古いけど新しくて、どこか懐かしい。生まれ変わった旧吹屋小学校の公開がスタート

更新日:2022年4月26日 / 公開日:2022年4月26日


7年の時を越えて、岡山県指定需要文化財である旧吹屋小学校がよみがえり、「日本遺産認定ジャパンレッド発祥の地 -弁柄と銅の町・備中吹屋-」のストーリーに、ノスタルジックな1ページが加わった。

岡山県の重要文化財


ベンガラと銅の町・備中吹屋にたたずむ旧吹屋小学校。明治33(1900)年に東西校舎、同42(1909)年に本館が完成し、平成24(2012)年の閉校まで国内最古の現役木造として使用されていた。

また、平成15年(2003)年には、明治時代後期を代表する擬洋風の学校建築として、岡山県の重要文化財に指定されている。

一般公開スタート


この貴重な文化財を後世に残すため、7年にわたって行われた保存修理工事が3月末に完了し、4月21日(木)から一般公開が始まった。

生まれ変わった旧吹屋小学校へ


校舎内には、明治時代の懐かしい教室が再現されたコーナーや、XRを使って日本遺産の魅力を体験できるコーナーなどが設置されている。


また、特殊メガネをかけると、3Dの映像などがメガネの視界の中に広がる。

吉岡銅山跡の様子を再現したCG映像を360度見ることができるほか、仮想の鍵盤を弾くと百年オルガンの音色を奏でられる。


古いけど新しくて、どこか懐かしい。生まれ変わった旧吹屋小学校。

「ジャパンレッド」発祥の地


標高約500mの高原上に忽然と出現する「赤い町並み」。かつて国内屈指の弁柄と銅生産で繁栄した、鉱山町・吹屋である。

吹屋で生産された赤色顔料の弁柄は全国に流通し、社寺などの建築や九谷焼・伊万里焼や輪島塗等、日本を代表する工芸品を鮮やかに彩り、日本のイメージカラーである「ジャパンレッド」を創出した。


富を得た商人たちは、赤い瓦と弁柄で彩色された格子で家々を飾り、今も残る町並みは独特の景観を醸し出し、訪れる多くの人々を魅了している。

また、周辺には、弁柄工場跡や銅山跡等も残り、「ジャパンレッド」を創出した往時の繁栄をしのばせている。令和2年6月19日(金)に認定。

古いけど新しくて、どこか懐かしい。生まれ変わった旧吹屋小学校へ訪れてみては。

■旧吹屋小学校
場所:岡山県高梁市成羽町吹屋1290-1
開館日時:午前10時~午後4時(12月29日~1月3日を除く)
入館料:大人500円、小・中学生250円、幼児無料 ※XR体験料1,000円
公式サイト:https://fukiya-japan.red/fukiyaschool/



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