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【医師監修】子供の口内炎はなぜできるの? できた時の対処法と予防のポイント

目次

子供の口の中にいつの間にか口内炎ができ、痛がり始めたことはありませんか?口内炎は大人だけでなく、子供にもできるものです。ここでは、子供にできる口内炎の種類や原因、治療法、予防法などについてお話します。

口内炎って何?

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口の中にでき、食事などのたびに辛い思いをする口内炎。できてしまうと大人でも憂鬱なものですが、子供によくできる口内炎にはどんなものがあるのでしょうか。

子供にできる代表的な口内炎の種類と原因

口内炎とは「口の中の粘膜や舌、歯ぐきに炎症がある状態」のことです。

口内炎というと小さなできものができるのをイメージする人もいるかもしれませんが、それ以外にも、口の中の粘膜や舌、歯ぐきがいつも以上に赤くなったり、腫れたり、硬くなったり、水泡ができたり、潰瘍(炎症により傷のようになること)やびらん(荒れ、ただれ)ができたり、出血するなどの症状が見られます。

子供に起こる主な口内炎としては、次のものがあげられます。

反復性アフタ性口内炎

基本的に15歳までの子どもによくでき、再発を繰り返す口内炎です。 口の中の粘膜や舌、上の部分(口蓋)に痛みのある潰瘍ができ、約10日前後でよくなります。熱や首のリンパ腺の腫れは起こりません。

原因ははっきりわかってはいませんが、口の中が不衛生だったり、頬の粘膜を噛んで刺激を受けたり、アレルギーなどではないかと言われています。風邪で全身の抵抗力が落ちたり、全身疾患や体調不良があったりして起こることもあります。また、栄養不足や精神的ストレス、体質が原因となることもあります[*1, 2]。

ウイルス性口内炎

・急性ヘルペスウイルス性口内炎 単純ヘルペスウイルスに初めて感染することで起こります。 「熱が出て、首や顎の下のリンパ腺が腫れる」のが反復性アフタ性口内炎とは違う点です。歯ぐきの腫れも特徴で、口の中が痛んでよだれも増えます。 そのため、食事が摂りづらくなり、熱も出るためまれに脱水症状につながることがあります。

・手足口病、ヘルパンギーナによる口内炎 夏かぜの代表でコクサッキーウイルスやエンテロウイルスが原因で起こる手足口病、ヘルパンギーナの症状の1つとして、口内炎になることもあります。

外傷性口内炎

箸やスプーンなどで口の中を傷つけたり、熱い食べ物や飲み物でやけどをした場合にできたものは、「外傷性口内炎」と呼ばれます[*1]。

口内炎のホームケアと受診の目安

口内炎の時にできるホームケア

反復性アフタ性口内炎は、通常10日前後で自然に消えますが、痛くて辛いときは、下記の方法を試してみると良いでしょう。

歯磨きとうがい

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口の中を清潔に保つために、歯磨きとうがいは毎日行いましょう。 歯磨き剤は、刺激の強いものは避けて低刺激性のものを使うか、口内炎が治るまで使わないようにすると良いでしょう。 また、時々口をすすぐことで、口内炎のできた場所にうるおいを与えて清潔を保つことができます。

うがいのできる年齢なら、口の中の殺菌に役立つポビドンヨード(イソジンなど)や炎症を抑えるアズレン(アズノールなど)などの洗口剤を使ってうがいさせてもよいでしょう。

口内炎用の塗り薬を塗りましょう

薬局で薬剤師に相談して年齢に合った口内炎用の薬を入手し、患部に使用しましょう。なお、患部にシールのように貼るパッチタイプは、5歳未満には使用できないことが多いので注意してください。

こんなときは必ず受診して

口内炎が続いたり、症状が重くなるとと子供でもつらいものです。生活に差し支えがあったり、症状が長く続いたり、再発を繰り返す時には、小児科や小児歯科、歯科口腔外科で診察を受けたいですね。 特に次のような症状があったら、早めに診てもらいましょう。

☑ひどく痛んで、食事や会話がしづらい ☑口内炎が大きくなってきた ☑何度も再発してしまう ☑2週間以上経っても治らない ☑市販の薬を使っても効果がない

なお、口内炎とともに熱が出たり、発疹がある、リンパ腺が腫れている場合はウイルス性口内炎が疑われますが、その場合は全身状態確認のために早めに受診しましょう。

急性ヘルペス性口内炎が疑われる場合

ヘルペスウイルスに効果のある抗ウイルス剤の飲み薬や塗り薬を処方してもらうことになるので、早めに受診しましょう。

手足口病、ヘルパンギーナによる口内炎が疑われる場合

手足口病やヘルパンギーナの場合は、ウイルスを直接排除する薬はまだありませんが、熱や下痢に対する対症療法は受けられます。口内炎がひどく飲食できない場合は、点滴を受けたり入院となる場合もあります。

なお、手足口病やヘルパンギーナではまれに重い合併症を起こすこともあるので、高熱や嘔吐、頭痛がある、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が摂れずにおしっこがでない、ぐったりとしているときも、すぐに受診してください。

口内炎を予防するには?

子供が毎日元気に過ごすためにも、できるだけ口内炎にならないようにしてあげたいですね。 口内炎を予防する方法はあるのでしょうか。

口の中を清潔に保つこと

口内炎を防ぐためには、「口の中を清潔に保つ」ことが大切です。また、体調を崩したときにもできやすいので、毎日の健康づくりも気を付けてあげたいですね。 具体的には、次のようなことを意識して生活するようにしましょう。

・歯磨きをしっかりと行う ・洗口剤でうがいして口の中の細菌を減らす ・好き嫌いせずにバランスの取れた食事をする

口内炎は風邪をひいたり、疲れがたまったり、季節の変わり目になるとできやすくなります。 子供の様子を見ながら、予防にも取り組んでいきたいですね。

まとめ

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子供でも、口の中が十分に清潔にできていなかったり、頬を噛んでしまったり、体調を崩した時などに口内炎ができることがあります。通常の口内炎であれば自然に治っていくものですが、痛みで辛い場合はここにあげたホームケアで工夫しましょう。ウイルス性のものが疑われる場合や長引いている時などは早めに受診しましょう。口内炎予防のために、普段から口の中を清潔に保ち、体調を整えることも忘れずに。

この記事の監修ドクター 大越陽一先生 杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

(文:大崎典子/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです

参考文献 [*1]「白クマ先生の子ども診療所」日本医師会 https://www.med.or.jp/clinic/index.html [*2]「こどもたちの口と歯の質問箱」日本小児歯科学会 http://www.jspd.or.jp/contents/main/faq/index.html

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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