ランドセルが90%も軽くなる!? 重いランドセルを軽くするスティック「さんぽセル」発売

更新日:2022年4月20日 / 公開日:2022年4月20日

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悟空のきもちTHE LABOは4月19日、ランドセルをいつでもキャリー化できる2本のスティック「さんぽセル」を発売しました。栃木県の小学生の双子たちが中心となって開発したもので、重いランドセルの体感を約90%軽くします。

小学生の子どもが発案したアイデア商品

教科書の大型化などで重くなっているランドセル。実際の6年生が利用する8教科の教科書を比較すると、2002年と比べて大型化し、合計の重さは約2倍という調査もあります。

小学1年生の平均体重は20kgで、平均的なランドセルの重さは6kg。60Kgの大人に当てはめてみると、2リットルのペットボトル9本に相当する18kgを背負っている計算に。立ってるのもつらくなるほどの重さで、成長期の健康被害の原因とも指摘されています。

そんな重いランドセルを何とかしようと、ランドセルをキャリー化できるスティックを小学5年生の双子たちが発案。特許も申請しました。教科書の大型化などで重くなったランドセルに反撃する「小学生による小学生のための製品」として2021年末に発表したところ大反響。現在の予約は4カ月待ちとなっています。

同商品は、既存の国内すべての規格のランドセルに取り付け可能です。キャリー時の体感荷重は、ランドセル5キロ時で体感「約500g」に軽減。背負った時と比べて、約90%も軽く感じられます。消耗のあるタイヤ部分は交換できるため、長期間の使用が可能。収益の一部は、廃校の遊び場への活用に利用されます。

500キロにわたる歩行耐久試験も実施

同商品は当初1月に販売予定でしたが、実際に試作品を小学生たちに使ってもらったところ想定外の使い方で耐久性の問題が発生。構造をいったん白紙化して、自動車の安全部品などを手掛ける栃木県・アオキシンテックの職人たちの協力を得て、問題箇所の構造を変更しました。同時に開発に協力した大学生たちによる合計500kmの歩行耐久試験も実施。多くの人々の協力をもとに製品化した「さんぽセル」が、いよいよ発売です。

「さんぽセル」概要

・重量:280g ・価格:5,940円 ・製品ホームページhttps://the-labo.com/sanposeru.html

悟空のきもち THE LABO https://the-labo.com/

(マイナビ子育て編集部)


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