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ハネムーナー必見!? 本気過ぎるブライダルフォトを台湾一のパワスポで撮影 [大久保麻梨子、台湾5年生]

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※前回のお話は「生理用品も買いに行く!? アジアのイタリア人・台湾男子の恋愛事情 」でどうぞ

前回の話で台湾男性からプロポーズされた私。
結婚するなんて、生まれて初めて。何から手をつけたらいいのか分からなかったが、まずは日本で暮らす私の両親に電話で報告してみることに。
娘から突然の国際結婚宣言を受けた母親は、さぞかし驚いたことだろう。特に心配していたのが、入籍や挙式のスケジュールだ。

ここ台湾では占いや風水を重んじる人が多く、挙式の日程もその道の先生に伺って決めるのが一般的。私と彼が相談に訪れたところ、入籍は2週間後、結婚式は8カ月後にするようにアドバイスされた。
その助言通りに進めるつもりだったのだが、すでにドラマの撮影など仕事の予定はたくさん入っている。そのことを知っている母は「忙しいのに、そんなに急いで大丈夫なの?」と気がかりな様子だった。
私自身も、当初は「時間に余裕があるときに、ゆっくり準備を進めてやればいいかな」とぼんやり思っていた節もある。けれど、この日が自分たちにとって良い日だと告げられたら、だんだんその日で間違いないような気がしてくるから不思議だ。
無事に挙式を終えた今となっては、結婚式までのタイムリミットが決められたことに感謝している。準備をやり始めると、あれもこれも……とこだわりだして、いくら時間があっても足りないからだ。

特に大掛かりな準備が婚紗(フゥンサー)。台湾で結婚するとなると欠かせない、挙式前に撮影するブライダルフォトのことだ。
台湾では、この婚紗を挙式の4~5カ月前までに撮り終えてしまう。婚紗用のウエディングドレスとお色直し用ドレスを着て、プロの手でばっちりとヘアメイクを行い、プロカメラマンに撮影してもらうのだ。
撮影場所は海や森の中、夜景をバックに……など、さまざま。あたかも2人が映画の主人公になったかのように、幻想的なシチュエーションで、ここぞとばかりにロマンティックに撮影する傾向にある。
撮った写真は人気俳優の写真集に負けないほど豪華な装丁のアルバムにまとめたり、立派な額縁に入れて飾る。さらに謝卡(シエカー)と呼ばれるブロマイドのようなカードを作って、ウェルカムボードのように式場に飾る風習もある。式の当日にゲストにお披露目し、記念としてカードを持って帰ってもらう習わしがあるのだ。

そんな写真撮影とウエディングドレスの準備を一手に引き受けてくれるのが、以前に書いた記事 でもご紹介した台北・中山ブライダル通りにひしめく婚紗店だ。
この前はレッドカーペットを歩くドレスを調達するために、事務所のスタッフさんと訪問。いつかは私もここでウエディングドレスを選ぶ日が来るのかしら……なんて妄想していたのは、ついこの間のことなのに……。
こんなに早く現実になるなんて、本当に思ってもみなかった。

今回は彼と2人で、ドレスのラインナップや挙式プランを照らし合わせながらお店を選ぶ。依頼する店が決まったら、写真のイメージやシチュエーション、撮る場所を検討。さらに衣装やブーケ、バルーンといった必要な小道具の確認と、決めることだらけだ。
私が撮りたかったブライダルフォトは生活感があり、自然であまり作り込んでいない写真。そこで撮影スポットは自宅があり、普段生活をしている信義区内に決定。
四四南村で台北101をバックに撮ったり、同区で一番賑やかな百貨店街を真っ赤なドレス姿で歩いたり……。自宅では自分たちで花や野菜で飾り付けて撮影に臨んだ。

それからもう1カ所、外せなかった場所が南港公園だ。付き合う前から2人でランニングをしたり、中国語のレッスンをしてもらった思い出の場所。
実はここは台湾の新聞で、島内きってのパワースポットと報道されたことがある。住宅街の中に位置し、一見すると何の変哲もない公園なのだが、なんでもオランダの科学者によって世界有数のパワースポットであることが証明されたんだとか……。
ここでいつものように走ったり、ブランコに乗ったり、新聞を広げたりしてみる。もちろん、全部ウエディングドレスを着て、だ。
ドレスとタキシードを着た花嫁・花婿がいきなり公園に現れるなんて違和感満点だが、台湾の人たちは慣れっこ。「ああー、ブライダルフォトを撮ってるのね」と、すぐに理解してくれる。
それくらい、台湾ではブライダルフォトというのが欠かせないしきたりなのだ。

台湾好きな日本の皆さんも、新婚旅行で渡台するなら、ぜひ好きな場所でブライダルフォトを撮ってみて欲しい。その時は絶対に恥ずかしがらず、自分が映画の主人公だと思ってなりきること!
いつも仕事で演技をしている私でも、実はというと撮影前には気恥ずかしさがあった。でも、いざ撮影してみると気分が乗ってきて、とても楽しい! 街行く人も祝福ムードで見守ってくれるし、記念写真を撮りながら一生の思い出もできて大満足だった。

【麻梨子的台湾案内⑬ 南港公園】
1988年に設立。約15.6ヘクタールの敷地内には、随所に中華風建築物が建てられている。南港区最大の貯水池を有する景観公園でもあり、朝は運動のため訪れる近隣住民も多い。 

散歩したり、瞑想を行うと免疫力がアップ、心と体のバランスが保てる……なんて説を研究者が唱えたという公園。1時間滞在するだけで、森林浴を1日行った以上の癒やしを得ることができるそうです。世界でもとびきりのパワースポットらしいですが、台湾の豊かな自然が秘める力を感じられるかも!?(麻梨子)

〈アクセス〉
住所 : 台北市南港区東新街170号

 

【Profile】
大久保麻梨子(おおくぼ まりこ)

20160816-0084
1984年9月7日、長崎県生まれ。
2003年に「Sea Story Audition 2003 マリンちゃんを探せ!!」で初代グランプリを獲得し、芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍する。2008年、女優業をスタート。CMやドラマ、映画で活躍するのと同時に、写真集を計9冊出版。
2011年、台湾に移住。中国語を学びながら、台湾の芸能界でタレント・女優として活動開始。2013年、日本人として初めて、台湾最大規模のテレビアワード「第48回金鐘獎」テレビ映画部門 最優秀助演女優賞に輝く。2016年TV連続ドラマ「幸福不二家」では主演を務めた。現在は次作ドラマの「四月望雨」を絶賛収録中。

目標は女優として幅広い役に挑戦することと、台湾アンバサダーとして日本と台湾の橋渡しをすること。

Text 大久保麻梨子

*こちらの連載は今回で最終回となります。ご愛読ありがとうございました!
※文章・画像の無断転載はご遠慮ください

大久保麻梨子 公式Instagramアカウント→
@marilog0907

MANAGEMENT : CHEERS MANAGEMENT CO.,LTD.
AGENT : 


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