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目指すはオクトーバーフェスト! おらが街のビールにかける夢

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島根県の西部に位置する江津市。人口が少ない山陰地方の中でも、最も人口が少ないこの市でクラフトビール作りと、それを市全体で産業に進化させようと奮闘している一組の夫婦がいる。彼らが目指すのはビールの本場・ドイツにあるような小さな醸造所が立ち並ぶビールの街。自らが考案した「小規模醸造所」というパッケージ商品を武器に、地域全体の活性化を目指す夫婦の姿を追った。

☆詳しくは『田舎暮らしの本』2017年11月号に掲載☆

個性的な味と風味で近年人気の「クラフトビール」。「石見麦酒」は、それを名物と新しい産業に進化させている。同じ大学で醸造を学んだ山口さん夫妻が、14年のGo-Con(江津市主催のビジネスプランコンテスト)に出したのは「目指せオクトーバーフェスト!! 街全体がブルワリー」。地元農産物を使ったビールづくりと、ビールの本場・ドイツにあるような小さな醸造所(ブルワリー)を江津のあちこちに誕生させるプランだ。それを可能とするのが、厳雄さんが考案した少予算と少人員でできる「小規模醸造所」というパッケージ。
「市販の機械を改良した発酵機や食品用袋を活用、ホース類はホームセンター品を加工し、9坪で醸造設備ができます。初期投資はビン詰め機を除き約150万円。スタッフ2名で年間最大24キロリットルを製造できます」と厳雄さん。
小規模のメリットを活かし、地元の農家から持ち込まれた米や近隣の特産のユズを使うなど、風土を活かしたオンリーワンの味を登場させ、現在は6種類を出荷。製造手法は近隣から山口県や東京都まで全国に広まっており、石見麦酒はその際に醸造設備一式を販売するコンサルティング事業も行っている。
現在、江津市は国の構造改革特区で全国初の「ビール醸造特区」の創設・認定を目指している。特区が認められれば、江津市に全国から醸造希望者が集まる可能性も大きい。

『田舎暮らしの本』11月号では「就業支援が手厚い田舎100」と題して、上記の江津市以外にもさまざまな市町村の就業支援策を、利用者の実例とともにご紹介していますので、是非ご覧下さい。

写真/福角智江
文/植田英樹、宝島オンライン

※誌面画像の無断転載はご遠慮ください

『田舎暮らしの本』最新号のお知らせ

 


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