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デンマークの“ヒュッゲ”に習う幸せのヒント6カ条

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近ごろ、世界で注目を集めているデンマーク語HYGGE(ヒュッゲ)を、どこかで耳にしたことはないでしょうか?

ヒュッゲとは、デンマーク人がとても大切にしている、時間の過ごし方や心の持ち方を表す言葉です。ほっとくつろげる心地よい自分の時間、またはそんな時間を作ることによって自然に生まれる幸福感や充実感、そして、暮らしを楽しむ姿勢とも呼べるかもしれません。いつも手の届くところにある、幸せな心の状態が「ヒュッゲ」。

実はデンマークは、世界幸福度調査*で2012年、2013年、2016年と第1位にランクイン(2017年度はノルウェーに続く第2位。日本は51位です)。世界有数の幸せな国を見習うとき、そのヒントになりそうなのがヒュッゲなのです。

☆詳しくは『リンネル』最新号に掲載☆

ヒュッゲを感じる6つのヒント
もう少し具体的に解説すると、ヒュッゲを生むキーワードとなるのが以下の6つ。

1.絆を大切に

2.時間の流れを意識する

3.無理しない

4.自然を感じる

5.心地よさを工夫する

6.日常をていねいに

以上を踏まえて、日本在住15年のデンマーク人、イェンス・イェンセンさんのヒュッゲを教えてもらいましょう!

 

■イェンスさんの冬のヒュッゲ
ヒュッゲは、時間を、家を、人を大切にすることにつながる、心地よい暮らしのコンセプト」と語るイェンスさん。この時季のヒュッゲのヒントを聞かせて!


一日のどこかで家族とゆっくり過ごす時間を持つ


家族との夕食は夜6時。7時半には子どもたちが寝てしまうので、8時からは夫婦ふたりの静かな夜の始まりです。
ダイニングでワインを開けるときも、キッチンで簡単なカクテルを作るときも。落ち着ける音楽をかけて、一日の出来事などを奥さまのマリコさんとゆっくり語り合う、何げないけれど一日で一番ヒュッゲな時間。

 

おいしいものをおしゃべりのおともに


ワインに、オリーブやチーズなどの簡単なおつまみを添えて。短い時間でも存分におしゃべりが楽しめるように、おいしいものは欠かせません。

 

心落ち着くジャズをBGMに


アナログレコードのノスタルジックな音が好きというイェンスさん。静かな夜の
お気に入りは、1950~60年代のジャズ。 

 

朝も昼も夜も、家のあちこちでキャンドルの火をともす


デンマークの冬の朝は日本以上に薄暗いので、朝食のテーブルにもキャンドルは必需品。朝から夜まで、冬も夏も、照明のひとつとして、いつもそばでともしています。子どもたちも自分でつけたり消したりすることを覚えたとか。
炎のゆらめきを楽しみながらバスタブに漬かるのも、極上のヒュッゲタイムです。

 

手作りのモノのぬくもりを暮らしに取り入れる


奥さまのマリコさんは、ノルウェー伝統の「ハーダンガー刺しゅう」を専門とする刺しゅう作家。美しい幾何学模様を糸で作る緻密な作業は、クロス1枚に数か月を要するそう。ダイニングの壁に飾ってある毛糸のスパイダーネットは、長男のカイくん作。
そして下は、デンマークに住むイェンスさんのお母さまが子どもたちに編んでくれたセーターやソックス。手作りのものは何にも優る温かさがあります。

 

温めグッズも時を重ねて使えるモノを


友人から譲り受けた古い陶器の湯たんぽと北欧デザインのオーガニックコットンのブランケットは、寒い冬に大活躍。どちらも使うほどに愛着が増す、味わい深いアイテムです。

インタビューでイェンスさんは「日本の暮らしにもヒュッゲはたくさんありますよ。鍋料理を囲む、ゆっくりお風呂に漬かる、こたつでみかんを食べるなどは、とてもヒュッゲな時間だと思います」ともコメント。

この冬はヒュッゲを意識して、温かい心で暮らしてみてはいかがですか?

 

他にも4人のヒュッゲを紹介した特集「幸せの国デンマークのヒュッゲを暮らしに」は『リンネル』12月号56ページから掲載です。

 

【Profile】
イェンス・イェンセンさん
日本在住15年。デンマーク大使館職員などを経て、日英のメディアへの執筆や企業のアドバイスなどに携わる。
著書に『イェンスの庭時間』『イェンセン家のホームディナー』など。

photograph:Nozomi Nishi
text:Atsuko Tamura, Takarajim-Online 

※誌面画像の無断転載はご遠慮ください
*参照サイト/World Happiness Report
http://worldhappiness.report/



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©Moomin Characters TM

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