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“ヒアリ”だけじゃない!街や行楽地にも潜む危険生物から身を守れ!!

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今年5月、神戸港で陸揚げされたコンテナから見つかったことを皮切りに、各地で続々と発見されているヒアリ。ニュースでも連日のように取り上げられ、社会問題となっている。
ヒアリは南米原産の、別名「殺人アリ」とも呼ばれる危険な毒アリだ。腹部の先端にある毒針で刺されると、「ヒアリ(火蟻)」の名前の由来にもなった火傷のような痛みに襲われ、頭痛や吐き気などの症状に見舞われる。さらに複数回刺されて、アレルギー反応のひとつアナフィラキシーショックが起きてしまうと、命を落とす危険もあるという。


↑ヒアリは凶暴で、人間に襲いかかってくることもある

こうした毒を持つ生物というと、ひと昔前に話題となったセアカゴケグモも、もともとはオーストラリアが原産の外来種。このクモに噛まれると、1時間ほどで全身に痛みが広がり、嘔吐、発熱、頭痛や呼吸困難に陥ってしまう。
日本で初めて発見された1995年当時は、今回のヒアリのような大騒ぎとなったが、今ではすっかり日本に定着してしまった。つまり、これからは毒を持つヒアリがいる生活が日常となる可能性も高いのだ。

猛毒・凶暴の生物が迫る!
あの可愛い生物も実は危険

日本の固有種でも毒を持つ生物は多い。その代表例が、町や山に生息するオオスズメバチだ。
2016年9月、岐阜県飛騨市では、市民マラソンの参加者115名が刺される被害にあった。マラソンコースに巣があったため、被害が拡大したとのことで、この事例では死者は出なかったものの、国内では年間平均で20人ほどがスズメバチの毒で命を落としている。
沖縄地方の海に生息するハブクラゲも猛毒の持ち主で、沖縄県では2016年だけで150件近くの被害が報告された。多くが刺された痛みだけの軽症で済んだが、呼吸困難になった重症例もあり、過去には死者も出ている。

また、意外な生物も毒を持っていることをご存じだろうか。
たとえばアマガエル小さく可愛らしいおなじみのカエルだが、皮膚を覆う粘膜に毒が含まれており、カエルに触れた手で目をこするなどして粘膜が目に入ると、失明の危険性がある。
さらには、海辺に生息するきれいな貝にも毒がある。アンボイナガイはコブラの毒の40倍もの猛毒を持ち、うっかり毒を含んだ針に刺されると、最悪の場合、6時間で命を落とすというのだ。


↑愛好家が多いカエルにも毒を持つ種類が多い

身の回りで見かける
あの生物にも注意が必要!

ただ、有毒生物やどう猛な生物だけが危険なのではない。意外な生物にも、命を脅かす危険があるのだ。
夏になると飛んできて血を吸うは、世界中で年間5000万人~1億人もの人が感染しているとされるデング熱などの感染症を媒介する。2014年には国内で約70年ぶりに感染が確認され、東京・代々木公園を訪れていた人を中心に、160人が発症する事態となった。2016年には、海外でデング熱に感染した人が日本に帰国後、命を落としている。


↑蚊は血を吸うだけでなく、感染症の媒介者としても厄介だ

見かけによらず凶暴なアライグマタヌキも、「危険生物」と言っていいだろう。
実は、彼らが生息するのは山林だけではない。なんと東京23区内だけでも、タヌキは過去3年間で約300件、ハクビシンに至っては、過去3年間で700件以上の目撃報告があり、家屋侵入、糞尿の被害も出ている。また、これらの動物は、あらゆる病原菌を持っているため、近づくだけでも危険がある。つまり、山や海はもちろん、私たちの生活圏内にも危険な生物は数多く生息しているのだ。

あらゆる生物の危険性を知って
遭遇したときの対策をしよう!

ここで紹介した危険生物や被害例は、まだほんの一例でしかない。そして、これから夏本番を迎え、海や山でのレジャーの機会が多くなれば、危険生物に遭遇する可能性はぐっと高くなるだろう。
では、危険生物に遭遇しないためにはどうすればいいのか、危険生物に遭遇したらどのように対処すればいいのだろうか。そうした、さまざまな疑問に答えるのが、このたび刊行されたTJ MOOK『身近な危険生物』だ。
本誌では、日本国内に生息する、あらゆる危険を持った生物を100種紹介。生息地ごとに4つの章に分類し、生物の持つ危険性を紹介しつつ、遭遇しない方法や、遭遇したり、襲われたりした際の対処法も解説している。
夏休みのレジャーで出掛ける際は、ぜひこの本を参考に、身の安全を守ってもらいたい!

危険な生物に接触して体に異常が見られる場合は、すぐに病院で治療を受けてください


TJ MOOK『身近な危険生物』


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宝島オンライン

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