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子どもの安全をどう守る? 今から準備したい防犯・安全力の基礎

目次

子どもの安全をどう守る? 今から準備したい防犯・安全力の基礎

安全インストラクター武田信彦の「子どもの安全を守る」連載第1弾! お子さまの安全、安心を守るためには、まず何をするべきなのでしょうか。今すぐ準備しておきたい防犯に関する基礎知識を解説します。

子どもの力には、限界がある

そもそも心に留めておかなければならないのは、「子どもが自分を守る力には限界がある」ということです。未就学児であれ、小学生であれ、「子どもだけの状況にならない」ことが何よりの防犯対策です。

たとえ兄弟やお友だちと一緒にいても、子どもだけの状況はリスクを伴います。「お兄ちゃん、弟を見ていてね」と声をかけ、保護者がその場を離れるようなシーンをよく見かけますが、これも本来はさけたいところ。たとえお兄ちゃんであっても、判断力や行動力が未熟であれば、自分たちの安全を守ることは難しいのです。

しかし、子どもが1人になる時間、場所は増えていく

「子どもだけにしてはいけない」と分かってはいても、子どもが成長するに従って子どもだけになる時間や場所は徐々に増えていきます。

お留守番や習い事、おつかい。さらに小学生になれば、毎日の登下校はほとんどの場合子どもだけの行動になっていきます。365日24時間、必ず大人がそばにいるというのは現実的には難しいですよね。

最近では、子どものいる家庭で両親が共働きをする世帯が増えているので、ますます子どもが一人きりになる時間も増加するでしょう。

子どもだけで行動するとき、「社会性」と「安全力」が必要

「社会性」とは、社会や地域の一員として最低限のルールやマナーを身につけること。具体的には、街や地域の様子を知る、交通ルールを守る、人に迷惑をかけない、など。日本では、小学1年生からのひとり歩きが増えるため、社会性を身に着ける必要があります。

一方「安全力」とは、万が一危険なことに遭遇したときに“身を守る”ための力です。ちなみに、警察では「イカのおすし」という標語を掲げ、次の5つの約束ごとを呼びかけています。

 【イカ】いかない=知らない人にはついていかない、危ないところにいかない
 【の】のらない=知らない人の誘いや車に乗らない
 【お】おおごえでさけぶ=危ない、怖いと思ったら大きな声で叫ぶ
 【す】すぐにげる=人のいるところにすぐ逃げる
 【し】しらせる=周りの大人に知らせる

これらは、最低限の防犯知識と言えます。小学校入学前までには確認しておく必要があります。

社会性や安全力は、実際に外を歩きながら伝えていこう

交通ルールや安全について座学で学ぶには限界があります。実際に街を歩きながら「今、信号は赤色だね。赤のときはどうするんだっけ?」「ここに“子ども110番の家”があるね」など、実際に行動しながら伝えていくことが効果的です。

防犯のために日頃から意識しておきたいのは「どこに助けてくれそうな大人がいるかな?」ということ。「逃げる」は、「助けてくれる人がいるところまで走りきる」ことだからです。自宅や学校などの行動範囲の中で、交番、消防署、クリニック、銀行、コンビニやスーパー、クリーニング店…など、助けてくれそうな人がいる場所を親子で確認しておきましょう。

また、日々の生活の中で、保護者から店員や警察官、地域ボランティアのみなさんに積極的に挨拶する姿を見せましょう。子どもたちは保護者のマネをするものです。日頃から挨拶をする習慣が身につくだけでなく、いざというときに子どもたちが「助けて!」と声をかける準備にもなります。

「安全力」は、遊びの中で学ぶのが効果的

危険を察知する、危険から逃げるための「安全力」を身につけるために有効な「遊び」がいくつかあります。身体をつかって周囲を確認する遊びや、距離感や逃げる力を養う鬼ごっこなどがおすすめ。

こちらは連載第3話で詳しくご紹介します。

入学する前の今から、身を守る力を養っていこう

「子どもが1人になるのはまだ先のことだから…」とのんびり構えていると、あっと言う間に小学校入学の日がやってきます。幼稚園、保育園の通常の授業では、子どもが自分で自分の身を守るような手段を学ぶことはほとんどありません。

未就学児の今から、徐々に社会性、安全力を実践・練習していきましょう。子どもたちにとって最も身近な保護者から伝えることが効果的です。「自分を守る力」を伝えることは、生きる力を伝えることとも言えます。

<次回予告>
・夏休み突入! 夏ならではの危険から子どもを守ろう
・小さな子どもの「安全力」高める! 親子でできる遊び

サムネイル:津田蘭子
写真素材:PIXTA



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この記事の著者

ママタス

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