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【医師監修】おしゃぶりに消毒はいつまで必要? 煮沸・電子レンジ・消毒液の違いと人気アイテム紹介

目次

「赤ちゃんがぐずった時、おしゃぶりが活躍した」という経験のある人もいるのでは。日々赤ちゃんが口に入れるものですから、おしゃぶりは清潔にしておきたいですよね。そんなママやパパに向け、おしゃぶりの消毒について、必要なのかどうかやおすすめの期間の目安、方法などを紹介します。

赤ちゃんのおしゃぶり、消毒は必要?

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おしゃぶりは赤ちゃんの口に入るものなので清潔に保っておきたいものの、「洗浄しておけば大丈夫なの?」「それとも毎回しっかり消毒するべき?」という疑問でモヤモヤしている人、実は多いのでは。知っているようで意外と知らない、おしゃぶりの消毒について調べてみました。

赤ちゃんのおしゃぶりを「消毒したほうがいい」理由

結論から言うと、はっきりとした根拠があるわけではありませんが「赤ちゃんのおしゃぶりは月齢が低いうちは消毒しておいたほうが無難」でしょう。

低月齢の赤ちゃんは病気にかかりやすい

赤ちゃんは生まれてから生後6ヶ月ころまでの間は、お腹の中でへその緒を通じてママからもらった免疫(IgG)が残っています。このIgGは、侵入してきた病源体と戦い、赤ちゃんの体を感染症から守ってくれるものです。

ただし、母体からもらったIgGは生まれると徐々に減っていきます。赤ちゃん自身がIgGを作り始めるのは生後3ヶ月ごろなので、出生~生後3ヶ月までの間はIgGがもっとも少なくなる時期です。また、このころはIgG以外の免疫の働きもまだ低いので、このころの赤ちゃんはウイルスや細菌などを原因とする感染症にかかりやすく、重症化しやすい状態です[*1]。

こうした理由から、よく消毒が必要かどうか議論される「哺乳瓶(乳首)」も、医学的にはっきりと決まっているわけではありませんが、「月齢が低いうちは消毒した方が良い」とされています[*2]。

「赤ちゃんはいろいろなところをなめるので、消毒したところであまり意味はない」という意見もありますが、「低月齢」の間や「早産で生まれた」、または「免疫力が低下している」赤ちゃんは病気にかかりやすいので、とくに消毒は重要とされているのです。

また、哺乳瓶(乳首)の場合は、「温水洗浄・乾燥機能のある食洗機で洗うなら消毒は不要」といわれることもありますが、おしゃぶりの場合は食洗器での洗浄ができない製品も多いため、定期的に消毒はしたほうが無難と考えられます。

生後3~4ヶ月くらいまでを目安に消毒を

なお、いつまで――つまり赤ちゃんが何歳になるまで――消毒を続けるかについてもとくに基準があるわけではありませんが、母体由来の免疫が減り始め、いろいろなものをなめるようになってくる「生後3~4ヶ月くらいまで」をひとつの目安にすると良いでしょう。

哺乳瓶の消毒についてくわしくは下記も参照してください。

消毒しないでおしゃぶりを使うと……

あくまでおしゃぶりの洗浄・消毒が不十分な場合の話ではありますが、不潔なままでおしゃぶりを使っていると、それを介して赤ちゃんが「胃腸炎」や「口腔カンジダ症(鵞口瘡)」などにかかってしまう可能性があります。

中でも「口腔カンジダ症」は口の中の常在菌であるカンジダ菌が異常に増えることで、口の中に、こすっても落ちない白いミルクかすのようなものが生じます。ひどくなると食欲の低下や口の中の痛みを伴うことも。こうした感染症を防ぐためにも、おしゃぶりはこまめに交換し、使った後は洗浄や消毒をして清潔を保ちましょう。

使用期限も守ろう

おしゃぶりは時間の経過や使用頻度により劣化するため、じつは使用期限が設けられていることがあります。そうした場合、「およそ1~2ヶ月使用したら新しいものに交換してください」などと、説明書に明記してあるでしょう。使用する際は説明書の記載を守り、期限が来たら新しいものと交換しましょう。

また、そういった注意書きがない製品や使用期限前であってもこまめに状態を確認し、ゴムの色が変わったり、破れたり、破損している場合は新しいものに交換しましょう。

おしゃぶりを消毒する時のポイント

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おしゃぶりを消毒する際に、気を付けておきたいポイントはあるのでしょうか。また、どれくらいの頻度で消毒するのがよいのでしょう。

まずはしっかりと洗浄

消毒をするためには、まずその前に「しっかりと洗浄し、汚れを落としておく」必要があります。 使用した後のおしゃぶりには赤ちゃんのだ液や母乳、ミルクなどがついています。こうした汚れはしっかり落としておかないと菌の温床になってしまうことがあるからです。

菌が増殖した状態でいくら消毒しようとしても、適切な効果は得られません。消毒の効果を正しく得るためにはまず、汚れをしっかり落としておくことが大切です。

低月齢のうちは「1日1回」、消毒すると良い

汚れをしっかり落とした上でいざ消毒をするわけですが、どれくらいの頻度でおしゃぶりを消毒すればよいのか、頭を悩ませるママやパパも多いのではないでしょうか。じつは消毒の頻度についても、現状はっきりとしたルールがあるとはいえない状況です。

ただ、哺乳瓶については、温水洗浄・乾燥機能のある食洗機で洗うのでない場合、低月齢の間や早産で生まれた、または免疫力が低下している赤ちゃんでは、少なくとも1日に1回は消毒することが重要とされています[*2]。

同様に赤ちゃんの口に入るおしゃぶりでは、さきほど説明したとおり、哺乳瓶と違って食洗器不可の製品が多いため、生後3~4ヶ月くらいまでは、「1日1回消毒する」ことを目安にすると良いでしょう。

スペアを用意しておくことも大切

ちなみに洗浄・消毒も大切ですが、おしゃぶりはそもそも赤ちゃんが床などに落としてしまうことが多いアイテム。洗浄や消毒が間に合わないこともあるため、あらかじめ複数個、用意しておくとよいでしょう。

おしゃぶりの消毒方法3つと、それぞれのメリット・デメリット

さて、最後におしゃぶりの消毒ができる一般的な方法3つとそれぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。

おしゃぶりの消毒方法には大きく分けて「煮沸消毒」「電子レンジ消毒」「薬剤による消毒」がありますが、対応可能な消毒方法はおしゃぶりの材質などによって異なります。

電子レンジ消毒不可、煮沸消毒不可のものも少なくありません。おしゃぶりの注意書きをしっかり確認した上で、対応している方法で消毒を行いましょう。

煮沸消毒の方法

「煮沸消毒」とは沸騰させたお湯の中に消毒したいものを入れ、ぐつぐつ煮立てて殺菌する、昔からある方法です。

煮沸消毒のやり方

1)鍋に、おしゃぶりが完全に浸る量の水を入れ、沸騰させます。

2)事前にしっかりと洗い、汚れを落としたおしゃぶりを沸騰したお湯の中に入れます。

3)おしゃぶりが鍋肌に触れないよう気を付けつつ、5分程度煮沸しましょう (説明書に煮沸時間が書かれている場合はそれに従ってください)。

煮沸のし過ぎは、おしゃぶりを傷めてしまうことがあるので、煮沸すればするほどいいというわけではありません。煮沸が完了したら、おしゃぶりをお湯から取り出し、よく乾かしてからケースなどにしまいましょう。

煮沸消毒のメリット

鍋と水、そしてコンロなど、家庭にすでにあることが多いもので対応できるので経済的です。消毒用の新しいグッズを買ったり、買ったグッズの保管場所を考えたりする必要がほとんどないところはありがたいですね。

煮沸消毒のデメリット

鍋にお湯を入れて沸かすだけではありますが、育児中は意外とそこにハードルを感じてしまうことも。また煮沸している間はコンロのそばを離れられなかったり、沸騰したお湯によるやけどの危険もあります。

電子レンジ消毒の方法

「電子レンジ消毒」はその名の通り、電子レンジによって熱することで殺菌をする方法です。

電子レンジ消毒のやり方

1)専用の容器にしっかり洗浄したおしゃぶりと水を入れ、電子レンジで一定時間加熱します。 加熱時間は商品によって異なりますが、2~3分程度のことが多いようです。

2)加熱後、粗熱が取れたら、ケース内の水を捨て、おしゃぶりとケースを自然乾燥させます。

電子レンジ消毒のメリット

簡単かつ手軽に消毒できるのは、電子レンジ消毒の大きなメリットといえるでしょう。育児中の慌ただしい日々において、ありがたいポイントです。

電子レンジ消毒のデメリット

電子レンジでの加熱により、おしゃぶりやケースがかなりの高温になるため、冷めるまでに時間がかかってしまうのが難点かもしれません。熱いうちに触ってしまい、やけどするおそれもあるでしょう。また、消毒用のケースが邪魔になってしまうことも。

薬剤による消毒の方法

「薬剤による消毒」は、専用の容器に入れた洗浄液に一定時間つけ置きすることで殺菌する方法です。

薬液消毒のやり方

1)きれいに洗って汚れを落としたおしゃぶりを洗浄液の中に1時間程度浸します。

2)一定時間が経過したら殺菌は完了しているので、あとは使いたい時にトングなどで取り出し、軽く振って洗浄液を切ればそのまま使えます。消毒のにおいが気になる場合は軽く水ですすいでもOKです。

薬剤による消毒のメリット

洗浄液の中につけ置きしたら、次に使う時までそのままにしておけるという手軽さは魅力といえます。また他の方法のように高温にならず扱いやすいのもポイントです。

薬剤による消毒のデメリット

つけ置きするだけといっても、そのために洗浄液を作るのがそもそも面倒という声もあります。また専用容器がそれなりに大きいので、容器を置くためのスペースを確保する必要があります。

まとめ

おしゃぶりの消毒について紹介しました。まだ低月齢の赤ちゃんは病気にかかりやすい状態なので、1日1回程度は消毒しておけると無難です。ただし、育児に追われる中、「おしゃぶりの消毒まで!」と思うと焦ってしまいますよね。おしゃぶり好きな赤ちゃんということがわかったら、洗い替え用にいくつか用意して、使っていない時間帯に消毒するようにしてみては。いまは便利な消毒アイテムがいろいろあるので、家庭に合わせて使い勝手の良いものを選び、できるだけ手間をかけずにきれいにしてあげられると良いですね。

この記事の監修ドクター 大越陽一先生 杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

(文:山本尚恵/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです

参考文献 [*1]「基礎助産学2母子の基礎科学」医学書院2016.2第5版p.167,170 [*2]CDC「How to Clean, Sanitize, and Store Infant Feeding Items https://www.cdc.gov/healthywater/hygiene/healthychildcare/infantfeeding/cleansanitize.html

人気のおしゃぶり消毒用アイテム

電子レンジ消毒用、薬液消毒用の人気アイテムをピックアップしました。 ※使用の際は、おしゃぶりの説明書を確認し、対応している消毒方法のものを選んでください。

Smart Start おしゃぶり消毒 スマートポッドR ブルー

ケースの内側のラインまで水を注ぎ、おしゃぶりをセットして電子レンジで1分加熱するだけ。沸騰した水の蒸気で、おしゃぶりを消毒します。消毒完了後はそのままおしゃぶりの保管ケースとしても使用可能です。

はじめてのミルトンセット

あらかじめ作っておいた消毒液の中に、洗ったおしゃぶりや哺乳瓶をつけ置きするだけの消毒キット。一度作った消毒液は24時間使えて、おもちゃや搾乳機など、さまざまなものの消毒も可能です。

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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