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【医師監修】妊娠19週の体の変化・この時期感じる疑問・必要なこと

目次

妊娠16週~27週までは「妊娠中期」と呼ばれています。今回は、妊娠19週にスポットライトを当て、この時期に起こる体の変化ほか、必要なこと・注意点をお伝えします。

この記事の監修ドクター 産婦人科専門医齊藤英和先生 梅ヶ丘産婦人科勤務、国立成育医療研究センター臨床研究員、神戸元町夢クリニック顧問、浅田レディースクリニック顧問、近畿大学先端技術総合研究所客員教授、1 more baby 応援団理事、ウイメンズヘルスリテラシー協会理事。山形大学医学部卒業後、同大学、国立成育医療研究センターを経て現職。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖専門医、医学博士

妊娠19週ってどんな時期︖

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妊娠19週は5ヶ⽉の最終週。胎動を感じたママもいることでしょう。徐々に⼤きくなるお腹に、「本当にこのなかで育っているんだ!」と⾚ちゃんの存在を実感するママも多いことと思います。嬉しい体の変化がある⼀⽅で、マイナートラブルも増えてくるのがこの時期です。パートナーの協⼒がますます必要になってくる時期ともいえます。

妊娠19週に体内で起きる変化

妊娠期間が進むにつれ、ママの胎内では⽬まぐるしい変化が起こります。それだけでなく、ママの⼼⾝にもさまざまな変化が⽣じます。ここでは妊娠19週に起こる体の変化を詳しく⾒ていきましょう。

⾚ちゃんの変化

妊娠19週末までには身長約25cm、体重約250gに成長します[*1]。頭はちょうど鶏卵くらいのサイズで、身長の約3分の1を占めています。

からだ全体は「胎脂」と呼ばれる白い脂肪のようなものにおおわれ始め、機能面では触覚が完成。超⾳波検査で指しゃぶりをする姿が⾒えることもあります。赤ちゃんは活発に動き始めており、胎動も感じられるようになります。

また、妊娠17〜18週以降は男女による性器の違いがはっきりしてくる時期のため、超⾳波検査の際、状況によっては性別を判断できることもあります。

ママの変化

大きくなってきた子宮に胃や肺などが圧迫され、動悸(どうき)や息苦しさを感じるママも出てきます。 妊娠中は子宮により横隔膜が押し上げられ、機能的残気量(息を吐いた後に肺に残る空気の量)が減ることや腹式呼吸が難しくなることから息切れを起こしやすい傾向にあります。 息苦しいなと思ったら、いったん落ち着いて深呼吸し、息を整えましょう。

また腰痛を感じるママも少しずつ増えてきます。妊娠中に分泌されるホルモンの影響で骨盤の靱帯や関節などがゆるむことに加え、子宮が大きくなり、お腹が膨らむことで体の重⼼が変わり、上半身を反るような姿勢になるためです。対策としては「運動療法」や「⾻盤ベルト」によるサポートが効果的です。ストレッチを行ったり、骨盤ベルトで腰まわりを安定させたりしてみましょう。

腰が痛いと湿布を使用して痛みをやわらげたくなるかもしれませんが、市販の湿布の中には妊娠中期~後期に使用すると赤ちゃんに悪影響のある薬成分を含むものが少なくありません。必ず主治医に相談してから使用してください。

妊娠19週の疑問

⽴ちくらみが増えた…何が原因︖

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この頃から⽴ちくらみに悩まされるママも増えるようです。妊娠中の立ちくらみの原因には、以下のようなものが考えられます。

起立性低血圧

立ち上がる時に一時的な脳貧血状態になることが原因で、ふらっとするような立ちくらみをおぼえることがあります。通常は立ち上がる際、血管が収縮して血圧や血流の調整を図るのですが、妊娠中はこの調整がうまく働きにくい傾向があり、結果として立ちくらみが起こりやすくなります。

つわりによる脱水症状

つわりで嘔吐を繰り返すと脱水症状を起こし、その結果、立ちくらみやめまいを生じることがあります。 脱水症状がひどくなると筋力の低下や手足のしびれ、さらには意識障害をおこすことも。水分補給は大切です。少しずつでもよいので、こまめに補給しましょう。

もしも吐くのがつらくて水分がまったくとれなかったり、症状が改善されなかったりするときは主治医に相談を。

貧血(鉄欠乏性貧血)

妊娠中は、⾚ちゃんの⾎液を作る材料となる鉄が、胎盤を通じてママの体から運ばれていくため、「常に貧⾎になりやすい状態」といえます。レバーやほうれん草といった鉄分の多い食材を増やし、鉄分の摂取を心がけましょう(ただし、レバーに多く含まれるビタミンAは妊娠初期はとくに過剰摂取に注意が必要です) 。

それでもなかなか改善されない場合は主治医に相談し、鉄剤を処方してもらうのがよいでしょう。

迷走神経反射

妊娠中は採血をすることが多く、その後に立ちくらみやめまいが起こることも少なくありません。これは首から胸、腹部あたりまでの臓器の動きを支配している「迷走神経」の働きが採血などの刺激によって高まり、血圧低下や心拍数の減少を起こすためといわれています。妊娠中にはその頻度が増えるとされているため、注意が必要です。

妊娠中はむくみやすいって本当?

女性はホルモンの影響で基本的にむくみやすい状態にあると言っても過言ではないのですが、妊娠中は妊娠の維持に必要な黄体ホルモンの分泌量が増加するため、その傾向がさらに高まります。中でも妊娠中期~後期は母体内の血液量が増加することから、特にむくみやすい時期といえます。

解消法として、寝るときに足を少し高くしたり、リンパマッサージやウォーキングをしたりしてみましょう。弾性(着圧)ソックスの装着や足浴などもむくみ解消の効果が期待できます。

食事面では、ナトリウム(塩分)を摂りすぎないようにし、カリウムやビタミンB1、カルシウムが不足しないように気をつけましょう。カリウムはバナナなどの果物に多く含まれています。

妊娠19週に必要なこと

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引き続き急な体重増加に要注意

つわりが治まって食事がおいしく感じられるようになり、お腹がすく時期というママも多いでしょう。それは良いことなのですが、急激な体重増加には注意が必要です。妊娠前、とくに太っていなくても、妊娠中に体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクが高まります。

妊娠中は1日に必要なエネルギーが多少増えますが、それは妊娠中期で約250kcal[*2]=ごはん1杯分程度。食べ過ぎに注意して、できるだけ栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

まとめ

妊娠の中盤にさしかかり、胎児にもママの状態にもさまざまな変化が起こってきます。マタニティースポーツや 散歩などで気分転換しながら妊娠に伴う変化を楽しみましょう。

(文:山本 尚恵/監修:齊藤英和先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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