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ふたりで初めて借りる部屋。あれこれ夢がふくらむ半面、自分たちにはどんな部屋が合うのか分からないという不安もあるかもしれない。そこで、生活雑貨から家具まで提案する無印良品のアイテムを使った部屋づくり実例を紹介しよう。
リビングがLDKの中心。ダイニングは明るい窓辺に
ご紹介するのは、東京都にお住いのHさん(夫31歳・妻33歳)の40m2の部屋。結婚3年目で2回目の引越しとなる今回、さまざまなこだわりポイントがあったが、そのうちのひとつが「明るいところで食事をしたい」ということだった。
そのため、通常ならキッチン・ダイニング・リビングという並びにするところ、「キッチン・リビング・ダイニング」というレイアウトに。希望どおり、明るい窓辺にダイニングテーブルを置くことになったと同時に、リビングがLDKの中心となった。
そのリビングには、大きな壁面をフル活用して壁面収納を設置したのもポイント。「テレビや本のほか、こまごまとした物は下の引き出しに収納し、お気に入りの雑貨は高い位置にディスプレイして、部屋がスッキリ広く見えるようにしました」
キッチンの収納にもこだわりが。「以前の部屋のキッチンは作業するスペースがなくて困っていました。今回の部屋もキッチン自体は小さいので、振り返ったところに作業カウンター兼収納を設けることに。天井までの収納ではなく、キッチンとほぼ同じ高さなので、カウンターが作業スペースとして役立っています」
カウンター下には食器などを収納しているので、カウンター上での盛り付け作業などにも便利。「新婚旅行で買った食器など、お気に入りをディスプレイしながら収納しています。扉のないオープン収納なので、当初はホコリが心配でしたが、使用頻度の高いものばかりなので気になりません。普通の食器棚のように、いちいち扉を開けなくてもサッと取り出せるので、使いやすいですよ」
寝室では、収納を間仕切りとしても活用6畳の部屋にダブルベッドを置いた寝室。ドアを開けてすぐ目の前に収納があるが、これが収納だけでなく、廊下からベッドが見えない間仕切り、そしてベッドのヘッドボードを兼ねている。
「最初は、入り口近くに天井までの収納があるなんて、邪魔じゃない?と思ったのですが、このワンクッションがあるから便利。廊下から丸見えにならないし、一部をオープンにしているので風も通ります」
一部がオープンになっているというのもポイント。「横になったまま手が届く位置をオープン収納にしたのですが、寝ている間にここで携帯電話の充電ができます」。そして朝起きたら、ぐるっと廊下側に回って、充電済みの携帯電話をゲット。これはグッドアイデア!
寝室から廊下を挟んで向かいの洗面室にも工夫がいっぱい。「『壁に埋め込める収納』に棚板を載せてタオルや小物を収納しています。また、出張が多いので、「外泊時の洗面道具を入れておく『ポリエステル吊して使える洗面用具ケース』を日常使いしています。出張時はこれを持って出かけるだけなので、自宅用と出張用を分ける必要がないんです」
Hさんのこだわり&アイデア満載の新居には、真似したいポイントがいっぱい。【応用編】ではHさんと同じ間取りの部屋でシミュレーションしたレイアウトの例を紹介する。
●取材協力この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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