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【知れば「へぇ~」ってなる雑学】ビスケットとクッキーとサブレの違いは

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目次

スーパーマーケットなどでも売られていて、よく目にするクッキーとビスケット。この2つのお菓子の違いについて説明できない!という方は多いのではないでしょうか。今回は、クッキーとビスケットの違いをご紹介。あわせて、クッキーとサブレとの違いについても解説します。

ビスケットとクッキーの違いとは?

Pawel czerwinski hhtjesdmdfy unsplash

結論からお伝えすると、ビスケットとクッキーに違いはありません。

ビスケットは、薄力粉・砂糖・牛乳やバターなどの乳製品・ショートニングなどの油脂で作られる焼き菓子のことを指します。ほぼ同じ原材料や工程で作られるクッキーは、ビスケットの仲間のひとつです。

つまり、ビスケットとクッキーは実は同じものなのですが、日本ではきちんと呼び方を区別するために、ある取り決めが行われています。

公正取引委員会の「ビスケット類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」[*1]により、ビスケットのなかで「クッキー」と呼んで良いものを以下のように定めているのです。

【クッキーと呼べるもの】・手作り風の外見のもの・脂肪分と糖分を合計してビスケット全体の4割を占めるもの

日本ではこのように呼び方を区別していますが、海外ではビスケットでもクッキーでも総称して同じように呼ばれているそうです。

たとえば、イギリスではビスケット、アメリカではクッキー、フランスではビスキュイ、ドイツではビスキュイートなどと呼ばれているそうです。

日本では、クッキーとビスケットの区別がはっきりとされていますが、国によってはビスケットでもクッキーと呼び、クッキーをビスキュイと呼ぶケースもあります。

ビスケットとクッキーの由来・歴史

Sahand babali dl qhkx cg4 unsplash

日本におけるクッキーは、ビスケットの種類のひとつであることが分かりましたね。

では、ビスケットとクッキー、それぞれの焼き菓子にはどんな由来や歴史があるのでしょうか。それぞれの焼き菓子が生まれた理由を深掘りしてみましょう。

ビスケットの由来・歴史とは

(社)全国ビスケット協会[*2]によると、ビスケットの元祖は約1万年前にバビロニアで誕生したとされれています。

ビスケットの語源は、ラテン語の「ビス・コクトゥス」で、意味は“2度焼かれたもの”です。元々はパンを乾かしてからもう一度焼いたものをビス・コクトゥスと呼び、当時は保存食として旅人を中心に親しまれていました。

ビスケットがお菓子として愛され始めたのは、16世紀ごろにさかのぼります。ギリシャを経てヨーロッパへ広まったビスケットは、ヨーロッパの宮廷で多くの人に食べられるようになりました。

やがて産業革命が起こり、高度化した製造機械によりビスケットが大量生産され、全世界へ広まり、一般家庭でも親しまれるようになったのです。

そんなビスケットが日本に上陸したのは1543年。種子島に漂着したポルトガル人により、カステラやボーロといった「南蛮菓子」とともに持ち込まれました。

その後、日本の老舗菓子店『風月堂』の手によって、庶民にも愛されるお菓子として多くの日本人に広く知られるようになったのです。

クッキーの由来・歴史とは

ヨーロッパからオランダへと渡ったビスケットは、ケーキや焼き菓子を意味するオランダ語の「koek(クーク)」と呼ばれるようになりました。その後、クークが英語圏の国へと渡り、なじみ深い「cookie(クッキー)」という名で呼ばれるようになったそうです。

そんなクッキーを日本で初めて販売したのは、当時京都にあった『泉屋』という菓子店だとされています。[*3]

1914年、敬虔なクリスチャンだった泉夫婦は、アメリカ人の宣教師からクッキー作りを学びました。レシピを日本人好みに改良し、研究を重ねて完成したクッキーはまたたく間に評判となったそうです。

そして、1927年に『泉屋』を開業。2022年現在に至るまでクッキーの名店として愛され続けています。

ビスケットとクッキー、サブレとの違いは?

Dmytro ostapenko gapxw7dayqy unsplash 1

ビスケットやクッキーと似たようなお菓子に、サブレがあります。

サブレは、フランス発祥の焼き菓子。フランス語で「砂」を意味する「sable(サブル)」が名前の由来という説があるように、砂を連想させるサクサクとした食感が特徴の焼き菓子です。

また、クッキーやビスケットは原材料にも違いがあります。

クッキーの多くがバターと薄力粉を1:2の割合にして作られるのに対し、サブレはほぼ等分の割合です。ビスケットと比べてバターの風味が強いのも特徴のひとつです。

日本では、クッキー・ビスケット・サブレと細かく分けて呼んでいますが、アメリカは「クッキー」、イギリスは「ビスケット」、フランスは「サブレ」と、ひとまとめにして呼ばれています。

日本では「鳩サブレー」や「ひよ子サブレー」などが有名ですね。ビスケットやクッキーとはまた違った味わいで、日本人にも古くから親しまれているお菓子のひとつです。

まとめ

この記事では、クッキーとビスケットの違い、そしてサブレとの違いについても解説しました。一見焼き菓子としてひとくくりにできそうですが、歴史や原材料の割合など、さまざまな違いがありましたね。この記事を参考に、さまざまな焼き菓子について理解をさらに深めてみてくださいね!

参考文献[*1]公正取引委員会「ビスケット類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」[*2]お口の恋人 ロッテ「ビスケットの歴史:ビスケットの起源と歴史」[*3]泉屋東京店「14種のクッキー [Cookies]



この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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