読み込み中
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

【医師監修】排卵検査薬のおすすめタイプは? 使うタイミング・判定後にすること

このコラムにありがとう

目次

赤ちゃんが欲しくてもなかなか授からない場合や、計画的に出産をしたいときなどに便利なのが排卵検査薬です。でもいざ使おうと思っても使い方がよくわからないという人も多いのではないでしょうか。試そうと思ったときにすぐに使えるように、排卵検査薬とは何なのか、またその正しい使い方をしっかり覚えておきましょう。

この記事の監修ドクター

フラワーベルARTクリニック丸田英 先生 愛知県名古屋市にある不妊治療専門「フラワーベルARTクリニック」です。不妊治療に関心はあるけど何から始めればよいか、どうすればよいか分からない、自分がどういう状態にあるのか不安…という方はぜひ一度お気軽にご相談ください。一人でも多くの方に当院を選んで良かったと思っていただけるよう、スタッフ一同、皆さまのご来院を心よりお待ちしております。 http://www.flowerbell-art.jp/

排卵検査薬とは

646068190

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

妊娠したいと願うカップルにとって、手軽に排卵日を予測できる排卵検査薬は便利で心強いアイテムです。ですが、誤った使い方をしてはせっかくの機会を逃しかねません。使用する前に、その仕組みや正しい使い方をしっかり把握しておきましょう。

排卵検査薬ってどんなもの?

女性が最も妊娠しやすい時期は排卵日の前後です。そのため、排卵日が分かればそこにあわせて性交をすることで妊娠する可能性が高まります。そこで開発されたのが排卵日の時期を予測する排卵検査薬です。排卵日を予測し、タイミングをあわせてセックスをすることで妊娠の可能性を高めようとするものです。なお、現在は薬事法の改正により、日本製の排卵検査薬は薬剤師のいる薬局などでしか購入することができません。

排卵検査薬のしくみ

排卵検査薬にもいくつか種類はありますが、一般的に多く市販されているのは採尿で調べる排卵検査薬ではないでしょうか。採尿タイプの場合、尿の中に含まれる黄体形成ホルモン(LHホルモン)の濃度を測定することで排卵日を予測することができます。しかし、排卵日だけに 黄体形成ホルモンは分泌されるわけではありません。黄体形成ホルモンは通常、排卵日の前後にもまたがって分泌されるため、妊娠の可能性をより高めたいと思ったら、排卵検査薬で陽性反応がでたタイミングに、継続的に性交することが大切となります。

排卵検査薬の種類

609057040

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

薬剤師のいるドラッグストア等であれば日本製の排卵検査薬は手軽に購入することができます。また日本製のほかにも、海外製もあります。また、採尿タイプから唾液チェッカーなど種類も様々にあります。自分の使いやすいものを選ぶようにしましょう。

尿で検査するタイプ

採尿タイプの排卵検査薬は、排卵日の前後に分泌される黄体形成ホルモンと呼ばれる女性ホルモンを利用した検査薬です。スティックなどの形状のものに尿を数秒かけ、尿中の黄体形成ホルモンの濃度を測定し、陽性・陰性で表します。唾液を利用したタイプに比べ、誰でも判別しやすいというメリットがあります。ただし、1回1回の使い捨てになります。

唾液で検査するタイプ

唾液で検査する排卵検査薬もあります。女性は体の周期変化にあわせて唾液の状態も変化しますが、特に排卵が近付くと唾液の中にシダ状の結晶が現れてきます。この結晶ができたかどうかを顕微鏡のようなレンズを利用して、目で見て確認して、排卵日を予測する方法です。このタイプは電池交換ができるため、半永久的に使用できるというメリットがあります。

しかし一方で、シダ状の結晶を確認するのにある程度のコツが必要なため、判定しにくいという一面もあります。ただ、日々まめに検査をすることで自分の唾液の状態の変化や違いを見分けられるようになるはずです。長期的な視野で考えれば使い捨ての検査薬を使うよりローコストということもあり、コツコツ続けていけるタイプの人には向いているかもしれません。

どのように選べばよい?

日本製、海外製の違いはもちろん、採尿タイプや唾液チェッカータイプなど、検査方法から違う排卵検査薬もあります。また、日本の採尿タイプのなかにも1箱あたりに入っている本数が違ったり、検査薬の感度が違ったりする場合もあります。各社メーカーによって、価格や検査に必要な時間も異なります。自分にとっての使いやすさや安心感、コスト面なども考えながら、納得できるものを選ぶようにしましょう。

排卵検査薬の正しい使い方

506626053

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

せっかく排卵検査薬を使うのであれば、正しい使い方をしなければ意味がありません。使用方法はもちろん、使用するタイミングなどにもポイントがあります。手間と時間とお金の無駄にならないように、あらかじめしっかり確認するようにしましょう。

排卵検査薬を使う時期・タイミング

通常、排卵検査薬の陽性反応は排卵日だけでなく、その前後に現れます。とはいえ、排卵日のずっと前から検査をし続けるのも効率的ではありません。一番良いのは排卵日の数日前から使い始めることです。そのためには自分の生理周期を把握している必要があります。正しく検査するためにも、まずは日々の基礎体温を測り、自分の体について知ることが重要です。

<生理周期が規則的な人の場合> 比較的排卵日を予測しやすいのは、やはり生理周期が規則的な人です。一般的には生理が始まった日の約14日後が排卵日といわれますが、もちろんずれもあるでしょう。基礎体温をしばらく測り続け自分の生理周期が分かったら、その日数から考えて排卵日を予測します。その排卵日の2~3日前ぐらいから排卵検査薬を使うようにしましょう。また、排卵検査薬で初めて陽性になったときから排卵が起こる可能性が高いのは約40時間以内と言われています。さらに、排卵後の卵子が生存している期間は約24時間とされています。つまり、その時間内が最も妊娠しやすい時期となるのです。妊娠の可能性をより高めるためには、初めて陽性反応を確認した後になるべく早くセックスのタイミングを持つほうが良いでしょう。

<生理周期が不規則な人の場合> 生理周期が不規則な人の場合は生理周期から排卵日を予測しにくいため、排卵検査薬を使用する際にも少し注意が必要です。まず、過去の生理周期のなかで、生理が始まった日から最低体温の日までが最も短かった期間を考えます。生理開始日から、その最短の期間からマイナス1日した日数(例えば最短日数が10日であればー1で9日)後から検査薬を開始するようにします。しかし、あまりにも生理周期が不規則な場合にはその測定も難しくなります。あるいは全く別の病気が隠れている可能性も否定はできません。妊娠の可能性を高めるためにも、なるべく早く医師に相談し、適切な診療を受けると安心できます。

排卵検査薬の使い方

日によってや気分によってなど検査する時間をコロコロと変えてしまうと、正確な検査結果が得られにくくなってしまいます。なるべく毎日同じ時間帯に測定する方がよいでしょう。また、黄体形成ホルモンは起床後しばらく経ってから生成されるため、採尿タイプの排卵検査薬を利用する場合は起床後しばらくたったころ、例えば朝10時以降に検査したほうがよいと言われています。また、検査薬にもよりますが、尿をかけるタイプの場合は2秒程度で大丈夫です。逆に尿の量が多すぎると正しく検査できない場合もあります。取り扱い説明書をしっかり読み、適切な秒数で検査するようにしましょう。

排卵検査薬の判定について

487858941

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

採尿タイプの場合、初めて陽性になったときがLHサージが検出されたタイミングであり、間もなく排卵が起こるというサインでもあります。排卵検査薬の判定が出たらどうすればよいのか、落ち着いて判断・行動できるようにあらかじめ想定しておきましょう。

検査初日で陽性だった場合

初めて陽性になった日、あるいはその翌日が最も妊娠しやすい時期(排卵日)と言われているため、検査初日で陽性反応が現れたということは既に排卵された可能性があるということになります。妊娠の可能性をより高めるために、できるだけ早いタイミングでのセックスが有効です。また、検査は陰性に変わるまで続けるようにします。

検査している期間ずっと陰性だった場合

排卵期に排卵検査薬を使えば一般的には陽性反応が現れますが、まれに陽性とならず、陰性が出続けることがあります。それは、例えばもともと月経周期が不規則で今回の周期が変わってしまいピークを逃してしまった、あるいは尿中のLH濃度の上昇がわずかだったり、ピークの期間が短時間すぎて検出できなかったなどの理由が考えられます。不安や疑問なことがあれば早めにかかりつけの医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。

検査している期間ずっと陽性だった場合

検査期間中、ずっと陰性反応となってしまうことがある一方で、まれに検査期間中、ずっと陽性反応が出てしまうという場合もあります。様々な原因が考えられますが、ピークが大きすぎて7日の間に陰性が確認できなかった場合や、基礎分泌が常に高いなかでピークが来なかった、あるいピークがあった場合も陽性反応となることがあります。また、妊娠や分娩後、流産後、胞状奇胎・絨毛癌などの絨毛性疾患、人工妊娠中絶後も陽性反応が続く場合があります。排卵とは無関係に、不妊治療のための薬剤投与、内分泌障害、閉経期などで陽性が続く場合があります。いずれにせよ、はやめに医師に相談するようにしましょう。

まとめ

手軽に入手しやすくなった排卵検査薬ですが、必ずしも確実に排卵したその日を決められるわけではありません。また、生理周期の影響を非常に受けやすいため、排卵検査薬に頼る以前に、基礎体温をはかり、自分の体の状態を把握することが何より大切となります。また、陽性を確認して適切なときに性交をしても妊娠に至らない場合もあります。目安として6周期以上妊娠しない場合は一度病院を受診するのも1つの方法です。

妊娠しにくい原因は排卵の問題だけとは限りません。30代後半以上であったり、妊娠を望んでいるにもかかわらずできない期間が長い場合などは、なるべく早めに受診するようにしましょう。 パートナーとよく話し合い、ときには医師に相談しながら、自分たちにとってよりよい方法で妊活を続けていけると良いですね。


関連記事


情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年3月31日

この記事に投票する

回答せずに結果を見る

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録