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賃貸・6畳一間の和室、自分らしくおしゃれに飾る方法は? 和室愛にあふれる24歳の女性に聞いてきた

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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賃貸・6畳一間の和室を、自分らしくおしゃれに飾る方法は? 和室愛にあふれる24歳の女性に聞いてきた

旅行先の旅館や実家の和室で畳を見ると、座布団に座るよりも先に、「ああー」とくつろぎの声を出し、とりあえずごろごろしてしまう方は多いのではないでしょうか。

和室にはお手頃な家賃の物件が多めです。けれども、一人暮らしの部屋を探す時「和室を探して住んだ」という方はあまり見かけません。和室は築年数が経っている物件が多い上に、特に若い女性では、洋室に慣れている人が多いことなどが理由です。

しかし、世の中には和室ライフをエンジョイし、和室でもおしゃれに、快適に暮らしている人もいます。今回は和室で一人暮らしをしている宇佐美ゆきさん(仮名)に、和室を選んだ理由や和室のよさ、和室をおしゃれにする秘訣を伺いました。
和室を選んだのは偶然 でも憧れはあった

宇佐美さんは、社会人1年生。就職とともに和室に引越してきて4か月ほどが経ちます。その前は10畳の広さがある洋室での一人暮らしをしていました。そんな宇佐美さんが和室を選んだのはなぜでしょうか。

「和室限定で物件を探していたわけではありませんでした。絶対条件が『独立洗面台』で、でも独立洗面台のある物件だと家賃が高くなってしまいます。それでも、浴室に洗面台があるのがどうしてもいやだったんです。それで『和室可』の物件も視野に入れると、古いタイプの和室アパートなら、洗面台が別という物件が割とあって、その中からいまの部屋を選びました。譲れない希望と家賃のバランスをとった結果です」

なるほど、和室が選ばれるのはそういった点が作用することもあるのですね。ここはお部屋を探す上で参考にしたいポイントです。なお、浴室はシャワーだけで浴槽はありませんが、特に不便は感じていません。古い学生街のため銭湯が近くに3軒あり、この先冬の寒さが厳しくなってお湯が恋しくなる日は、力強い味方になるからです。

以前の住まいも、ご実家も和室ではなく、今回初めて畳暮らしをするという宇佐美さんですが、不安はなかったのでしょうか。

「一生に1度は和室に住んでみたかったので、期待のほうが大きかったです。ただ、内見をせず写真だけで決めたので、引越し当日にドアを開けるまではやはり不安もありました。すごく古かったらどうしよう、と」

そして引越し当日、初めて見た部屋の印象は?

「外観は古いので覚悟していましたが、中に入ってみると、しっかりリフォームされていて、壁もきれいで、なにより新しい畳のいぐさの香りがすごく良くて、すぐに気に入りました」

こうして、宇佐美さんの和室生活がスタートします。

【画像1】入居前の何もない部屋。ここから新しい暮らしが始まります。リフォームがしっかり施され、きれいに見えます(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像1】入居前の何もない部屋。ここから新しい暮らしが始まります。リフォームがしっかり施され、きれいに見えます(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像2】引越し当日に運び入れられた荷物。ここから引越し作業スタートです(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像2】引越し当日に運び入れられた荷物。ここから引越し作業スタートです(画像提供/宇佐美ゆき)

畳でごろごろ お布団でもごろごろの快適生活

宇佐美さんはそれまで使っていたベッドを実家に送り返し、畳の部屋での布団生活を始めます。ベッドと違って、布団は毎日の上げ下ろしが気になるところですが、面倒ではないのでしょうか。

「布団の上げ下ろしは気になりません。それより、布団だとベッドよりごろごろとくつろげる感じがすごく気に入っています。それまで住んでいた部屋は10畳あって正直持て余していましたが、今は6畳になってこじんまりしているのも、かえってくつろげるポイントになっています」

【画像3】おそるおそる入居を開始した当時(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像3】おそるおそる入居を開始した当時(画像提供/宇佐美ゆき)

宇佐美さんの部屋は昔ながらの和室ということもあり、押入れやクローゼットがあって収納力抜群です。ただ、来客用の布団なども入れると割といっぱいになってしまい、普段の自分の布団は外に出しているそうです。

キッチンはごくごく一般的なものですが、コンロを自分で用意しておくタイプで、まだ変えていないので、ポータブルのIHコンロを置いているとのことでした。

研究&研究で理想のインテリアに出会う

さて、引越しにあたって、新しい部屋をどう作っていこうかと宇佐美さんは悩みました。インスタグラムを始め、素敵な部屋の写真をアップしている人のサイトを見て、ああでもない、こうでもないと悩むうち、「これだ!」と参考になりそうなものを見つけました。

「インスタグラムを見ていて、これがいいなと思ったのは無印良品のブラインドと照明(ペンダント)です。実際に使用されている方の写真を見て、すぐに買いに行きました。照明は取り付けるだけでしたが、ブラインドは窓の大きさに合わせてオーダーしたものを使っています。色も数色あるので、部屋に合うものを選びました」

【画像4】左が無印良品のブラインド、右が照明ペンダント。出窓にブラインド、ベランダ側にカーテンでメリハリがついています(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像4】左が無印良品のブラインド、右が照明ペンダント。出窓にブラインド、ベランダ側にカーテンでメリハリがついています(画像提供/宇佐美ゆき)

たしかに、ブラウンのブラインドは、鴨居などに使われているシックな色合いとよく調和しています。そして、ひそかにそれを盛り上げているのが、角部屋のもう一方の窓にかけられたカーテンです。こちらはアースカラーですこし明るめで、やはりシンプルなものです。シンプルな照明のペンダントと、このバランスがすごい。この部屋の3大ポイントになっているようです。

なお、お話を伺った日の宇佐美さんは、かざりけのないネイビーのシンプルなTシャツとベージュのマキシスカートをとてもセンスよく着こなしていました。そんなシンプル上級者のセンスが、部屋づくりにも生かされているように感じられました。

【画像5】カーテンの裾のほつれは自分でミシンで修正。ちょっとした手間が部屋への愛着を一層深くさせます(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像5】カーテンの裾のほつれは自分でミシンで修正。ちょっとした手間が部屋への愛着を一層深くさせます(画像提供/宇佐美ゆき)

ここが自慢! 和室のおしゃれポイントと楽しみ方とは

実はロックが好きだという宇佐美さん。ただ、いまの部屋は壁が薄く、大音量では聞けないのが少し不満です。けれど、いまは部屋づくりという楽しみを得てそちらに集中しているとか。その中でも力をいれているのが、壁の装飾です。

「壁にドライフラワーを下げています。もともとドライフラワーが好きで、買ってきて鴨居に少しずつ飾るようにしました」

【画像6】気に入ったドライフラワーを飾って、殺風景な部屋を自分らしく(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像6】気に入ったドライフラワーを飾って、殺風景な部屋を自分らしく(画像提供/宇佐美ゆき)

ドライフラワーはシンプルなものから華やかなものまで、グラデーションするように壁にかけてあり、カフェのような雰囲気。これだけでも十分な気がしますが「まだ増やしたいですね。ドライフラワーが好きなので」と宇佐美さんは言います。なお、ドライフラワーは自作ではなく、いつも購入しているとのことですが、こんなふうに飾られるのであれば、ドライフラワーもうれしいのではないかと思ってしまいました。

【画像7】几帳面に整理されたお洋服(画像提供/宇佐美ゆき)

【画像7】几帳面に整理されたお洋服(画像提供/宇佐美ゆき)

収納は、同じシャツをきれいに、まるで開店したばかりのお洋服屋さんのようにならべてあり、壮観です。几帳面な人柄がうかがえるようです。

部屋づくりのコツとしては、先ほどの照明、カーテン、ペンダントのように「シンプル」にするとおしゃれになるのでは、とアドバイスをくださいました。

いぐさの香りでディフユーザー無用!

そのほかに、この部屋で気に入っていることを伺いました。

「なんといっても匂いです! アロマディフューザーを買おうと思っていたのですが、いざ住んでみると、いぐさの香りがとてもよくて、そんなものはいらない! と確信しました。本当に癒されます。まだ新しいということもありますが、しばらくこの香りとともに過ごすことができそうです」

たしかに、今は少なくなりましたが、街の畳屋さんの前を通るときに漂ってくるあの匂いってなんだか懐かしくて安心します。あの匂いが帰宅して待っていてくれたら、うれしいだろうなと、想像してしまいました。

和室暮らしの夢はふくらむ 次はちゃぶ台をゲットしたい!

最後にこれから和室に住もうと思っている人へのおすすめポイントや、アドバイスについてお伺いしました。

「畳の部屋は洋室に比べて、やはり湿気が多いのです。ですから、家具は直接置くタイプではなく、脚付きのものにするか、家具と畳の上にマットなどを敷くとよいですよ」

これまでも古民家が好きで、ついに念願の和室生活を送っている宇佐美さん。住めるまでずっと今の部屋に住みたいと思っているほど和室愛にあふれていました。近いうちに欲しいものは、使わないときには畳んでしまえる、脚付きのちゃぶ台だそうです。もちろん、昔のドラマやアニメに出てくる丸いあのちゃぶ台です。格安インテリアショップ等ではイメージに合うものが見つからなかったため、アンティークショップやリサイクルショップなどで探したい、と話してくれました。

日本人を支えてきた畳の部屋「和室」はわたしたちの心の奥底にあって、あなたをきっと優しく迎えてくれることでしょう。シンプルを楽しむ宇佐美さんの楽しそうな様子から、和室の懐の深さを感じることができました。

物件探しに迷っている方は「和室」も視野に入れて探すことで新しい世界が開けるかもしれません。

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SUUMO

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