4～6歳の英語学習は興味を持たせることが重要！子どもの好みを見極めるには？『0〜8歳までの子ども英語』

単語の暗記や無理やり英語教室に通わせる……子どもに英語を身に付けさせたいなら、実はこれらは逆効果！ 英語教育歴約40年の平川裕貴さんが、YouTube動画や絵本、歌・手遊びなどの動画を厳選。『「好き」になるからぐんぐん伸びる！0〜8歳までの子ども英語』（彩図社）から英語を身につけるためのノウハウをご紹介します。

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【4歳〜6歳】親の好みと違ってもOK！楽しく英語を身につけるコツ

※年齢はあくまでも目安です。

0歳や1歳から、英語があるのが当然という環境づくりができていれば、子どもも抵抗なくステップアップができるかもしれません。ただ、これくらいの時期になってくると、子どもも自分の意志をはっきり示すようになってきます。これまで親が選んだものや勧めたものを大人しく見ていた子どもが、「これはいやだ」と言い出します。

子どもが興味をもったものが、親の好みに合わないとしても、子どもの意志を尊重して、興味をなくさせないようにしましょう。

また、この時期から英語学習を初めてスタートする場合は、子どもが最初からまったく興味を示さないということもあるでしょう。既に子どもの興味を引くものが、周りにたくさん存在するからです。ですから、英語学習をスタートする場合には、親としてはかなりの工夫が必要になってくるかもしれません。

接し方、褒め方のアドバイス

子どものタイプや好みを見極めよう

子どもが興味をもつ動画は、男の子と女の子でも違いますし、活動的な子とおっとりタイプでも違うでしょう。当然、親の好みと子どもの好みが全然違うということも起こってきます。

親は、どうしてもお勉強的な即効性のあるものを選びがち。

早く覚えてもらって、その効果を見たいという気持ちはよく理解できます。でも、子どもにとっては、英語は日常になくてもまったく不自由のない言葉です。覚えなくてもまったく困らないのです。そこをまずしっかり心しておきましょう。今必要ではないものを身につけさせようとするのですから、子ども自身に興味をもたせることが何よりも大切になります。

それを見つけるまで多少時間がかかるかもしれません。英語動画を流していてもまだあまり興味を示してくれないとしても、流しておけば耳に入っていますから、焦らず諦めずに気長に環境づくりに徹しましょう。

興味をもち始めるまでの期間は、兄弟でも子どもによって違ってきて当然です。

できないことにイライラするのは逆効果。英語ができる親ほど気をつけて

子どもが一人前の口をきき、生活面でほとんど何でもできるようになると、親の期待も膨らんでいきます。こんなこともできるはず、あんなこともやらせたいと思いますね。

特に他の子ができていることは、自分の子にもさせなきゃと焦ってしまうかもしれません。でも、ぜひ覚えておいてほしいのは、他の子ができないことで、わが子ができていることだってあるのです。得意不得意は誰にでもありますから、他の子と比べて焦る必要はまったくありません。

英語に関して言えば、わが子の理解が遅いと、「どうしてこれができないの?!」と英語ができる親ほどイライラしてしまいがち。

でも、それは逆効果。決して良い結果を招きません。

4歳〜6歳時期の環境作り

YouTubeで取り入れる

ご紹介している動画はできるだけ英語がネイティブの国で制作されたものを選んでいますが、英語学習が目的の動画の場合は、英語圏でないところの方が、英語学習者が苦手な点をよく把握していることもあります。4歳～6歳になれば、動画の制作国は気にせず気に入ったものを選んで大丈夫だと思います。

アメリカのメディア心理学の学者たちの研究によると、子どもは、自分の好きなキャラクターが登場する映像からよく学ぶそうです。自分の好きなキャラクターが何を言っているのか知りたいと思うのは、とっても自然だし、いい動機づけになります。

子どもの好奇心をくすぐるような動画も見つけていきましょう。

Hello Song for Kids | Greeting Song for Kids | The Singing Walrus

挨拶が覚えられる、とてもノリが良くて覚えやすいメロディで、私も大好きな歌です。

（チャンネル：The Singing Walrus – English Songs For Kids）

絵本で取り入れる

絵本は親御さんが読めるなら、読んで聞かせるといいですが、自信がない方はYouTube動画を参考にしてください。

どのような絵本かがわかる動画をご紹介していますが、アニメ化されたものを見せたり、かけ流しに利用しても構いません。

多読用にシリーズで出版されている次の絵本もおすすめです。

・Magic Tree House Series・Half-Pint Readers

『Little Cloud』

Eric Carle（著）、Grosset & Dunlap（出版／第1版）

白い雲が色々な形に変わっていく想像力を掻き立てる絵本。絵の面白さで楽しめます。

【読み方参考】動画タイトル：Little Cloud, by Eric Carle（チャンネル：SchoolKidz TV）

歌・手遊びで取り入れる

4歳～6歳になれば、色々な動きがスムーズにできるようになります。指を自由に動かせるようになり、活舌もますますはっきりしてくるでしょうから、顔や身体を使う歌や手遊びを思いきり楽しみましょう。

動きと連動させて歌詞を覚えると楽しさが倍増しますし、グッと覚えやすく、また忘れにくくなります。それに、子どもの歌は韻を踏んでいるものも多くリズミカルです。繰り返しが多く覚えやすく作られています。ぜひ、たくさん覚えて歌ってみてください。

他の年齢のもの（0歳〜1歳、2歳〜3歳、3歳〜4歳）も併せてやってみてください。

Mary Had a Little Lamb メリーハッダリトルラム

「メリーさんのヒツジ」と和訳されて歌われていますね。長いストーリーになっています。

【歌い方参考】動画タイトル：Mary Had a Little Lamb Sing-along Nursery Rhyme Song Kids Songs by The Learning Station（チャンネル：TheLearningStation – Kids Songs and Nursery Rhymesn）

Mary had a little lamb,メリーさんは小さな子羊を飼っていたLlittle lamb, little lamb,小さな子羊、小さな子羊Mary had a little lamb,メリーさんは小さな子羊を飼っていたIts fleece was white as snow.その毛は、雪のように白かった

Everywhere that Mary went,メリーさんが行くところ、Mary went, Mary went,メリーさんが行く、メリーさんが行くEverywhere that Mary went,メリーさんが行くところ、The lamb was sure to go.子羊は必ずついて来た

It followed her to school one day,ある日、子羊は彼女の学校について来たSchool one day, school one day,ある日学校に、ある日学校に、It followed her to school one day,ある日、子羊は彼女の学校について来たWhich was against the rules.学校のルールではダメだったけど。

It made the children laugh and play,子どもたちは笑って騒ぎ出したLaugh and play, laugh and play,笑って騒ぎ出した、笑って騒ぎ出したIt made the children laugh and play,子どもたちは笑って騒ぎ出したTo see a lamb at school.学校についてきた子羊を見て

And so the teacher turned it out,それで先生は子羊を追い出したTurned it out, turned it out,追い出した、追い出したAnd so the teacher turned it out,それで先生は子羊を追い出したBut still it lingered near.でも子羊は近くにいて離れなかった

Why does t h e lamb love Mary so,なぜ子羊はそんなにメリーさんが好きなのLove Mary so, love Mary so,そんなに好き、そんなに好きWhy does t h e lamb love Mary so,なぜ子羊はそんなにメリーさんが好きなのThe eager children cried.子どもたちは一生懸命尋ねた

Why Mary loves the lamb you know,なぜってメリーさんが子羊が大好きだからloves the lamb you know,メリーさんが子羊好きなの知ってるよねloves the lamb you know,メリーさんが子羊好きなの知ってるよねWhy Mary loves the lamb you know,なぜってメリーさんが子羊が大好きだからThe teacher did reply.先生は答えました

If You’re Happy イフユーアーハッピー

恐らく誰でも知っている歌で、原曲は日本の坂本九さん「幸せなら手をたたこう」です。

If you’r e happy and you know it,しあわせならClap your hands. ※手をたたこうIf you’r e happy and you know it,しあわせならClap your hands.※手をたたこう

If you’ r e happy and you know it,しあわせならAnd you really want to show it,本当に示したいならIf you’ r e happy and youknow it,しあわせならClap your hands.※手をたたこう

※に以下を順に入れて歌います。Stamp your feet（. 足ならそう）／ Turn around.（くるりとまわろう）Wiggle your hips.（お尻をふろう）／ Stretch your arms.（腕をのばそう）Pat your head.（頭を軽くパンパン）／ Touch your nose.（鼻さわろう） Point your toes.（つま先指して）／ Shout hello.（ハローと叫ぼう）

【遊び方参考】動画タイトル：If You’re Happy and You Know It!| Barefoot Books Singalong（チャンネル：Barefoot Books）

（平川裕貴『「好き」になるからぐんぐん伸びる！0〜8歳までの子ども英語』（彩図社）より一部抜粋／マイナビ子育て編集部）

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他にも楽しみながら英語が身に付く方法が満載！ 具体的な実践方法をもっと知りたい人は平川裕貴さんの書籍『「好き」になるからぐんぐん伸びる！0〜8歳までの子ども英語』をチェックしてみてくださいね。

書籍『「好き」になるからぐんぐん伸びる！0〜8歳までの子ども英語』について

英単語の暗記や発音の矯正、無理やり教室に通わせる……。子どもに本当に英語を身につけさせたいなら、これらは逆効果です。

英語教育歴約40年の著者が、子どもの年齢別に英語好きになる接し方を解説。紹介している歌、絵本、遊び、ゲ－ムすべてが動画につながる二次元バーコードつきで、忙しい＆英語が苦手なママやパパでも、本書とスマホさえあれば簡単に安心安全で効果的な英語動画をお子さんに見せることができます。

楽しみながら英語に触れて、英語が自然に身につくコツがたっぷり詰まった一冊です。

著者プロフィール 平川裕貴日本航空CA、ブリタニカ子ども英語スクールマネージャーを経て、1988年子ども英語スクール「リリパット」を神戸と大阪に開校。外国人講師による子ども英語教育の先駆的存在。2006 年から、幼児期の教育が人格形成にとても重要だと実感し、3歳から6歳までを預かるインターナショナルプリスクール（リリパットリトルキンダー）を開校。現在も保育士として、子どもたちを幅広い視野と思いやりを持ったバイリンガルに育てている。

また、長年欧米文化に触れてきた経験から、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱する幼児教育研究家として、幼児教育・英語教育関連の執筆活動を続けている。

フジテレビ『ホンマでっか !?TV』『 AbemaTV』に子ども教育評論家として出演。著書『グローバル社会に生きる子どものための－6歳までに身に付けさせたい－しつけと習慣』（ギャラクシーブックス）、『5歳からでも間に合うお金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』（彩図社）、『モンテッソーリ教育で伸びる子を育てる！』（彩図社）リリパット

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