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【助産師解説】新生児からOK! 縦抱き授乳のやり方 メリットって?

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目次

授乳というと横抱きのイメージですが、縦抱きでも授乳はできます。でも、生まれたばかりの赤ちゃんはとても小さくて柔らか。首も腰も据わらずふにゃふにゃしているので、抱っこをするのにもドキドキしてしまいますね。そんな月齢が低い赤ちゃんでも縦抱きで授乳しても大丈夫なのか、どんな場合に向いているかなどを解説します。

この記事を解説してくれた先生 坂田 陽子先生 看護師、助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。 葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は東京で「すみれ出張助産院」を開業している。

HP:https://sumire-josanin.com/

縦抱きはいつからできる?

ベーシックな授乳姿勢は横抱きや交差横抱きと言われる抱き方で、代表的な授乳姿勢ですが、他にも色々な授乳姿勢があります。赤ちゃんの吸う力やママのおっぱいの様子から自分に合った授乳姿勢を見つけることが大切です。

新生児も縦抱き授乳できる

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首が据わるまでは縦抱き授乳はできないと思っていらっしゃるママも多いですが、首・頭をしっかり支えれば、新生児から行うこともできます。

縦抱きで授乳するメリットもあるので、正しい抱き方のコツを覚えておきましょう。

縦抱き授乳、メリット5つ

1.深い吸着が難しい赤ちゃんや少し小さく生まれた赤ちゃんが吸いやすい

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舌小帯短縮症などで深い吸着が難しい赤ちゃんや、少し小さく生まれて力の弱い赤ちゃんは縦抱き授乳が向いています。

2.授乳中眠りがちな赤ちゃんは、縦抱きで飲ませると起きやすい

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ママが横抱きで授乳していると眠ってしまう赤ちゃんは、縦抱きにすると覚醒しやすくなります。 また、肌着を薄くし、ママと肌を触れ合うようにすると、起きやすくなります。縦抱きをしながら、赤ちゃんの背中や腕、足をさするようにマッサージするのも効果的ですよ。

3.耳の炎症がある赤ちゃんは耳が痛くなりにくい

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中耳炎など耳に炎症がある赤ちゃんは横向きに寝かせると耳の痛みを感じやすくなります。縦抱き授乳の方が、赤ちゃんの耳の痛みは和らぎます。

4.鼻がつまっている赤ちゃんが哺乳しやすい

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鼻汁が多い場合や鼻がつまっている場合は、授乳のとき縦抱きの方が鼻呼吸が楽にできます。

5.乳房の上部や下部に乳汁のうっ滞があり、色々な方向から授乳をしたいときに

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乳房の上部や下部にしこりや痛みが見られるときは、その部分が赤ちゃんの下あごや鼻の方にくるようにくわえさせると、その部位が吸われやすくなり、母乳の詰まりが解消しやすくなります。

また、深い吸着ができるので、乳頭が小さい・陥没乳頭のママにも向いています。

縦抱き授乳、不安に思うママは多い

そんな、メリットが多くある縦抱き授乳ですが、不安に思うママも少なくありません。

確かに、首が据わるまでは、赤ちゃんの頭と首をしっかり支えないと首が不安定になり、後ろに頭がガクンと倒れてしまいます。抱っこに不慣れな時期は不安に思うかもしれませんね。でも、練習を続けるとコツを覚えて、必ず深く吸着できるようになりますよ。

縦抱き授乳のやり方

正しい縦抱き授乳のやり方を覚えて、チャレンジしてみましょう!

1.ママが楽な授乳姿勢をとれるように準備しましょう

ママは前かがみにならないように背中や腰にクッションを当てるなどして、リラックスした姿勢をとりましょう。前かがみになると、腰痛や肩こりの原因になります。

2.授乳する側のママの太ももに赤ちゃんをまたがって座らせます

ここで大切なポイントは、赤ちゃんの鼻が乳頭の高さにくるようにすること。乳頭と赤ちゃんの鼻の高さが合うように、赤ちゃんのおしりの下にタオルなどを入れたり、ママが足台を使ったりして調整しましょう。

3.お互いの体を近づけ、赤ちゃんの腰の部分を支えます

ママの一方の手で赤ちゃんの腰を支え、しっかりと引き寄せます。もう片方の手は赤ちゃんの首・頭を支えておきましょう。赤ちゃんの首が前かがみにならないようにします。赤ちゃんの下あごが少し上向きになるくらい、赤ちゃんがママを見上げるような姿勢がよいポジションです。

4.赤ちゃんの腰を支えていた手で乳房を支えます

赤ちゃんの姿勢が安定したら、赤ちゃんの首を支えている手はそのままで、腰を支えていた手を乳房に添えます。添えたママの手は乳輪にかからないようにすると、赤ちゃんの吸着の邪魔になりません。

5.赤ちゃんに乳房を含ませます

赤ちゃんが大きく口を開けたタイミングで、ママの方に引き寄せ、おっぱいを含ませます。この時、赤ちゃんをママのおっぱいに引き寄せるのがコツ!ママの体を前かがみにして、赤ちゃんにおっぱいを含ませようとしないようにします。

縦抱き授乳のコツ「ママは胸を張る」「赤ちゃんのあごは少し上向きに」

ママが前かがみになってしまうと、赤ちゃんの鼻がふさがれやすくなり、呼吸がしづらくなってしまいます。胸を張るような姿勢で授乳をしましょう。

また、赤ちゃんの首が前かがみになると、柔らかい気道が狭窄してしまう可能性があります。赤ちゃんの首と頭をしっかり支え、下あごが少し上向きになるくらいにしましょう。

まとめ

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新生児でも、首・頭をしっかり支えれば、縦抱き授乳を行うことができます。少し小さく生まれた赤ちゃんや授乳中眠りがちな赤ちゃん、耳の炎症あったり鼻がつまっている赤ちゃんは、縦抱き授乳が有用なこともあります。 コツを覚えて練習すれば必ず深く吸着できるようになりますので、チャレンジしてみてください。

(文:坂田陽子先生)

※画像はイメージです。

参考文献 水野克己ほか「母乳育児支援講座」(南山堂) 水野克己ほか「よく分かる母乳育児」(へるす出版) 日本ラクテーションコンサルタント協会「母乳育児支援スタンダード」(医学書院)

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます


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マイナビウーマン子育て

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