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お年玉=現金じゃなくなる? キャッシュレス決済比率80%を国が推進、子どものお金管理はどうする? #親と子のネットリテラシー入門

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目次

ここ数年で、子どもを取り巻くデジタル環境は劇的に変化。私たち親世代は、子どものデジタル機器の付き合い方や、ITリテラシーの教え方にどう向き合ったらよいのでしょうか? ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザーとして活躍し、自身も二児の母である鈴木朋子さんに教えてもらいます。

執筆者プロフィール 鈴木朋子さん ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー スマホやSNSなど、身近なITサービス全般に関する記事を執筆。なかでもSNSに関しては、コンシューマーからビジネスまで広く取材を行い、最新トレンドを知るジャーナリストとして定評がある。また、安全なIT活用をサポートするスマホ安全アドバイザーとして記事執筆や講演も行う。 著書は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)、『インターネットサバイバル 全3巻』(日本図書センター)など。

キャッシュレスでお年玉をあげる理由は?

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早いもので2022年もそろそろ終わります。今年もコロナ禍となり、仕事と家事、育児との両立に追われた一年だったのではないでしょうか。そして、一息つく暇もなく、年末年始という大きなイベントがやってきます。

年末年始といえば、お年玉を用意する人が多いでしょう。自分の子どもだけでなく、親戚のお子さんにも「いったいいくらあげたらいいか」など、頭を悩ませているかもしれませんね。金額に合わせて新札の用意をしたり、ポチ袋を購入している人もいるでしょう。

お年玉はお正月の行事のひとつですが、少し手間が掛かることも事実です。普段からキャッシュレス決済を利用している人は、「そろそろ〇〇ペイで送金したい」と考えるかもしれません。そこで調査を見てみました。

総合マネースクールのファイナンシャルアカデミーが2021年11月に公表した「キャッシュレスとお年玉に関する意識調査」では、2022年のお年玉をキャッシュレスであげる予定の人は10%いたとのこと。マネー管理に長けた人たちが対象の調査であるため、一般的にはもう少し低いかもしれませんね。本調査では、お年玉のキャッシュレス化については54%が賛成していますが、実際には1割にとどまっているようです。

キャッシュレスでお年玉をあげる理由としては、「お年玉をあげる側が便利だから(15人)」「お年玉をもらう側が便利だから(13人)」と、キャッシュレスの利便性が挙がっています。また、「時代にあっているから(12人)」と回答する人もいて、キャッシュレス時代の到来に向けて学びになると考えている人もいるようです。また、決済方法については、「スマホQR決済(PayPay・LINE Payなど)」がもっとも多く、続いて「図書カード」「交通系ICカード(Suica・PASMO・PiTaPaなど)」となっています。

キャッシュレスでお年玉を渡すには、その子どもがキャッシュレスを使える環境でなければなりません。スマホでのキャッシュレス決済の場合、もちろんスマホを持っている必要があります。Suicaなどの交通系ICカードも同様ですね。ある程度の年齢になるまでは、キャッシュレスでのお年玉は難しそうです。その点、図書カードは万能なので、2番目に挙がっているのでしょう。

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「キャッシュレスとお年玉に関する意識調査」(出典:ファイナンシャルアカデミー)

お小遣いのキャッシュレス化は?

では、普段のお小遣いに関しては、キャッシュレス化は進んでいるのでしょうか。

MMD研究所が2022年2月に公表した「2022年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親のスマートフォン意識調査」によると、 2021年以降に初めて子どもにスマートフォンを持たせた親が子どもにお小遣いを渡すときの手段は、「現金」が64.3%ともっとも多く、続いて「現金とキャッシュレスの併用」が10.4%、「キャッシュレス」が9.1%となったとのことです。スマホを持っているため、完全にキャッシュレス化することが可能になったからもしれません。

お小遣いをキャッシュレスで渡す理由としては、「キャッシュレスに慣れさせたい」が26.2%ともっとも多く、続いて「利用状況や履歴が管理できる」「ポイント還元があり、お得だから」が25.1%、「現金を落とす・なくす心配がない」が23.6%となっています。

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「2022年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親のスマートフォン意識調査」(出典:MMD研究所)

経済産業省によると、2021年のキャッシュレス決済比率は30%を超えており、上昇傾向にあるそうです。国は「2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目指している」としています。今後に向けて、キャッシュレス決済を経験しておくのも学びのひとつになりそうです。

また、キャッシュレス決済は履歴として残るため、お小遣い帳代わりになります。「今月お金が足りない」と子どもが話して来たときは、一緒に履歴を見てお金の使い方を話し合うことができますね。また、学校帰りに習い事に行くとき、学校に現金を持たせることはためらいますが、キャッシュレス決済へのチャージなら安心だと考える人もいるでしょう。

PayPayは、毎週、毎月など指定日に定額を送金する機能を10月にリリースしています。親子でPayPayを利用している場合、お小遣いの送り忘れもなく、安心できますね。

スマホを持っていない子どもはキャッシュレスできる?

キャッシュレス決済にはメリットが多いものの、まだスマホを持っていない子どもには交通系ICカードしか手段がありません。もちろん交通系ICカードは利用できる店舗も多くて便利なのですが、残高をすぐに確認できないため、親としては不足していないか心配です。そこで、子どもでも利用できるキャッシュレス決済サービスを探してみました。

ひとつめは、「シャトルペイ」です。シャトルペイはMastercard加盟店で使える子ども向けプリペイドカードです。親はスマホのアプリでクレジットカードから子どものカードへ送金し、子どもはお店でプリペイドカードをカード読み取り機にスライドします。親はアプリで買い物の履歴や残高を確認できます。子どもがスマホを持っているなら、子どももアプリで履歴を管理できます。年齢制限はありません。

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子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」

プリペイドカードなので学校に持ち込むこともでき、もしカードを紛失してもアプリからすぐに停止できます。子どもが安全にお金を持ち歩くことができるのです。

また、三井住友カードの「かぞくのおさいふ」も、子どもが使いやすいプリペイドカードです。こちらは、VisaやiDの加盟店で使えます。親はウェブサイト、銀行ATM、ローソンから子どものカードにチャージします。子どもは店頭やネットショッピングで利用できます。こちらは満6歳以上(小学生以上)でないと利用できません。

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Visaプリペイドカード「かぞくのおさいふ」

まとめ

どこでも使える現金の方が便利、お金の使い方を学ばせたい、お金を使っているという意識を持たせたい、など現金のメリットも多いことも事実。できれば、どちらも体験していけるといいですね。一年の始まりとなるこの機会に、親子でお金の管理について話し合ってみてもいいでしょう。

(文:鈴木朋子、編集:マイナビ子育て編集部)

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マイナビウーマン子育て

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