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結婚破談のショックで○○へ1ヶ月旅したら…行くだけで激ヤセ?【40代・最後の婚活#9】

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目次

イトウウミ44歳。結婚を誓った彼に逃げられ、早1年。突然の開き直りから婚活を再開するも、いまだ難航中。「どうして今婚活をしているのか」振り返りながら書いている「セルフ自伝」。

 

 

今回と次回は1月のオトナサローネ特集「オトナの3kgやせ」にあわせ、番外編で「私が婚活人生で激ヤセした旅行」の話をお送りします。

 

 

じつは、私…結婚破談になったのは今回が初めてではありません。

 

学生時代から5年ほどお付き合いした同級生の彼がいた。漠然とお互いに結婚を意識しており、社会人3年目に彼からプロポーズ。しかしながら、私の母親の猛反対で破談に。泣く泣くお別れすることになってしまったのだ。

 

「二人で乗り越える」勇気がなかった自分をものすごく後悔したし、母親との関係がこじれたのも当然。立ち直るまでに年数を要したのは言うまでもない。

 

一方、この一件のおかげか、今回2回目の破談で「私は“結婚”してはいけない人間なのか!?」と逆ギレし、意外にも早く開き直れた…そんな気もするのだった。

 

行くなら今でしょ! 魅惑の国「インド」

転勤が多い彼についていく前提だったため、私は当時勤めていた会社に居づらくなった。自立したい一心で会社を辞め、大学院に進学したのもちょうどこの頃。「結婚するため」に今まで諦めていたこと一つひとつに挑戦していた。なかでも、一大イベントが「インド放浪」である。

 

そもそも、インドは「好き」か「嫌い」か、きれいに2派に分かれる国だ。「好き」な人は何回もリピートするが、「嫌い」な人は「二度と行かない」もしくは「行く気も起きない」という。

 

そんな私がインドに行ったのは29歳のとき。進学したが就職氷河期で会社決まらず…合コン行っても収穫ゼロ…論文も書けず卒業も危うい…なんだか“お先真っ暗”の腐った頃だ。

 

もともと、ノンフィクションが好きで読みあさっていた私。椎名誠「インドでわしも考えた」(集英社)、藤原新也「印度放浪」(朝日新聞社)、沢木耕太郎「深夜特急」(新潮社)はまさに“バイブル”。インドへの憧れと期待を膨らませていた。

 

しかし、振り返ってみても、なぜだか渡印した明確な目的が思い出せない。現地でしんどい思いするならば、ビザ取るのに苦労した時点でやめときゃよかったのに。30歳という年齢への焦りからなのか、未知の扉を開けば「成長」できるかも…そんな前向きさが背中を押したのだろう。

 

次々に受けるインドのびっくり「洗礼」

「変わりたい」――2003年冬、淡い期待だけで私はインドへ飛び立った。ニューデリーIN→ゴアから真ん中を横断→ガンジスの畔バラナシ→ニューデリーOUTの計画で約1ヵ月間。

 

ネットカフェはあったものの、スマホですぐ検索…とはいかず、情報源は旅人御用達の「地球の歩き方」「ロンプラ(ロンリープラネット)」そして現地入手のみ。ヒンディー語は絵にしか見えないし、駅前留学程度の英会話力で不安しかないままの上陸だ。

 

15kg超の荷物を背負って、空港に降り立ったのは真夜中。そして、初日にしてインドの象徴ともいえる出来事に遭遇するのである。

 

ここはどこ!? ナゾの日本語名の店は…

空港からデリーの「パハール・ガンジ」という安宿街に向かうときのこと。タクシーを日本人男性2人とシェアした。タクシーというか軽トラの後ろに乗せられ、ドナドナ状態で暗闇を30分ぐらい走った頃…突然停まったのは、とある店の前だった。

 

「ここ、目的地ね」

よく見ると、拙い「パハール・ガンジ」の文字が!

「へっ…!?」

同乗した3人はきょとんと看板を見つめ、固まってしまった。

 

途端、「ツアー申し込め!」「カネ払え!」と怒号が飛び交いはじめた。運転手たちとバトル勃発。まずい…逃げたいが真っ暗闇でどこだかわからん。「このまま売られてしまう」息を呑んで何度も覚悟した。

 

すると、インドリピーターのお兄さんがケンカ腰で交渉し、場を収めてくれたのだ。

なんという幸運! 私、もってるかも!

1時間後、彼のおかげで無事安宿街に到着できた。

 

「こんなの日常茶飯事だから気をつけて」

言葉を残し、去っていったお兄さん。

ヤバイ国に来ちゃった!?…インドで受けた一つ目の洗礼だった。

 

振り返ると…たくさんの人・人・人!

インドでは街を歩くだけで人気者になれる。

「ジュータンあるよ」「うちのホテルお湯でる」「どこ行く?格安チケットあるで」

時々、関西弁だったりするからビックリだ。

 

とにかく、気が休まらない。買い物をすればボッてくるのはお約束。宿泊先まで営業にくるのは当たり前。常にビジネスモード全開で、繰り返される営業トーク。ちょっとでも油断すると、相手のペースに呑まれてしまう。

 

そんなインド人の頭の良さに敵うはずがない。「受け入れ態勢」ではなく、「聞き流す態勢」に徹底したほうがいい――気がついたのは旅も後半だった。

 

サバイバルな毎日で鍛えられた私に、まさかの出逢いが…!?

次回(下)に続く。

 

【毎週火曜17時に連載・つづく】

#1 結婚できないんじゃなくて、しない選択してきたんです!

#2 婚活カードの「性格」って何を書けばいいの?就活みたいな自己分析にウンザリ

#3 「見る目」があるから「結婚しなかった」んです!

#4 ボーダー服を着るオンナはモテないって言われたけれど

#5 しみったれ倹約家も豪快ギャンブラーもみんなケチ!

#6 どうしよう…これじゃあまるで「オカン」じゃない!?

#7 40代独女が猫を飼っていたら婚活は難しいのか?【40代・最後の婚活】

#8 あなたはカレのどこをチェックする?私は気になる人のあの部分……

#9 結婚破談のショックで○○へ1ヶ月旅したら…行くだけで激ヤセ


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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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