アプリでmichillが
もっと便利に

無料ダウンロード
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

『孤独のグルメ』台湾ロケ裏話 井之頭五郎が舌鼓を打った宜蘭の○アイスって?[大久保麻梨子、台湾5年生]

/

他のおすすめ記事を読む
GWの旅行で大活躍♡付録でお得にGETできる「バッグ・ポーチ」特集!

※前回のお話は「台湾アンバサダー太鼓判の必訪スポットとは!?」でどうぞ

夜食テロといえば思い出すのが俳優・松重 豊(まつしげ ゆたか)さん主演のTVドラマ『孤独のグルメ』。日本ではテレビ東京系で数シーズンにわたり放送されてきた人気番組だ。
『孤独のグルメ』が台湾で放送され始めると、食べることが大好きな台湾の人たちの間でも話題を集めた。その人気は、『孤独のグルメ』をリメイクした「孤独的美食家(グードゥーダメイシージャー)」というドラマが作られるほどだ。その事実を踏まえても、主役の中年男性・井之頭五郎氏が、ただひたすら美味しいものを食べるというシンプルな世界観が、アジアの人たちの共感を呼ぶのかもしれない。

そんな『孤独のグルメ』がシーズン5にして、美食の土地・台湾でロケを行うことになったというニュースが届いた。しかも願ってもないことに、私も出演できることに!
「今度、帰国したら、あの街で五郎さんが食べた○○を味わいに行きたいなー」なんて、妄想しながら観ていた大好きなドラマだったこともあり、思いもよらない機会に心が弾む。
一体、五郎さんは台湾で何を食べるのだろう……。
あの見事な食べっぷりを期待しつつ、撮影準備を着々と進めた。

こうして迎えた撮影前日。向かった撮影場所は、台北から東方向へ車で約1時間半ほど移動した場所にある宜蘭(イーラン)県。
都市化された台北とは違って、山や海といった自然が豊かに残るのどかな田舎町だ。
台北からも近いため、週末に訪れてゆっくりと休日を楽しむ人も多い。例えるならば、日本の箱根のようなスポットだ。
その日に泊まったのは、台湾でも有名な温泉地・礁渓(ジャオシー)。部屋風呂で温泉が楽しめるような、優雅なホテルが集まっている。
現地に集合したのは日没後。日本から来た監督やスタッフ、共演者の皆さんとの食事を終えると、翌日の撮影に備えて早々に部屋へ引き上げた。部屋風呂で温泉に浸かると、緊張がほぐれたのかすぐに眠気に襲われてベッドへ。

翌日は、目覚ましが鳴るより早く目覚めてしまった。撮影開始までは、まだ時間がある。
せっかくなので、ホテルの外へ出て探索することに。礁渓のあちこちで見かけるドクターフィッシュに初挑戦することにした。
日本で見たものの2~3倍はあろうかと思われる大きなドクターフィッシュが泳ぐ水槽もあったが、ちょっと怖かったので一番小さな魚の水槽でチャレンジ。

最初は足裏をくすぐられるような感覚が慣れず、ギャーギャー1人で叫んでいたものの、だんだんとマッサージされているような気持ちに。
結構楽しいかもしれない……と思い始めたが、そろそろ撮影準備に取り掛からないと間に合わない。急いでホテルに戻り、ロケ地の「三星青葱文化館」に向かう。

宜蘭の名産品といえばなんといっても三星葱(サンシンツォン)。風味豊かな日本の葱に負けずとも劣らない味の三星葱を存分に楽しめる施設がここなのだ。
私の演じる役柄はココ、「三星青葱文化館」で働いている日本から来た留学生。そこへ松重 豊さん、もとい五郎さんが訪ねてくるというストーリーだった。

台湾移住後、日本のドラマに出演したのは、思い起こせばこれが初めて。だが、日本人スタッフが力を合わせる撮影現場はとても効率が良い。スタッフの皆さんもテキパキと動き、どのシーンもほぼワンテイクずつで終了。とても順調な撮影で、あっという間に終わった。

余裕をもって撮り終えたこともあってか、文化館の方がスタッフさんと出演者全員に振舞ってくださったのが、この場所でしか食べられないという葱アイス
これは面白い、と迷わず食べ始めたのが松重 豊さん。
「意外と美味しいね」とパクパク食べ進める様子は、さながら五郎さん。
私はというと、アイスのミルキーさの後から襲ってくる濃厚な葱の風味に閉口してしまい……。なんとも言えない味わいに、食べては止めて、またちょっと食べたくなっては口に運び、止めては食べて、を繰り返し……。
リアル井之頭五郎さんの横で、時間をかけながら、ゆーっくりと完食したのだった。

【麻梨子的台湾案内⑪ 宜蘭】
台湾北東部の海岸沿いに位置。山と海に囲まれた、台北市民にとってはアクセスしやすいマリンリゾート地。

台北はいろいろ観光したから今度は違うところに行きたいなぁという台湾トリップ上級者の方にも、日帰り旅行ができる宜蘭はとてもオススメの観光スポット。
温泉も楽しめるし、興味のある方はぜひこの葱アイス目当てにも宜蘭に足を運んでもらいたいと思います。(麻梨子)

<アクセス>
「台北車駅」から特急列車「自強号」に乗り、1時間半程度乗車。

【麻梨子的台湾案内⑫ 三星青葱文化館】

<アクセス>
「台北車駅」バスターミナルから葛瑪蘭(カマラン)バスに乗車。約1時間後、台湾国鉄橋「羅東」站に到着。タクシーに乗りかえて約25分
住所 : 宜蘭県三星郷義德村中山路31号
開館時間 : 8:00~17:00、土・日・祝日 9:00~18:00
http://www.sunshin.org.tw/guan/


【Profile】
大久保麻梨子(おおくぼ まりこ)

20160816-0084
1984年9月7日、長崎県生まれ。
2003年に「Sea Story Audition 2003 マリンちゃんを探せ!!」で初代グランプリを獲得し、芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍する。2008年、女優業をスタート。CMやドラマ、映画で活躍するのと同時に、写真集を計9冊出版。
2011年、台湾に移住。中国語を学びながら、台湾の芸能界でタレント・女優として活動開始。2013年、日本人として初めて、台湾最大規模のテレビアワード「第48回金鐘獎」テレビ映画部門 最優秀助演女優賞に輝く。2016年TV連続ドラマ「幸福不二家」では主演を務めた。現在は次作ドラマの「四月望雨」を絶賛収録中。

目標は女優として幅広い役に挑戦することと、台湾アンバサダーとして日本と台湾の橋渡しをすること。

Text 大久保麻梨子

*次回は7/23(日)掲載予定です。
※文章・画像の無断転載はご遠慮ください

大久保麻梨子 公式Instagramアカウント→
@marilog0907

MANAGEMENT : CHEERS MANAGEMENT CO.,LTD.
AGENT : 

 

 


関連記事



この記事のライター

宝島オンライン

ありがとうを贈るとライターさんの励みになります

トップへ戻る

ライフスタイルの人気ランキング

新着

カテゴリ

公式アカウント

ログイン・無料会員登録