取カロリーが少ないと、お腹の中の赤ちゃんに栄養がいかないことも。こんな栄養失調の状態では普通の体重の赤ちゃんが産まれるとは言えませんよね。妊娠糖尿病などの病気もあるので、増えすぎもよくないですが、産婦人科で相談しながら、体重増加を確認していくと良いでしょう。

さらに、妊娠中でも喫煙や飲酒がやめられないママさんが増えていることも低体重の赤ちゃんが産まれてしまう原因のひとつになるといわれています。タバコや飲酒、過度なダイエットは低体重児のリスクが高まる原因というのは明らかです。妊娠に気づいたら、タバコや飲酒、ダイエットは絶対にやめるべき行為といえます。ダイエットや飲酒、喫煙の他にも早産や妊婦の歯周病の悪化なども赤ちゃんが低体重で生まれてきてしまう原因になるとされています。

「小さく産んで大きく育てる」という言葉もありますが、低体重児がいいとされているワケではありません。一般的には2,500g未満の子を低体重としています。低体重でも健康的にすくすくと育っている子どもは大勢いますが、中には命を落としてしまったり、障害や病気を抱えて生まれてきてしまったりするリスクもあります。

産まれてすぐは体重が減る?「生理的体重減少」とは?

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産まれてから3~4日間にみられることが多い「生理的体重減少」。これは赤ちゃんが胎便や尿を排泄したり、赤ちゃんもママも哺乳や授乳に慣れていないために、体重が減少してしまうことをいいます。この現象は母乳育児やミルク育児などとは関係なく起こるものです。

「体重が減る=不調」と考える人が多いかもしれませんが、この生理的体重減少は起こらない方が心配といえるでしょう。生理的体重減少がない場合、皮膚からの水分蒸発や便尿の排泄がうまくおこなえていない可能性があるので、注意した方がいいですね。

生理的体重減少率の計算方法

生理的体重減少率の目安は母乳育児で平均5~7%、ミルク育児で3~5%といわれています。生理的体重減少率の計算方法は以下の計算式で計算することができます。

(出生児の体重-現在の体重)÷出生児の体重✕100=生理的体重減少率

この計算式で算出した生理的体重減少率で10%を超える数値が出た場合は赤ちゃんの哺乳に何らかの問題が起きている可能性も考えられます。早めに病院で診てもらった方がいいといえるでしょう。

赤ちゃんの体重が増えない理由

生理的体重減少の時期を過ぎても、体重が増えないと赤ちゃんの健康状態が心配になりますよね。5日以上続けて体重の減少が起こるようなら、何らかのトラブルが起きている可能性も考えられます。

通常なら赤ちゃんの体重は生後1〜3ヶ月の間は一日に25~30g程度、生後4~6ヶ月は20~25g程度、生後7~9ヶ月は10~20g程度、生後10~12ヶ月は7~10g程度と一日一日確実に増えていきます。トラブルの可能性を下記に紹介します。

エネルギー不足も体重が増えない原因になる

新生児の場合、室内の温度が低すぎると体重が増えないこともあります。これは体温を保つためにエネルギーが消費されて、摂取したカロリーより消費カロリーの方が多くなってしまうため。摂取エネルギーより消費エネルギーの方が多くなれば、脂肪として蓄積されているエネルギーも消費されてしまうので体重が増えないどころか減少してしまうこともあります。

また、体を動かすことが大好きな赤ちゃんは手足をバタバタと元気よく動かしているため、一般的な赤ちゃんよりも運動量が多く、消費カロリーが多くなっていることも。この場合、室内の温度が低すぎる時と同様に、エネルギーをより多く使うためエネルギー不足になってしまいがちです。

赤ちゃんに母乳やミルクを与えるときには目安として提唱されている量や回数がありますが、目安は絶対ではありません。必要な摂取カロリーは赤ちゃんによって異なります。目安はあくまで目安。母乳やミルクを与える回数を目安通りに決めていると必要な摂取カロリーが足りず、体重が思うように増えていかない場合も。元気がいいのに体重が増えない場合は、赤ちゃんの様子を見ながらその子にあった適量のミルクや母乳を与えることが大切です。

母乳トラブルの可能性も

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生後5ヶ月くらいまでの赤ちゃんは母乳かミルクのみで栄養を摂取しています。ミルクではなく母乳だけで赤ちゃんを育てている場合、ママが思っている以上におっぱいをきちんと吸えていないなどの可能性も出てきます。

母乳をたくさんあげているのに体重が増えていかない…と思ったら、ミルクと母乳の併用を考えてみるのがいいかもしれませんね。母乳だけで育てる方がいいと思われている方もいますが、絶対にそうだとは言いきれません。赤ちゃんの栄養状態を良好に保つためには母乳だけにこだわらず、ミルクとの併用で赤ちゃんを育てるのもベターです。おっぱいを30分以上くわえている、授乳の間隔が1時間程度と短い、などは母乳不足の可能性を考えるサインです。

何でも目安通りにはいかない子育て

初めての子育ての場合、ミルクの量や睡眠の回数、おしっこの回数などわからないことだらけなので、ある程度の目安は必要ではありますが、前述したように目安にとらわれすぎるのもあまりいいとは言えません。赤ちゃんもそれぞれ違い、一人ひとり個人差があるからです。

おっぱいをたくさん飲む子もいれば、あんまり飲まない少食の子もいますし、活発に動く子もいればじっとしているのが好きな子もいます。このように赤ちゃんにも色々なタイプの子がいるわけです。つまり、あまりミルクを飲まない子には必要なカロリーを摂取するためにもおっぱいを与える回数を多くする必要がありますし、活発な子には消費カロリーを補うためにもっと多くの量を与えなくてはならないということです。

摂取カロリーを増やすための赤ちゃんの食事

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赤ちゃんの体重を増やすためには摂取カロリーを増やす必要があります。特に生後半年くらいにスタートさせる「離乳食」や「補完食」は赤ちゃんの摂取カロリーを増やすためのキーポイントとなるものです。

離乳食と補完食の違い

まず、「離乳食」はその文字の通り「乳離れをするための食事」という意味のものです。乳離れをするために母乳やミルク以外の食事にだんだんと慣れさせ、普通の食事を食べられるようにするのが離乳食です。この離乳食というものに対し、WHOでは「補完食」という言葉を使っています。補完食は生後半年をこえた赤ちゃんにミルクや母乳では足りない栄養素を補うためのものと位置付けているものです。

補完食や離乳食はいつから始める?

現在、日本で推奨されている離乳食の開始時期は月齢5〜6ヶ月とされていますが、WHOが推奨する補完食でも月齢6ヶ月が望ましいとされています。

この月齢6ヶ月というのは母乳やミルクで得られる栄養だけでは必要とされる栄養が補いきれなくなる時期です。そして、月齢6ヶ月になるとほとんどの赤ちゃんがいろいろな食べ物を口から摂取できる準備ができている時期でもあります。

<補完食や離乳食を始める目安> ・首や腰がすわっている ・スプーンを口に入れることができる(異物感の有無) ・離乳食は時間を決めて進めるので生活のリズムが整っていることも重要 ・大人の食べ物を欲しそうに見ている ・ミルクをあげてもすぐにお腹が空いてしまう

このような条件が揃っていたら補完食や離乳食を始める合図です。特に「ミルクをあげてもすぐにお腹が空いてしまう」場合は体に必要な栄養が足りていない場合があるので、ミルクをあげていても体重が増えない、減少してしまうことも考えられます。

まとめ

赤ちゃんの体重の増減は、それぞれ意味があり、赤ちゃんの成長過程のひとつ。「生理的体重減少」と減少することが成長の証というものもあれば、単純に体重が増えることが健康の証というものもあります。体重の増減は赤ちゃんの健康状態を確認する目安にもなるものです。ちょっとした変化でも気づけるよう、赤ちゃんの体重はこまめにチェックし、何か気になることがあれば病院に相談するようしましょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年3月2日

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