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お食い初めのやり方とは?意味やメニュー、服装と必要な準備

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お食い初めとは?読み方と意味


Mimi Bébéさんの「お食い初めタペストリー」
Mimi Bébéさんの「お食い初めタペストリー」

お食い初め(おくいぞめ)とは、赤ちゃんが「一生食べ物に困ることなく健やかに育ちますように」と願いを込めて行う儀式のことです。お祝い用のお膳(お祝い膳)の料理を赤ちゃんに食べさせる真似をします。一般的には、生後100日のお祝いで行われるため「百日(ももか)祝い」と呼ばれることもあります。地域によっては「箸揃え」「箸初め」とも呼ばれます。

お食い初めの歴史


お食い初めは、平安時代から受け継がれてきた伝統的な風習です。平家物語や、吾妻鏡にもお食い初めについての記述があります。当初は、生後50日のお祝いとして「五十日餅(いのかもち)」と呼ばれるお餅を食べさせていました。そこから徐々に50日が100日になり、鎌倉時代にはお餅ではなく魚を食べる風習に変化していったそう。江戸時代頃には、現在の「お祝い膳」で食べ真似をさせるスタイルが一般的になったといわれています。

お食い初めはいつお祝いする?


SOL LUNAさんの「【100日祝い・お食い初め】ダスティバルーン100日祝い用バースデーキット」
SOL LUNAさんの「【100日祝い・お食い初め】ダスティバルーン100日祝い用バースデーキット」

お食い初めは生後100日~120日頃に行うのが一般的とされています。そもそもは平安時代から始まる伝統に由来し100日目の儀式とされていましたが、現在は地域によってもばらつきがあり、形式にこだわらない場合も増えているため、それぞれの家庭にあったタイミングでのお祝いでも構いません。生後100日前後の吉日や切りのいい日を選ぶとよいでしょう。

お食い初めを行う際の服装は?


momocaさんの「ベビー袴 ベビー着物 お食い初め 100日」
momocaさんの「ベビー袴 ベビー着物 お食い初め 100日」

お食い初めでは、伝統にならって赤ちゃんに晴れ着を着せる場合が多いです。これまで白い産着を着ていた赤ちゃんが、初めて色付きの晴れ着を身につける「お色直し式」の風習があるためです。色付きの小袖やベビードレス、袴やタキシード風のロンパースなど、豊富な種類が販売されています。一生に一度のお食い初めを、記念に残る姿で残してあげたいですね。もちろん、普通のベビー服でも構いませんし、ママやパパも必ずしもフォーマルな服装でなくとも問題ありません。

お食い初めを行う場所


お食い初めは、自宅でお祝いしたり、料亭やレストランでお祝いしたりと家庭によってさまざまです。自宅と外食それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

自宅でお食い初めを行う場合


自宅でのお祝いは、費用を抑えられる点と周りのお客さまなどに気兼ねなくお祝いできる点がメリットです。一方で、準備から片付けまですべてを自分たちで行う必要があるため負担が増えてしまう場合があります。現在では、ネットでお食い初めセットが販売されていたり、お祝い膳の仕出し注文ができるため上手に活用するとよいでしょう。

料亭やレストランでお食い初めを行う場合


料亭やレストランでお食い初めを行う場合、準備や片付けの手間がない点がメリット。最近では、お食い初めプランを用意しているお店も増えており、特別感のあるお食い初めを行えます。注意点としては、参加人数が多くなってしまう場合は費用も増えてしまうこと。また、慣れない場所で赤ちゃんがぐずってしまうこともあるため、お気に入りのおもちゃなどもあわせて持っていくがもおすすめです。

お食い初めに必要な準備


原田 麻里さんの「祝い箸 松竹梅」
原田 麻里さんの「祝い箸 松竹梅」

お食い初めに必要なものはこちらの4つ。

食器


正式なお食い初めでは漆の食器が使用されます。男の子の場合、外側・内側ともに朱色のもの、女の子の場合は内側が朱色で外側が黒色のものを使うことが伝統的な習わしとされています。しかし、最近では自宅にあるベビー食器を使う家庭も増えています。お祝い以外のシーンでも使えるおしゃれな食器を選ぶのもおすすめです。

料理


伝統的なお食い初め料理といえば「一汁三菜」のお祝い膳です。ご飯に汁物、おかず3品(主菜1品、副菜2品)で構成された献立のことです。

祝い箸


主に柳の木でつくられた「両口箸(りょうくちばし)」が使われます。箸の両端が細くなっており、片方は人が食べるために使い、もう片方は神様が食べるために使うものとされています。「神人共食(しんじんきょうしょく)」という、神様へ感謝をあらわす、とても縁起のいい箸です。

歯固めの石


歯固めの石とは、「赤ちゃんに石のように固く丈夫な歯が生えますように」という願いを込めて用意するものです。お宮参りのときに許可を得て神社から借りたり、河原などで丸く美しい石を拾って準備することが多いよう。ネットでは、専用に磨かれた歯固めの石が販売されています。

お食い初めのメニュー


八梅 -hachiume-さんの「お食い初め《小梅膳》紅白セット○●」
八梅 -hachiume-さんの「お食い初め《小梅膳》紅白セット○●」

お食い初めのメニューは地域によっても内容が変わります。両親や、同じ地域に住む方に風習を聞いてみるのもよいでしょう。ここでは、一般的なお食い初めのメニューをご紹介します。


お祝いごとといえば、やっぱり尾頭付きの鯛。「めでたい」の語呂合わせや、赤い色がめでたいなど古くから縁起のいい魚として親しまれてきました。「赤ちゃんが一生健康で幸せに暮らせるように」という願いが込められています。

赤飯


赤飯には「赤ちゃんが病気や災いにあわず健やかに成長できるように」という願いが込められています。古くから、赤い色には邪気をはらう力があるとされ、お祝いの席でも定番のメニューとなりました。

お吸い物


汁物にはお吸い物を用意します。「吸う力が強くなりますように」という意味があります。特に、蛤(はまぐり)のお吸い物を用意する家庭が多いようです。蛤は古くから「良縁」をあらわす縁起物とされてきました。赤ちゃんがこれから大人になっていく中で、素敵な出会いに恵まれるようにとの願いが込められています。

煮物


煮物には、おめでたい意味のある食材や彩り豊かな食材、旬の食材を使います。にんじんや大根は紅白を表し縁起がいいとされています。その他にもすくすくと成長する意味を込めたタケノコや、「よろこぶ」にかかった昆布なども定番です。

香の物


香の物とは、漬物のことです。「長寿」の意味が込められています。梅干しや、紅白なますなど、地域や家庭によってもさまざまです。また、タコの酢の物も「多幸」にかけて縁起がいいとされています。

お食い初め食器の並べ方


お食い初めの食器は、以下の図を参考に並べてください。

左奥に平椀(煮物)、右奥につぼ椀(香の物)、左手前に飯椀(赤飯)、右手前に汁椀(お吸い物)、そして真ん中には高坏(歯固め石や、梅干しなど)を置きます。この外側に、尾頭付きの鯛を置き、一番手前に祝い箸を置いて完成です。地域や宗派によっても異なり、あくまで一例です。

お食い初めのやり方


水引雑貨tomoemonさんの「敬老の日や婚礼に♡祝膳用水引鶴亀飾り5点セット」
水引雑貨tomoemonさんの「敬老の日や婚礼に♡祝膳用水引鶴亀飾り5点セット」

お食い初めでは、赤ちゃんはまだ実際に食べることはできないため口元に料理を近づけて「食べさせる真似」をします。また、お食い初めの後には「歯固めの儀式」を行います。「強く丈夫な歯が生えますように」という願いを込めて、祝い箸で石を軽く触れ、箸を赤ちゃんの歯茎にやさしくあてます。
お食い初めの参加者の中で一番年長の方を「養い親」とし、赤ちゃんに食べさせる真似をすることが一般的です。長寿をあやかる意味があります。しかし最近は、パパやママが食べさせることも多く、自由にお食い初めを楽しむ家庭が増えています。それぞれの家庭にあった方法で素敵な思い出をつくりましょう。

食べさせる順番


お食い初めの料理を食べる順番は諸説あり、地域によって異なります。一例としては「飯椀(赤飯)」→「汁椀(お吸い物)」→「飯椀(赤飯)」→「鯛」→「飯椀(赤飯)」→「汁椀(お吸い物)」の順番です。これを3回行った後に歯固めの儀式で終えます。必ずしもこの順番で食べさせる必要はなく、赤ちゃんの反応も見ながら楽しく儀式を行ってみてくださいね。

一生に一度のお食い初めを大切に祝おう


お食い初めは、赤ちゃんの成長を祝う一生に一度のお祝いごと。minneにはお食い初めにぴったりなアイテムがたくさんそろっています。形式にとらわれすぎず、記念撮影も楽しみながら、家族みんなで素敵なお食い初めを行ってくださいね。

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