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【医師監修】妊娠初期にだるいと感じる原因は?眠気や疲れが続く期間と対策

目次

妊娠初期、具合が悪いというほどではないけれど、体がだるく感じることがあります。まだ、体重も増えていないのに体が重く、常に眠いということも。いったい体はどうなっているのでしょうか。今回は妊娠初期にだるさを感じる原因や対策について解説します。

この記事の監修ドクター 直林奈月先生 赤心堂病院産婦人科勤務(埼玉県川越市) 高知医科大学卒業後、太田⻄ノ内病院、高知大学医学部附属病院、船橋二和病院を経て現職。 産科婦人科学会専門医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、母体保護法指定医師、女性ヘルスケアアドバイザー

妊娠初期は、どうして体がだるくなるの?

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おなかに赤ちゃんがいるということは特別な状態とはわかっていても、けん怠感や眠気など、妊娠前とは違う感覚があると不安になってしまうものです。妊娠すると、なぜこんなにだるくなってしまうのでしょうか。

ホルモンバランスの急激な変化

妊娠すると、子宮の赤ちゃんを育てるためにホルモンバランスが急激に変化します。特に、妊娠時に多く分泌される女性ホルモンのひとつであるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠を継続するために必要なホルモンであり、基礎体温を上げる働きをもっています。妊娠初期のうちは基礎体温が高い状態が続くため、常に微熱があるような、ボーッとするなどの症状を感じる妊婦さんもいるでしょう。

なお、プロゲステロンは基礎体温だけでなく眠気にも作用します。

つわりや不快症状による睡眠不足

吐いてしまうほどのつわりがある場合ならなおのこと、体力を消耗してだるくなることもあります。実際に吐かなくても、一日中ムカムカしている状態はストレスでもあります。吐き気がして寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするせいで、睡眠不足で日中は眠くてぼんやり、ということもあります。

だるさ以外にも妊娠初期に特徴的な症状って?

だるさ以外にも、妊娠初期はホルモンバランスの変化によって様々な症状が起こります。全身のほてり、イライラ、頭痛、立ちくらみなどもあります。立ちくらみはよく「貧血」と呼ばれますが、この場合は「起立性低血圧」による症状で、脳への血流が一時的に悪くなって起こるもの。目の前が真っ暗になる、動悸(どうき)、気持ち悪さ、冷や汗などを伴うことがあります。

このだるさ、いつまで続くの?

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体がだるいと、なんとなく気持ちも晴れないことも多くなります。早くだるさから抜け出したいところですが、妊娠初期のだるさはいったいいつまで続くのでしょうか?

妊娠4ヶ月ごろには回復傾向に

基礎体温は妊娠成立後もしばらく高めの状態が続きますが、胎盤が完成する妊娠12~16週(妊娠4ヶ月)ごろから次第に低くなって、つわりに関しても同時期によくなってくることが多いです。基礎体温の高さやつわりの影響によるほてりやだるさは、このころから軽減していくでしょう。

もちろん、仕事のストレスがあったり、疲れがたまったりしていると、妊娠にかかわらず体はだるくなります。今後、だんだんおなかが大きくなれば、体への負荷はかかりますので、だるさがなかなか抜けないと思ったら、活動量や休息について見直した方がいいでしょう。

妊娠初期のだるさ、どう対処する?

働く妊婦さんも多く、だるいからといって寝てばかりいられないこともあります。だるさをなんとか解決するには?

無理をしないで休む

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妊娠中は、気づかないうちに体力を消耗しています。仕事の休憩時間や家事の合間に、少しでも休むことが大切。昼寝も有効です。ただし、すっきりと目覚められる程度に短時間集中型で。深く寝入ってしまうと、起きたあとさらにぼーっとしてしまうものなので、できれば15分のタイマーをセットして昼寝しましょう。

また、体を横にした方が全身の血行がスムーズになるので、できれば横になって休みましょう。それが無理なら、座ったまましばらく目を閉じて少し休むだけでも、スッキリします。

食事は食べられるときに食べたいものを

妊娠中は、赤ちゃんのためにも栄養バランスよく食べなくちゃ、と思うかもしれませんが、つわりでつらいときは、食べられるときに食べたいものを口にできればOKです。 なお、つわりがひどくなると、治療が必要な妊娠悪阻(にんしんおそ)になる可能性があります。一日中何度も吐いて水分すら受け付けないような場合は、かかりつけの産科に相談しましょう。

好きな方法でリフレッシュする

だるいときは、気分転換でスッキリすることもあります。快適な気候であれば短時間でも散歩する、ゆっくりした動きでストレッチするという方法も。体を動かすことが好きな妊婦さんにはおすすめです。

また、好きな飲み物を楽しむ時間がリフレッシュになるなら、それもいい方法。コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを含む飲料は胎盤を通じて赤ちゃんにカフェインが届くため心配されますが、量に気をつければ大丈夫。コーヒーであれば1日に1~2杯程度なら問題ないでしょう。これまで好きだった飲み物以外にも、妊娠したことを機に、リフレッシュできる香りのいいノンカフェインのお茶などを探してみるのも楽しいでしょう。

まとめ

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妊娠初期は、ホルモンバランスが一気に変わって、だるさ以外にも、様々な症状が出るものです。だるさに関しては、妊娠4ヶ月ごろには落ち着いてくることが多いようです。身体症状のほかにも、イライラしたり、落ち込みやすかったりなどメンタル面での変化もあります。妊婦健診で特に問題を指摘されていなければ、心配しすぎることはありません。仕事や家事などあまり無理をしないで、リラックスして過ごせるように生活を工夫しましょう。

(文:関川香織/監修:直林奈月先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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