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一人住まいの引越し、近隣への挨拶は不要が7割超!なぜ?

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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一人住まいの引越し、近隣への挨拶は不要が7割超!なぜ?

引越しの挨拶は「必要ない」という回答が7割超に達したという調査結果を、FJネクストが発表した。調査対象は、首都圏のワンルームに単身入居している20代・30代の社会人。彼らはなぜ、挨拶は不要と考えているのだろう?【今週の住活トピック】
「『ひとり住まいの安心・安全意識』アンケート」結果を発表/FJネクスト引越しの挨拶、不要は約7割、していないは約8割

引越しの挨拶は必要かどうかを聞いたところ、「必要」は26.3%、「必要ない」は73.8%という回答だった。男女別や20代・30代別に見ても、それほど大きな開きは見られなかった。

では実際に、今の住まいに入居したときに引越しの挨拶をしたかどうか聞いたところ、「した」は21.8%、「していない」は78.3%という回答となり、挨拶していない割合は8割近くにまで達した。引越しの挨拶は減少傾向にあると思ってはいたが、これほどまで少ないとは驚きだ。

実際に挨拶した人に、挨拶をした部屋を聞いたところ、「隣の部屋」(86.2%)が最多で、次いで「下の部屋」(35.6%)となった。部屋が何階か、ワンフロアはどんな部屋配置かなどによって、挨拶する部屋も変わるだろうが、興味深いのは男女別で違いが見られたことだ。男性のほうが「隣の部屋」を重視するのに対し、女性のほうが「下の部屋」を重視する傾向がうかがえる。女性は、階下に伝わる生活音のトラブルを未然に防ぎたいということだろう。

【画像1】Q.現在の住まいに入居されたとき、引越しの挨拶はしましたか(出典/FJネクスト「『ひとり住まいの安心・安全意識』アンケート)より転載)

【画像1】Q.現在の住まいに入居されたとき、引越しの挨拶はしましたか(出典/FJネクスト「『ひとり住まいの安心・安全意識』アンケート)より転載)

挨拶しないのは、防犯のため?

この調査では、引越しの挨拶を必要・不必要とする理由をフリーコメントで聞いている。
引越しの挨拶を「必要」とする理由としては、マナーや礼儀のほかに、助け合いやトラブル予防といった声が多かったという。一方、「必要ない」とする理由は、男女で違いがあった。男性がプライバシー重視、他人に干渉されたくないといった声が多いのに対して、女性は犯罪やトラブルから身を守るという声が多かったという。

女性が防犯を重視する傾向は、ほかの調査項目でも見られた。
部屋を決める際に、「家賃」と「セキュリティー」のどちらを重視するかを聞いたところ、男性のほうが「家賃重視派」(79.5%)が多くなり、女性のほうが「セキュリティー重視派」(38.5%)が多くなる傾向があった。

【画像2】Q.お部屋選びで、部屋仕様や立地条件が同等な場合、あなたはセキュリティーと家賃のどちらを重視しますか(出典/FJネクスト「『ひとり住まいの安心・安全意識』アンケート)より転載)

【画像2】Q.お部屋選びで、部屋仕様や立地条件が同等な場合、あなたはセキュリティーと家賃のどちらを重視しますか(出典/FJネクスト「『ひとり住まいの安心・安全意識』アンケート)より転載)

また、欠かせないセキュリティー設備として評価が高かった、“セキュリティー三種の神器”ともいえるものは「モニター付インターホン」「ドアチェーン」「オートロック」だった。いずれも男性より女性のニーズが高いのだが、特に男女差が大きかったのは「ドアチェーン」だ。室内に押し入られる不安が、女性で特に強いということだろう。

本当に挨拶しないほうが、防犯に役立つ?

「引越しの挨拶」は、単に引越しの際の話にとどまらず、以降の近所づきあいの入り口となるものだ。つまり、挨拶をしない根底には、近所づきあいをしたくないという気持ちがあるのだろう。一人暮らしの男性が挨拶不要とする理由として挙げたのは、まさしくこれだ。

一方、一人暮らしの女性は、一人で暮らすからこその強い不安も加わって、近所づきあいを遠ざけている。引越しの挨拶を不必要とする理由として、具体的に次のようなコメントが紹介されている。
「女性なので一人で住んでいることを知られたくない」
「以前、挨拶した人にしつこくされたので」
「どんな人が住んでいるか分からないので怖い」

「女性の一人暮らしであることを知られたくない」という気持ちはよく分かる。だからといって、近所づきあいを遠ざけるのが防犯に役立つといえるのだろうか?

犯罪者への調査によると、侵入者が犯行をあきらめる最大の要素は「声をかけられた」だ(都市防犯研究センターのサイトより)。セキュリティーシステムや防犯カメラよりも、人の目のほうを気にする犯罪者は多い。近所付き合いが防犯効果につながると言われる由縁だ。

どんな人が住んでいるか分からないままで暮らすより、分かっていたほうが、トラブルに気をつけたり、何かあったときに助けを求めたりできるという考え方もあるだろう。

また、近隣に不快な思いをさせられた場合は、管理会社に相談して適切な対処を求めるのがよい。放置せずにきちんと対処してくれる管理会社かどうかも、住まい選びには重要なカギになる。

実は一戸建ての場合、侵入を防ぐために周囲に高い塀をめぐらすと、かえって敷地内の犯行を容易にする可能性があると言われている。敷地や周辺環境との関係性を把握して、適切な外構を設計するというのが防犯設計上のポイントになる。近所づきあいも同じようなことが言えるのではないか。

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SUUMO

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