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愛知「住み続けたい街ランキング2022年版」住民評価1位は名古屋市おさえ長久手市!

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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愛知「住み続けたい街ランキング2022年版」住民評価1位は名古屋おさえ長久手市!

例年、「住みたい街」のランキングを発表しているリクルートが、2022年は住民の実感調査による「住み続けたい街」のランキングを発表。再開発や再整備、注目の施設の開業など、変化が著しい愛知。今住んでいる住民が「住み続けたい」街とは……?! どんな街が上位なのか、評価されたポイントなど、愛知県春日井市生まれ、現在名古屋市に住み続けて18年の筆者と一緒に見ていこう。

2022年「住み続けたい街(駅)」は、2020年「住みたい街(駅)」とは大きく違う顔ぶれに!

今回の「住み続けたい」街(自治体・駅)ランキングは、愛知県内の街(自治体・駅)について、居住者に「今後もお住まいの街に住み続けたいですか?」と聞いた結果をランキングしたもの。

「住みたい街」は、住んでみたいと思われている憧れの街だといえるが、「住み続けたい街」は、住民の居住継続意向によるもの。住み替えの際に参考となる多様な視点を提供することが、この調査の目的になっている。

[愛知県]住み続けたい駅ランキング

「住み続けたい駅」TOP10は、長久手市の駅である3位「はなみずき通」と、一宮市の駅である9位「観音寺」以外、すべて名古屋市内にある駅となった。

前回2020年には、「SUUMO住んでいる街実感調査」として「住民に愛されている街(駅)」ランキングを発表しており、こちらは1位「いりなか」、2位「御器所」、3位「覚王山」で、「荒畑」と「はなみずき通」も8位と9位にランクイン。今年の「住み続けたい街」と似た顔ぶれとも言える。

ところが、同じく前回の2020年発表の「住みたい街(駅)」ランキングでは、1位「名古屋」、2位「金山」、3位「豊橋」という大きく違った結果だった。こちらは7位に繁華街の「栄」もランクインしている。

これらのランキングから、「住んでみたい」と思われている街は、リニア中央新幹線開業への期待感なども込めて、再開発が進む都市部の街。一方で、実際に今住んでいる住民から愛され、「住み続けたい」と思われている街は、利便性のほかに住宅街としての顔を持った、下町らしさや自然が残る街という印象だ。

「住み続けたい街」(駅)1位は、歴史と新しさが共存する「覚王山」!

それでは、「住み続けたい街」(駅)ランキング上位の街について見ていこう。

1位「覚王山」は、オフィスや商業施設が集まる「名古屋」や「栄」にも直通の地下鉄東山線沿線の駅で、名古屋市千種区に所在。シンボルは覚王山日泰寺で、駅を出るとすぐに400mほどの参道が続き、商店街が広がる。レトロな雰囲気の食堂などのほか、東海発祥のドーナツ店やパティスリーといった人気店も軒を連ね、新旧の良さが合わさる街だ。住民も街の魅力として「雰囲気やセンスのいい、飲食店やお店がある」という項目を上位に挙げている。

覚王山日泰寺(写真/PIXTA)

覚王山日泰寺(写真/PIXTA)

春夏秋に開催される「覚王山祭り」など地域の行事も盛んなので、世代を問わず楽しめる。また、一帯は古くからの住宅地で、特に本山方面にかけて広がる丘陵地は、閑静な住宅街として知られる。

2位「御器所」、4位「いりなか」、5位「荒畑」、8位「八事日赤」の4つは名古屋市昭和区の駅。一体は大学や高校が集まる文教地区で、それぞれの街の住民が、街の魅力の上位に「教育環境が充実している」ことを挙げた。

なかでも、2位「御器所」は駅徒歩圏内に名古屋柳城短期大学、名古屋国際高校・中学校などがある。また、女子バスケットボールの強豪校として全国に知られる桜花学園高校も。

御器所駅は昭和区役所や保健所とエレベーターで直結し、各種手続きや健診に便利。広路通沿いには24時間営業のスーパーや飲食店が並び、生活利便性も高い。地下鉄は市内中心部を南北に走る桜通線と、東西に走る鶴舞線の2路線が乗り入れ、通勤や通学に便利だ。鶴舞線は名鉄豊田線とも直通であるため、豊田市駅へも好アクセスだ。

注目なのは、住民による街の魅力として挙がった項目に「周囲の目を気にせず自由な生活ができる」が入っていること。目立つ施設がある街ではないけれど、交通利便性が高く必要なものがそろうので、充実した毎日が過ごせそうだ。

同じく名古屋市昭和区内にあり、教育環境が注目を集める4位「いりなか」は、南山学園(私立)の小中高・大学までの最寄駅。南山学園には名古屋都市景観重要建築物等に指定された建物があり、景観も美しい。また、駅からすぐにある隼人池公園では、季節ごとに花見や紅葉が楽しめるなど自然と触れ合える魅力も。人気の駅「八事」と「川名」の間に位置し、「八事」の興正寺は参道でのマルシェが好評だ。「川名」は複合遊具がある「川名公園」がファミリーに人気で、遠出しなくても地元で楽しみが見つかりそう。

川名公園(写真/PIXTA)

川名公園(写真/PIXTA)

千種区「本山」から昭和区「八事」方面へ南北に走る四谷通は、山手通や山手グリーンロードとも呼ばれ、周辺は「四谷・山手通都市景観形成地区」に指定されている。丘陵地帯である八事山のなだらかな坂やカーブはドライブするのも楽しい。道沿いには名古屋大学や南山大学をはじめ大学が集中し、キャンパスタウンとしても知られる。

古くは実業家の保養地としても発展した丘陵地帯であることから、周辺にはゆとりある区画割の住宅街が広がる。8位「八事日赤」までの八事エリア一帯は、緑を残しつつ洗練された雰囲気を醸し出す、憧れのエリアだ。

3位「はなみずき通」は、長久手市にある愛知高速交通東部丘陵線リニモの駅。名古屋市の東端にある「藤が丘」の隣駅で、名古屋市とも行き来しやすい。市のランドマークでもある長久手市中央図書館の最寄駅でもあり、図書館のほか長久手市文化の家に繋がる道は、図書館通りと呼ばれて親しまれている。周辺にはベーカリーやカフェなどのほか、遊具が豊富な後山(うしろやま)公園があるなど、駅周辺に施設が充実しているのも生活のしやすさにつながっているのだろう。

住民による街の魅力項目1位が「街の住民がその街のことを好きそう」、2位が「人からうらやましがられそう」、3位が「子育て環境が充実している」というのも納得。

「住み続けたい自治体」の第1位は、今秋「ジブリパーク」が第1期開業する長久手市!

[愛知県]住み続けたい自治体ランキング

次に、「住み続けたい自治体」についても見ていこう。TOP10の自治体のうち、7つは名古屋市の行政区。一方で名古屋市に隣接の市もランクインしていて、名古屋市中心部へのアクセスの良さと住環境が両立したエリアも高評価だった。

そんな、「住み続けたい自治体」ランキングの1位は、名古屋市16区を抑えて市外の長久手市!「住み続けたい駅(街)」3位の「はなみずき通」駅を擁する市だ。

街の魅力の評価で、「子育てに関する自治体サービスが充実している」をはじめ、多くの項目で自治体ランキング1位と、住民から高い評価を得た長久手市は、名古屋市名東区や日進市に隣接。名東区の駅「藤が丘」から豊田方面に延びるリニモ沿線の街だ。人口1人当たりの都市公園面積が県内1位で、緑が多いことが特徴。

人口は増加傾向で、市民の平均年齢が40.2歳(2020年国勢調査)という「日本一若い」街としても知られる。市内には愛知県立大学をはじめ大学が点在し、子育てファミリーも多い。

リニモ「長久手古戦場」駅前に映画館を併設するイオンモール長久手があり、「公園西」駅前にはIKEA長久手があるなど、商業施設が充実。そして2022年11月1日には、自然と共存し里山の景観を維持した愛・地球博記念公園内に、「ジブリパーク」が第1期開業予定! 「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアが先行オープンとのことで、今から楽しみだ。

長久手市(写真/PIXTA)

長久手市(写真/PIXTA)

同じく名古屋市外から5位にランクインした「大府市」にも注目したい。名古屋市緑区に隣接しているこの街は、魅力偏差値では「子育て環境が充実している」で1位、「子育てに関する自治体サービスが充実している」で2位に。

大府市は市民の健康づくりに注力。市南部には健康・医療・福祉・介護関連の施設が集中する地区があり、ウェルネスバレーと名付けられている。その中には約100haの総合施設「あいち健康の森」があり、アスレチックやターザンロープが楽しめる公園で、多世代が体を動かせる。また、県内唯一の小児保健医療専門施設「あいち小児保健医療総合センター」があるなど、子育てファミリーに手厚い環境だ。

「住み続けたい自治体」ランキング2位の「名古屋市昭和区」は、「住み続けたい駅」TOP10にランクインした「御器所」「いりなか」「荒畑」「八事日赤」の4駅が所在する区。文教地区であるだけに、街の魅力項目でも「教育環境が充実している」で1位だった。

3位の「名古屋市東区」は、「住み続けたい街(駅)」7位の駅「高岳」がある。「高岳」は久屋大通や栄エリアまで2km圏内でありながら、公園や幼稚園、保育園と商店が点在する住宅街の一面も。地下鉄の駅だけでなく、JR大曽根駅や名鉄瀬戸線の駅も利用でき、バスレーンも通ることから、街の魅力項目でも交通利便性が高く評価された。「いろいろな場所に電車・バス移動で行きやすい」「職場など決まった場所に行くなら電車・バス移動が便利だ」の2項目で、「名古屋市中区」に次いで2位に。

4位の「名古屋市千種区」は「住み続けたい駅」1位の「覚王山」駅がある区。地下鉄東山線沿線の街で、「今池」「池下」「星ヶ丘」「東山公園」の駅周辺にも商業施設が集まる。

名古屋市郊外に位置する8位「緑区」は、名鉄「左京山」駅徒歩圏内に106haの広大な敷地を持つ公園「大高緑地」があり、1人100円でゴーカートが楽しめる。また、JR「南大高」駅はイオンモール大高と南生協病院に隣接していて便利で、世代を問わず住み心地が良さそうだ。

魅力項目別のランキングからも、注目の街が見えてくる

続いて、「街の魅力項目駅ランキング」からも、注目の街をピックアップしてみよう。

歩ける範囲で日常のもの(食料品/日用品など)はひととおり揃う 駅ランキング TOP10

「歩ける範囲で日常のもの(食料品/日用品など)がひととおり揃う」駅ランキングTOP10には、大須商店街を形成する「上前津」と「大須観音」、栄エリアと大須エリアの間に位置する「矢場町」がランクイン。そのほか、2位はイオンモールナゴヤドーム前がある街。4位「東別院」は、駅名にもなっているお寺で毎月8が付く日に開かれる朝市が評判だ。8位「いりなか」や9位「鶴舞」は大学が近いことから学生も多く、スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどが充実している。

子育て環境が充実している 駅ランキング TOP10

「子育て環境が充実している」駅ランキング2位は「東山公園」。中学生以下は入園無料の東山動植物園があり、花見や写生大会、ナイトZOOなどのイベントでも自然や生物と触れ合える。5位の「瑞穂区役所」の周囲には名古屋市博物館があるほか、高校や大学が点在。春には山崎川沿いの桜並木が楽しめる。また現在、2026年アジア競技大会のメイン会場になる瑞穂公園陸上競技場を建て替え中で、竣工後はより市民に開かれた施設になる予定だ。

今後、街が発展しそう 自治体ランキング TOP10

ラストは「街の魅力項目自治体ランキング」から、「今後、街が発展しそう」と思われている街をご紹介。第1位は再び「長久手市」。ジブリパークの第1期開業を今年11月に控え、愛・地球博記念公園内で、新たな移動手段や移動体験の実現に向け、自動運転などの実証実験も始まっている。

2位の「名古屋市中区」は、今年3月、「栄」の丸栄跡地にマルエイガレリアがオープン。名古屋初出店のスーパーマーケット、パントリーが入居して話題に。今後も2024年に中日ビルが建て替え、2026年に錦三丁目に高層ビルが誕生予定など、大型開発が控えている。

3位の「刈谷市」は、周辺にトヨタ系部品メーカーであるデンソーやアイシン精機などの本社がある財政力豊かな街。名鉄線「刈谷市」駅北西側では2028年度まで市街地の整備が続く予定で、より魅力ある街へ進化しそうだ。

長く「住み続けたい街」とは、ライフスタイルが変わっても、その時々で暮らしやすく、楽しみが見つかる街ではないかと思う。

筆者が住んでいる街もTOP10入りしていた。確かに、近くに公園や商業施設があって、今は働きながら子育てしやすいし、自然や文化に触れられるスポットも徒歩圏内だから、将来はのんびり散歩できそう……。

住民のリアルな声を集めた「住み続けたい街」ランキングからは、街の新たな魅力が見えてくる。

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