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【医師監修】ちくびの周りの“ぶつぶつ”は何? 妊婦は目立つ?

目次

乳輪にあるぶつぶつとした粒状のふくらみが気になる人は多いようです。中には、「もしかしたらなにかの病気?」と不安になる人もいるかもしれません。いったいこのぶつぶつの正体は何なのでしょうか。このちくびの周りのぶつぶつの役割や目立つ時期、取り除く方法などを解説します。

この記事の監修ドクター 窪 麻由美先生 Fika Ladies‘ Clinic フィーカレディースクリニック(東京都中央区日本橋)副院長。順天堂大学医学部附属浦安病院非常勤助教。東京女子医科大学卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、順天堂大学医学部附属静岡病院などを経て、2009年に順天堂大学大学院医学研究科を卒業、博士号を取得。医学博士、日本産科婦人科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医、女性のヘルスケアアドバイザー

ちくびの周りのぶつぶつは何?

ちくびの周りの乳輪のところに小さな突起がいくつかあるかと思います。このぶつぶつは、「モントゴメリー腺」(または乳輪腺)と呼ばれるものです。

モントゴメリー腺の役割は?

モントゴメリー腺には皮脂を分泌する働きがあり、その皮脂が乳首や乳輪を乾燥から守ります。また、皮脂によって肌が弱酸性に保たれ、細菌の繁殖を抑えます。特に授乳は乳首が切れるほど過酷な環境です。そこから乳首を守るために、皮脂は欠かせないのです。

このモントゴメリー腺の「ぼこ」っとした出っ張りには、皮脂だけでなく母乳の出口(乳管開口部)もふくまれているので、ママ独特のにおいを発します。このにおいが赤ちゃんの哺乳意欲(ほにゅういよく)を刺激し、授乳をする際に赤ちゃんが目印になっているのではないかともいわれています。

授乳の時は清拭した方がいい?

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赤ちゃんは抵抗力が弱いため、授乳前に手を洗う人も多いはずです。それなら、乳首を清浄綿でぬぐったほうがよいのではないかと思うかもしれません。以前は、授乳前に拭くように指導されていた時代もありましたが、現在は違います。

乳首や乳輪をふいてしまうと、モントゴメリー腺からの分泌物もふき取られてしまい、乳首が乾燥して、ひび割れや痛みの原因となります。ですから、授乳前に乳首を清浄綿でふくことはおすすめしません。同様に、入浴時もゴシゴシ洗わず、ソープなどの泡やお湯のみでさっと流すくらいにとどめておいたほうがよいのです。

ぶつぶつが気になるときはどうすればいい?

モントゴメリー腺は誰にでもあります。ただ、その数や大きさには個人差があります。ですから、どうしてもぶつぶつが気になって仕方がない人もいることでしょう。しかし、先ほども述べた通り、授乳中はモントゴメリー腺が大切な役割を果たすため、授乳中は乳首を守るためと割り切ってむやみになんとかしないことが大切です。

妊娠中は特に目立ちやすい

妊娠すると、ホルモンの影響で乳頭や乳輪が大きくなりますが、モントゴメリー腺の突起部分も大きくなり、目立つようになります。このぶつぶつは、通常は妊娠・授乳期が終わると自然と目立たなくなります。

美容外科での治療

どうしてもモントゴメリー腺が気になるのであれば、授乳の期間を終えたあとに手術で取るという選択肢もあります。その場合、美容形成外科などで切開し、モントゴメリー腺を除去します。手術は日帰りも可能で術後1週間後に抜糸をします。

乳がんの症状とはどう違う?

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モントゴメリー腺はどんなものか分かったとしても、「私の乳輪にあるぶつぶつは、本当にモントゴメリー腺?病気ではない?」と不安に思う人もいるかもしれません。

確かに、乳がんの症状が乳首周辺に現れることもあります。たとえば、乳首や乳輪に湿疹やただれができた場合に、乳がんが疑われることがあります。とはいえ、乳首の湿疹やただれの多くは、がんとは関係がないので、気になる症状があればまずは皮膚科を受診してください。

こんな乳首も乳がんの可能性が

乳首のただれや湿疹があった場合、ほかにも乳首の異常がないかどうかを、ぜひ確認してみてください。たとえば、乳首をつまんで血液などが混じった分泌物が出る場合、乳首が引きつれたり極端にへこんだりする場合、左右の乳首の高さが違ったりする場合は、乳がんの可能性があります。

乳がんは乳首だけではなく、乳房にも症状が現れます。たとえば乳房の硬いしこりや痛み、えくぼのようなへこみ、皮膚の赤い腫れやオレンジの皮のような毛穴の凹凸なども乳がんの症状です。いずれにせよ、気になる場合は乳腺外科などを受診してみましょう。

まとめ

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乳首のまわりのぶつぶつは「モントゴメリー腺」と呼ばれるものです。妊娠すると目立つようになる人が多いと思いますが、そこからの分泌物は乳首や乳輪が乾燥して切れたり痛んだりするのを防ぐ役割があります。また、赤ちゃんにとっての「ママのおっぱい」の目印にもなっているとされ、授乳のためになくてはならない役割を果たしています。もし、乳首周辺がただれたり、湿疹ができるなどのトラブルが見られたら、念のため早めに受診しておくと安心ですね。

(文:今井明子/監修:窪麻由美先生)

※画像はイメージです

参考文献 水野克己ほか「母乳育児支援講座」(南山堂) 水野克己「これでナットク 母乳育児」(へるす出版)

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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