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急な転勤! 持ち家を貸すのってどうすればいいの?

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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急な転勤! 持ち家を貸すのってどうすればいいの?

せっかくマイホームを買ったと思ったら、辞令で転勤することに。そんなとき、せっかくだから持ち家を人に貸して住宅ローン返済の足しにしたいと思う人も多いだろう。持ち家を貸すときはどうすればいいのだろうか。
普通借家と定期借家のメリットとデメリットを確認しよう

「家を買うと転勤になることが多い」などとよく言われる。因果関係は定かではないが、住宅ローンを返済中に転勤を命じられる人が一定数いることは確かだ。その場合、家を人に貸せば家賃収入でローン返済の足しにできると考える人も多いはず。

持ち家を人に貸したいと思ったとき、まずすべきなのは「不動産会社に相談すること」だと、ミニミニ関東本部管理部部長の永田徹さんは教えてくれた。「特に煩雑な手続きなどはありません。ただ、賃貸契約の形態をどうするのか、不動産会社にどこまで任せるのか、家を修繕してから貸すのか、といったことを決める必要があります」

賃貸の契約形態には「普通借家契約」と「定期借家契約」の2タイプがある。普通借家は契約期間を定めるものの、期間が終わっても借主が希望すれば原則として契約を更新して貸し続けなければならない。一方、定期借家は再契約前提で運用されている物件を除き、原則契約の更新ができないので、期間が終われば借主は退去し、家は貸主に戻ってくる。

転勤の場合は「自分が戻ってくるまでの間だけ貸したい」と考えるのが普通なので、借主に居座られる心配のない定期借家が適していそうだ。だが、定期借家で貸すことはそう簡単ではないという。

「定期借家の場合は契約の際に定期借家であることを書面で説明する必要があり、さらに契約終了の1年前から6カ月前までの間に貸主に終了通知を書面で出さなければなりません。もし忘れると居座られても文句が言えなくなるので、個人の貸主が自分で手続きするのはリスクがあります」(永田さん。以下同)

ではその辺の手続きも不動産会社に任せればいいかというと、それも難しい場合が多いそうだ。「終了通知などの管理は不動産会社にとってもリスクがあります。また契約期間が2年前後と短く、事業としての継続性がないので、管理まで委託する場合は手数料が家賃の10%程度かかるケースが一般的です。定期借家の場合は不動産会社の業務は借主の募集と契約の締結までで、管理は貸主が自分で行う形が通常でしょう」

定期借家は借りられる期間が決まっているので、貸主にとってはそもそも家賃が低めになるデメリットもある。かといって普通借家は居座られるリスクがあるとなると、どうやって貸せばよいのだろうか。「理想的なのは、転勤で一時的に住む必要がある人に貸すことです。そのためには法人向けの借り上げ社宅を多く扱っている不動産会社に相談するといいでしょう」

現状のまま貸して自分が戻るときにリフォームする方法も

転勤中に家を人に貸す場合、貸す前に修繕やリフォームをすべきかどうかという問題もある。家をきれいにすれば人に貸しやすくなるが、修繕・リフォーム代が多くかかるとせっかくの家賃収入が経費で相殺されてしまいかねない。この点についても不動産会社に相談して事前に修繕費の見積もりをとるのが望ましいだろう。

「マンションの場合は壁紙を張り替えるだけなど10万円前後で済むケースもありますが、一戸建てなど面積が広い場合は数十万円かかる場合もあります。家賃がどの程度見込めるか、何年ぐらい貸す予定なのか、などによって判断すべきでしょう。数万円のハウスクリーニングだけにして現状のまま貸して、戻ってくるときに自分が住むためにリフォームする方法もオススメです」

また、家具や家電については転勤先に持って行き、貸すときには残さないのが一般的だが、家具などを付けたまま貸す方法もあるという。「特に単身者はわざわざ買わなくて済むので、家具や家電付きの物件を好む傾向があります。家賃も少し高めにできるでしょう」

このほか、マンションの場合は管理規約の確認も欠かせない。管理規約は所有者である貸主だけでなく、居住者である借主にも適用されるルールだからだ。「ペットの飼育やピアノ演奏が可能かどうか、可能な場合はどのような制限があるのかなどを正しく借主に伝えないと、入居後にトラブルになる可能性があります」

転勤の間だけとはいえ、家を人に貸すには賃貸事業を営む経営感覚が求められる。素人だけでは判断が難しい問題も多いので、信頼できる不動産会社にサポートしてもらうようにしたいものだ。

●取材協力
・株式会社ミニミニ 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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SUUMO

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