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【助産師解説】断乳の仕方、どうするの?失敗&成功談<ママ体験談>

目次

出産以降、出ない・飲まない・頻回でつらいなど、いろいろ悩みつつも進めてきた授乳。でも、さまざまな原因で断乳しなければならないケースがあります。そこで気になるのが「断乳の仕方」。今回は特に「母乳育児の断乳方法」についてママたちに聞き、失敗談も交えながらご紹介します。記事の最後にある川島先生の解説も併せてご覧くださいね。

この記事を解説してくれた先生 川島 智世先生 育児相談員、看護師・助産師。3児の母。母子保健活動(プレママ・パパの講座、妊産婦・育児相談、乳幼児親子ふれあい教室、乳幼児の食事や離乳食の指導等)や、「命の学習」「家庭での性教育」の講師、乳幼児の育児支援者・保育士を対象としたスキルアップ講師として活躍中。「生後すぐからできる赤ちゃんのリズム体操」(学研プラス)、「家庭での性教育絵本『つながるいのち』」(光陽メディア出版)など著書多数。 HP:http://akachanacademy.com/

断乳ってどうするの?失敗&成功パターンは?~ママたちの声~

ママの体調不良や子供の入院など、それぞれの事情で授乳を継続できない場合があります。「できれば自然な形でおっぱいを卒業させたかったけど、断乳せざるを得ない」というママも少なくないようですね。そんな時、頭をもたげるのが「どうやっておっぱいをやめさせる?」という断乳問題。そんな断乳の仕方について、ママに聞いてみました。

「実はいまだにバイバイできない」

まずは断乳失敗談から。韻を踏みつつ切り返すあたり、才能を感じます!言葉が話せるようになってから断乳すると、こんなやりとりができるんですね。

「おっぱいにアンパンマン」

大好きだったおっぱいが怖いものになってしまったらショックですが、憧れのヒーローに変身したのであれば、飲めなくなって関係性が変わっても、いい記憶として残ってくれそうですね。

「ママの体調不良で断乳延期」

ここにもアンパンマンおっぱいが!他にも「乳首を鼻に見立てドラえもんを描いた」「右はトーマス、左はパーシー」と、おっぱいに絵を描いて子供を説得するママは多くいました。

「セルフで飲まれてしまった」

ママとの交渉決裂で、おっぱいに直談判……なかなかやりますね。職場復帰後は、ママは仕事に家事に育児、子供も慣れない保育園生活で大変だと思います。お互い納得の「おっぱいバイバイ」ができますように。

「かっこつけな性格を利用」

夜の寝かしつけに授乳していると、断乳のハードルがあがりますよね。それを見越して「夜寝る時におっぱいがないと眠れないというのは、おっぱいをやめるのに時間がかかる(大変だ)と聞いたことがあったので、早い段階からおっぱいではなく、トントンなどで夜の寝かしつけを行っておっぱいに依存しないようにして、フェードアウト卒乳できました」(30代、長女4歳・次女0歳、正社員・サービス業)というママもいました。

「断乳中のお風呂は〇〇で乗り切る」

おっぱいを見てしまうと飲みたくなりますもんね。その点、入浴は断乳の際の関門かもしれません。お風呂での断乳対策として「断乳するとき、お風呂はパパに任せた」「水着で入浴した」というママも。

「父子旅行」

パパの協力は心強い!おっぱいが終わったら、パパと子の仲も深まるかもしれませんね。第二子以降の妊娠を考えて断乳というママも何人かいましたが、この点に関しては記事の最後にある助産師さんの解説を参考にしてください。

「おっぱいにワサビvs母のプライド」

妊娠中に続き、授乳中も服薬に迷うママは多いようです。授乳中の薬については、川島先生の解説も参考にしてください。

※マイナビウーマン子育て調べ 調査日時:2019年1月22日~1月28日

育児相談員・助産師の川島先生からママたちへのアドバイス

ママのみんなさん、こんにちは!育児相談員歴26年の助産師、川島智世です。 今回のテーマは「断乳の仕方」。母乳を続けていたけど、「断乳をしたい」「断乳をしなければならない」ということ、ありますよね。例えばこんなケース……。

ケース①母乳育児に疲れ、おっぱいをやめたい

・家にこもると余計に疲れる

ママと子供、2人きりで家の中にいることが多く、四六時中子供がおっぱいを求めて母乳育児に疲れてしまっているケース、よく聞きます。ママは心身共にクタクタ状態。そこでまた家にこもってしまうと、子供のおっぱいへの執着も薄まらず、悪循環に陥ってしまいがちです。

子供を外に連れ出すと、その時はおっぱいのことを忘れてくれるから、乳離れしやすいですが、外遊びが苦手なママもいますよね。「子供がタフすぎて、うまく遊ばせることができません」「外遊びに付き合うのが苦手なんです」というママからの相談も多いです。

・疲れない外遊びのコツは「目は子供」「耳はママ」

公園に連れて行ってる間中、ずーーーっと必死になって子供に付き合おうと思っていませんか?子育てのポイントは見守ることなのです。

外遊び中、アプリやメールなどスマホを見ていて子供から目を離すのはダメです。ちょっと目を離したすきに思わぬ事故に合わせてしまいます。

が、耳は離して大丈夫です。

イヤホンでママの青春時代に好きだった音楽を聴いたり、ラジオを聴いたり、英語やフラス語のリス二ングをしながら、ママはママの時間を耳で楽しみつつ、子供の外遊びに付き合うのはいい気分転換になります。今まで長く感じていた「遊びに付き合う時間」が、あっという間に過ぎていきます。

・外遊びで子供は成長、ママはリフレッシュ

子供を目で追い続けていれば、子供の表情で子供が訴えていることはわかります。

子供は不安がると必ず親の顔を見ます。確認するかのように……。問題がなければママは笑顔で大丈夫と伝えるにとどめ、子供が困っていたらその時こそ手を差し伸べ、知恵を与えてあげればいいのです。

子供は子供が大好きです。できれば、ひとつ年上ぐらいの子が集まる広場などがおすすめですよ。 (歳が二つ以上離れていると、1歳児前後の子供の存在が遊びのじゃまに感じ、じゃけんにされることが多いです。ひとつ上ぐらいだと子供たちにまざって遊ぶことができますので、親も落ち着いて眺めていることができるでしょう)

元気な子はまわりの子供たちから積極的に遊びを吸収していきますし、警戒心の強い子は親のそばでじっと子供たちを眺めながら多くのことを学んでいきます。

子供はおっぱいを忘れて遊び、ママもおっぱいを忘れてリフレッシュ!断乳や卒乳に向けて、外遊びをそんな風にいかしてみてくださいね。

ケース②ママの病気で断乳が必要

・服薬=断乳ではない

「薬を飲んだら授乳をやめなくてはいけない」と思い込んでいるママも多いですが、母乳にほぼ影響がないとされている薬も多くあります。

「服薬即断乳!」と自己判断で元気なおっぱいを突然ストップしてしまうと、乳腺炎などのトラブルにつながるほか、母乳を再開したくても出なくなってしまうこともあります。

医師が授乳OKとして処方していれば、服薬しながら母乳育児を継続して問題ありません。市販薬の場合は、薬剤師などに相談してくださいね。

・中には断乳しなくてはいけない薬も

一方で、抗がん剤やてんかんの薬など、授乳中に服用しない方がいい薬もあります。ママが病気で強い薬を服用するため、断乳しなくてはいけない場合もあるでしょう。

授乳すると子供に影響があるような薬は、必ず医師から授乳をやめるように指示があるはずですから、その場合は従って適切な断乳ケア(お乳を止めたり、搾るケア)をしてくださいね。

参考サイト 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 「授乳中に安全に使用できると考えられる薬・授乳中の使用には適さないと考えられる薬」 https://www.ncchd.go.jp/kusuri/news_med/druglist.html

ケース③母乳トラブル(乳腺炎)を繰り返す

・「おっぱいを止める方法」に注意

乳腺炎などのトラブルが多いため、断乳を決める場合もあります。その場合は特に、おっぱいを止める方法に注意を払ってください。

・断乳の条件は「〇〇があること」

と、その前に、断乳するには大事な条件があることを知っていますか?

それは「子供にとって母乳以外の栄養手段があること」です。

粉ミルクが飲める、離乳食が食べれるなど、子供の栄養手段を確保してから断乳ケアに入りましょう。いざ断乳したけれど、離乳食も進んでおらずミルクも受け付けない、なんてことがないようにしましょうね。

・断乳ケア、自己流はNG

断乳時のケアは、助産師にお願いする方法自分でする方法があります。

自分で行う場合、正しい知識がないまま自己流でケアを進めてしまうと、乳腺を傷めたり、乳腺炎などのトラブルを招くことがあります。ひどい場合は中で膿化してしまい、乳房の切開が必要なことも。

正しい断乳ケアの方法は、母乳ケアをしている助産院や医療機関で教われます。そこで助産師から手技を受けたり、自分でお乳を搾る方法の指導を受けましょうね。

ケース④2人目以降を考えて

・下の子の妊娠を望む場合の断乳

母乳育児は、ママと子供だけの問題だけでなく、夫婦の問題や家族計画(第2子以降の出産プラン)にも影響します。

母乳育児をしていると、ミルク育児の場合よりも生理(月経)再開が遅くなります。生理再開前に妊娠する場合もありますが、なるべく早く赤ちゃんが欲しい場合は、断乳なり卒乳なりの検討が必要でしょう。ママ自身はどうしたいのかを含め、いろんな角度から母乳育児のあり方、断乳プランを考えましょうね。

・下の子を妊娠した場合の断乳

妊娠中の授乳に関して「やめた方がいい」「続けても大丈夫」など、両方の考え方があります。

実際、上の子の授乳を続けながら、トラブルなく下の子を産んだママの例も報告されています。まずは、隠さずに産婦人科の主治医に授乳をしていることを伝えて、どうするべきか相談しましょう。

「授乳を叱られるんじゃ……」と医師に隠して授乳を続けるママの話も聞きますが、他の人が大丈夫だからといって、自分も大丈夫っていうわけではありません

特に、授乳でお腹が張ったり、腹痛がある場合は危険信号。必ず医師に相談してくださいね。

断乳で揺れる母心

断乳に至る経緯は人それぞれ。意思に反して断乳した場合、特に母乳育児を続けたかったママだと、後々罪悪感のように心に残ってしまうこともあるようです。私も、自分を責めてしまうママにたくさん出会ってきました。

でもね、考えてみてください。子供にとっての最高の心と体の栄養はなんでしょう? おっぱい?いいえ。

子供の心と体の最高のごちそうは、ママの笑顔、パパの笑顔です。

母乳かミルクかは、単なる栄養の手段・方法の問題。「やむなく断乳した」「母乳で育てられなかった」ということで、自分を責めてはいけませんよ。

その罪悪感に満ちた暗い表情は、まわりの人にも連鎖します。ママやパパが子の笑顔で心が癒され元気をもらうように、子もパパとママの笑顔、笑い声に元気をもらい、癒しと安心感に包まれるのです。

一番大事なのは、子供を慈しみ、優しく抱いてあげることです。ママ・パパの笑顔は最高のこころと体の栄養なのです。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:川島智世先生)


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マイナビウーマン子育て

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