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【医師監修】妊娠2ヶ月は体調の変化が続出? 胎児の状態と生活面での注意点5つ

目次

妊娠2ヶ月目は、生理の遅れや体調の変化など、さまざまな妊娠のサインが現れ始め、お母さんが妊娠したことに気づく時期です。ここでは、具体的にどんな変化が現れるかや、お腹の赤ちゃんの状態、この時期に気をつけたいことなどをご紹介していきます。

この記事の監修ドクター

東峯婦人クリニック 松峯美貴先生 日本産婦人科学会専門医 東峯婦人クリニック 思春期から老年期の女性の悩みをささいなこと、恥ずかしくて聞けないことでもざっくばらんににきける身近な外来をめざしています。女性ならではのライフイベントを素敵にこなしながら、社会の一員として悠々と活躍するあなたのお手伝いをします。 http://www.toho-clinic.or.jp/

妊娠2ヶ月はどんな時期?

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妊娠したことに気づく

妊娠2ヶ月目は、妊娠週数でいえば4~7週にあたります。前回の生理から1ヶ月以上経つので、生理が遅れていることがわかり、「もしかして妊娠したのかな?」と気づき始めるのがこの時期です。お母さんのお腹は、まだまだ大きくなりませんが、体の中では、急激にホルモンバランスが変化しているため、それにともなって、さまざまな体調の変化が現れるようになります。

妊娠によってもたらされる体調の変化

個人差がありますが、この時期に見られる主な症状には、次のものがあります。

・体が熱っぽい ・いつも眠い、だるい ・乳頭が敏感になり、チクチクする ・乳房がはる ・おりものの量が増える ・お腹や腰がはる ・便秘になる ・トイレが近くなる(頻尿) ・情緒が不安定になる ・乾燥、かゆみ、吹き出物などの肌トラブルが起こる ・つわり(胃のむかつき、吐き気・嘔吐、匂いに敏感、食べ物の好みが変わるなど)

妊娠検査薬で判定できるように

生理予定日の1週間後(妊娠5週)になれば、市販の妊娠検査薬で検査ができるようになります。受精卵が子宮内膜に着床すると、子宮の絨毛(じゅうもう)という組織から「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが分泌されるようになり、妊娠週数が進むに連れて、その分泌量が増えていきます。妊娠検査薬は、このhCGが尿の中に含まれているかどうかで妊娠の判定を下す検査薬で、精度は99%、ほぼ正確とされています。

ただし、妊娠検査薬で判定できるのは、「妊娠しているかどうか」だけで、子宮外妊娠などの異常妊娠や流産の可能性などはわかりません。ですから、妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。

赤ちゃんは器官形成期の真っ最中

妊娠2ヶ月目の赤ちゃんは、まだ人らしい姿をしていないので、「胎児」でなく「胎芽(たいが)」と呼ばれます。また、この時期は「器官形成期」と呼ばれ、赤ちゃんの脳や脊髄、神経、心臓、消化器、手足などの器官や組織がつくられる重要な時期です。

週別の変化をみていこう

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妊娠4週目

赤ちゃんの状態

・頭臀長(とうでんちょう:頭のてっぺんからお尻までの長さ)…0.4mmくらい

妊娠3週目の赤ちゃんは、平らな円盤のような形をした細胞の塊でしかありませんでしたが、妊娠4週目になると、中央に「原始線条」という線が現れ、どこが頭やお尻になるのかがわかってきます。また、赤ちゃんの細胞が、「外胚葉」「中胚葉」「内胚葉」という3つのグループが分かれていき、外胚葉は皮膚や髪、神経システムなどを、中胚葉は筋肉、骨、心臓、血液細胞などを、内胚葉は消化器官や肺などを形成する準備を始めます。さらに、やがて心臓になる部分に、「心臓管」という2つの管ができ、今週末には赤ちゃんの全身に血液が循環するようになります。

お母さんの変化

妊娠4週目は、生理周期が順調な人なら、生理が始まる予定の週なので、生理の遅れに気づき、「もしかして妊娠したのかな?」と考え始める時期です。また、早い人なら、吐き気や胃のむかつき、匂いに敏感になるなどのつわりの症状や、熱っぽい、体がだるい、眠いといった体調の変化を感じるようにもなります。

妊娠5週目

赤ちゃんの状態

・頭臀長…2mm弱

妊娠5週目の赤ちゃんは、頭の部分がどんどん大きくなってくるとともに、背骨になる部分もはっきりしてきて、タツノオトシゴのような姿になります。また、顔の部分には、耳や目になるくぼみができ、体の側面には、やがて手足になる小さな突起も現れ始めます。さらに、赤ちゃんの心臓につながる大動脈の形成が始まり、心臓が脈を打って、血液を送り出すようにもなります。

お母さんの変化

妊娠5週目は、生理予定日の1週間後にあたるので、生理の遅れが決定的なものとなり、多くの人が妊娠していることに気づきます。また、この時期には、つわりや妊娠初期の症状に加えて、急に涙が出たり、些細なことでイライラしたりするなど、情緒が不安定になることもあるかもしれません。

今週から妊娠検査薬での検査が可能になるので、まず自分で確認したいという人は、使ってみるとよいでしょう。また、産婦人科で超音波検査を受けると、赤ちゃんはまだ見えなくても、胎嚢を確認できることが多くなります。

妊娠6週目

赤ちゃんの状態

・頭臀長…4〜8mmくらい

妊娠6週目の赤ちゃんは、体を丸めて、アルファベットの「C」のような格好をしています。この週は、脳の発達が急激に進み、目から入った情報を脳に伝える「視神経」や、食欲、睡眠、生殖行為など、基本的な生命活動をつかさどる「視床下部」の形成が進みます。また顔には、目玉のようなものが入った目のくぼみと、口の原型もできてきます。さらに、手足の形作りが進んで、先週に現れた小さな突起が魚のヒレのよう変化し、それが少しずつ伸びて、船をこぐオールのような形になっていきます。

お母さんの変化

妊娠6週目になると、超音波検査で、心拍の確認ができることが多くなります。心拍の確認ができれば、妊娠が確定するので、自治体に妊娠届を出し、「母子健康手帳」をもらいましょう。また、この時期には、子宮が大きくなることで、おへその下あたりがふくらんできて、洋服のウエストがきつく感じたり、膀胱が圧迫されてトイレが近くなったりすることがあるかもしれません。

妊娠7週目

赤ちゃんの状態

・頭臀長…8〜14mmくらい

妊娠7週目も、赤ちゃんの脳の発達が続き、筋肉の動きをつかさどる「小脳」や、さまざまなホルモンの分泌をつかさどる「下垂体」が形成され始めます。また、顔のパーツの発達も進み、眼球やまぶた、耳のふくらみ、上顎と下顎、上唇などもできてきます。さらに、体の部分には、肝臓、胃、食道、腎臓、すい臓など、消化器官の本格的な形成が始まります。また、「C」の時に丸まっていた赤ちゃんは、今週の終わり頃には、首やお尻が伸びてきて、少し人間らしい姿になってきます。

お母さんの変化

妊娠7週目になると、だんだんつわりがきつくなってくる人が多いかもしれません。また、体が疲れやすくなったり、便秘や肌トラブルが起きたりするなど、心身ともにストレスを感じがちです。しかし、ストレスを抱えていると、つわりの症状が余計に重くなることがあります。気分転換をしたり、無事に赤ちゃんが生まれてからのことを想像したりするなど、できるだけ明るい気分で過ごせるようにしましょう。

妊娠2ヶ月に気をつけたいこと

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出血に注意を

この時期は、子宮が不安定なので、不正出血が起こりやすい傾向があります。出血があっても、少量ですぐに治まるようなら、あまり心配する必要はありません。しかし、お腹の張り・痛みをともなう、出血量が多い、何日も出血が続くという場合は、異常妊娠や流産の可能性が考えられるので、すぐに産婦人科に連絡し、医師に指示を仰ぎましょう。また、心配なさそうな出血の場合も、自己判断はせず、念のため産婦人科に相談することをオススメします。

すぐに禁煙を

タバコを吸うと、ニコチンの作用で血管が収縮し、赤ちゃんに十分な酸素や栄養がいきわたりにくくなるので、赤ちゃんが低体重で生まれたり、流産、早産、胎盤早期剥離などのトラブルが起きたりするリスクが高くなります。「妊娠したかもしれない」と思ったら、スパッと禁煙しましょう。また、タバコの有害物質は、副流煙にも多く含まれているので、一緒に住む家族にも、家では禁煙してもらいましょう。

アルコールはNG

妊娠したことがわかったら、禁酒をしましょう。というのも、妊娠中にアルコールを飲むと、胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも届いてしまうので、赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群」になるリスクが高くなるのです。胎児性アルコール症候群とは、妊娠中のアルコール摂取によって赤ちゃんに生じる先天性疾患で、低体重などの発育不全、学習障害、知的障害などの中枢神経系の異常、顔面を中心とする奇形などをもたらします。

葉酸を摂ろう

「葉酸」は、ほうれん草、ブロッコリー、モロヘイヤなどの緑黄色野菜に多く含まれる水溶性ビタミンで、妊娠前から妊娠初期にかけて十分に摂取することで、赤ちゃんに「神経管閉鎖障害」という先天性異常が起こるリスクを低減させる効果があります。厚生労働省が推奨している妊娠中の1日あたりの葉酸摂取量は400μg(0.4mg)です。葉酸を多く含む食品やサプリメントを利用して、必要量を摂取できるようにしましょう。

無理せず休もう

妊娠2ヶ月目は、熱っぽさや眠気、だるさ、情緒不安定、つわりの症状などが現れやすい時期です。「疲れた」と感じたときは、無理をせず、休むようにしましょう。また、なるべく早くベッドに入り、たっぷりと睡眠をとることも大切です。

まとめ

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妊娠2ヶ月目は、妊娠したことが判明し、うれしい気持ちになる一方で、つわりを始めとする体や心の変化に、戸惑いを感じることも多いかもしれません。でも、辛い症状は、赤ちゃんが成長しているサイン。あと2〜3ヶ月もすれば、必ず体調が落ち着いてくるので、今は無理をせず、穏やかな気持で過ごせるように心がけましょう。


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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