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6畳部屋の中では、かなりのスペースを占めることになるベッド。一人暮らしの6畳のワンルームでも、夫婦や子供部屋の6畳の寝室でも、6畳という狭い空間ではベッドの配置に悩まされるものです。きっと誰もがベッドのある部屋は、くつろげる空間にしたいはず。
今回は6畳部屋の限られたスペースで上手にベッドとその他のインテリアを配置し、くつろぎ空間を作る実例をご紹介します。
都心での一人暮らしとなると、手頃な6畳程度のワンルームを選ぶ人が多いですよね。
たいていの6畳ワンルームは長方形なので、窓に対して垂直にベッドを配置すると居室空間がさらに細長くなってしまう可能性があります。
ただ、水平に配置した場合と違って、ベッドがベランダへの動線を塞ぎません。
そのため、スムーズにベランダへ出入りできたり、自然光や風を6畳の室内にたっぷりと取り込めたりと利点も多い実例です。
6畳ワンルームに多い長方形の部屋では、ベッドを窓に対して水平に配置するのが定番ですね。
朝目覚めた時にベッドの上からその日の天気を確認したり、朝日を寝起きの体に浴びたりすることができます。
欠点はベランダへ行く際にベッドをまたがなければいけません。
ただ、長方形の6畳部屋の中に正方形の居室空間が生まれるので、他のインテリアのレイアウトが考えやすくなります。
6畳の狭い部屋では窓の近くにベッドを置きがちですね。
ただ、窓の近くだと天候によって寒かったり暑かったり眩しかったり、外の音がうるさかったりと睡眠を妨害される可能性もあります。
窓の外からの影響を受けずにゆっくり眠るためには、窓と離してベッドを配置してみましょう。
できればインテリアも少なめにしてあえて殺風景にまとめると、安眠できる6畳の寝室環境が整います。
入口の目の前にベッドを配置した実例です。一人暮らしの6畳ワンルームで玄関から部屋の中が丸見えの場合は、避けたいかもしれません。
ただ、疲れて家に帰ってきてそのままベッドにダイブできる配置も暮らしやすいものです。
また、部屋の入口から遠いところに窓があることが多いので、自然と窓からベッドを離して配置することにもなります。
窓から扉までの風の通り道の中で眠ることができますよ。
6畳部屋の入口の横にベッドを配置するという実例もご紹介します。寝ている時に扉を開けておきたいという人は結構多いですよね。
安眠のために喚起はしたいけど、部屋の外からベッドが丸見えなのは避けたいし、廊下の光や音が漏れてくるのも困りもの。
6畳という小さな部屋ではクローゼットの位置によってベッドの配置が限られます。ただ、入口横にスペースがある場合は、ぜひ試してみてください。
2つのベッドをくっつけて配置すると、離して配置するよりもベッド上やベッド周りが広く使えます。
6畳を家族の寝室にする場合は、子どもたち数人も一緒に寝られますよ。
通路と反対側に寝る人はベッドから降りづらくなりますが、寝相の悪い人は落ちないのでかえって安心です。
大きな一つのベッドではないので、生活スタイルの変化や子どもの成長によって模様替えが必要な時には、ベッドを離して配置することもできますよ。
夫婦の寝室にも子供部屋にもおすすめなのが、ベッドを部屋の両端に配置する実例です。
狭い6畳の部屋に2台のベッドを置くとさらに窮屈になりますが、クローゼットのない壁にそれぞれのベッドをレイアウトしましょう。
ベッドの間が2人の共有スペースになるので、サイドテーブルは一つだけで大丈夫ですね。
6畳の中で程よい距離感を保ちながら、パートナーや兄弟と話をしながら眠りつくことができますよ。
6畳という限られたスペースにベッドを配置する場合、壁際にレイアウトすることがよくあります。
ただ、寝る直前まで机に向かって作業している人や起きてすぐクローゼットやハンガーラックに直行する人もいますね。
6畳部屋の寝室の起点となるのはベッドなので、ベッドを中心にインテリアをコーディネートしてみると活動しやすくなりますよ。
ベッドと机を平行に配置すると、ベッドに横になっている目線の先が机の上につながります。6畳の部屋であればインテリア同士の距離がそんなに遠くなりません。
机の上に写真やテレビや観葉植物等を置いておけば、ベッドの上から眺めながら眠ることもできます。一人暮らしで寂しい人には持って来いのベッドの配置実例です。
また、机とベッドの間にある椅子はサイドテーブルのように使えます。
6畳という限られたスペースでは、あまり余計なインテリアを増やしたくないもの。
ベッドの頭側に収納力のあるラックを隣り合わせに配置すると大変便利な上、サイドテーブルも不要になります。
ラックの中から取り出した本を読む時に、そのままベッドに腰掛けたり、もたれかかったりできます。
また、寝る前はあまり体を動かさずにベッドの上だけで過ごすのも安眠のコツなので、ベッドとラックの位置関係は重要です。
6畳の狭い部屋にベッドを配置したら、ソファを諦める人もいるかもしれません。
実はベッドの頭側を壁にくっつけて配置されることが多いので、足元側に少しスペースができます。そのちょっとした隙間にソファを置いてみてください。
コツはベッドとソファのデザインに統一感を持たせることと高さを揃えることです。6畳の寝室に2つのくつろぎポイントがあると嬉しいですね。
6畳の狭い部屋では扇風機やストーブは使わずに、エアコンだけで温度調節を済ませているという方も多いはずです。
熱帯夜が続く近年の夏では、寝ている間もエアコンをつけたままにしていなくてはならず、エアコンの風向きは6畳部屋のレイアウトの重要な検討事項になります。
顔に直接風が当たらないようなベッドの配置にしたり、エアコンの吹き出しにカバーをつけたり工夫するとより快眠できる環境が作れます。
大きなインテリアが置きづらい6畳の部屋では、ソファを置かずベッドに寝転がってテレビを見ることもあると思います。
ベッドと平行にテレビ台を配置すると、横になったままでもテレビが見やすくなりますよ。
また、窓に重ねてテレビを置いて太陽光がテレビ画面に反射しないようにすることもコツです。
枕やクッションを背もたれにしてテレビを見たいという人は、ベッドの足元側にテレビを配置してみましょう。
枕元には必ずと言っていいほど照明が配置されます。6畳の狭い部屋であれば、部屋の照明だけで十分かもしれません。
ただ、枕元にナイトランプがあるとより快適になりますよ。
ベッドに横たわっている状態で照明のスイッチに手が届けば、本を読んでいる途中で眠たくなっても起き上がらずに消灯できます。
コツは照明の強さや向きを変えられるスタンドタイプを選ぶこと。そうすれば自分に合う使い方が見つかります。
6畳ベッドルームの部屋中にポップなアイテムを散りばめた実例。ベッド周りの色合いは、シンプルなものに統一する必要はないですよ。
クッションやベッドカバーだけでなく、ベッド横に置くインテリアも派手なものを選んでみましょう。
実際夜眠りにつくときは消灯するので、賑やかな室内の雰囲気もあまり気になりません。
何より朝起きて一番に目に入るものが自分の好きな色やとにかく明るいものだと、一日を元気に乗り切れそうですね。
おしゃれでくつろげるインテリアとして欠かせない間接照明。6畳の部屋であれば、ベッドの近くに一つ間接照明を配置することをおすすめします。
安眠できる落ち着いた雰囲気づくりにもなり、夜中や朝方にトイレに目が覚めた時に眩しい照明をつけなくて済みますよ。
寝ている頭の近くにあまりインテリアを置きたくない人は、ベッドの足元や6畳部屋の入口付近に置いても大丈夫です。
お姫様の部屋のような天蓋付きベッドに憧れたことはありませんか。
珍しい実例のようですが、天蓋付きベッドを購入したりDIYしたり、天井や壁に吊るすだけという天蓋も流行っています。
また、天蓋はおしゃれなインテリアというだけでなく、蚊帳として虫よけにしたり、風や光をやわらげたりと機能性も高いので昔から使われてきました。
目隠しにもなるので、一人暮らしの6畳ワンルームに小さな寝室を作ることができます。
家の中で一番落ち着く空間と言えば寝室ですね。こちらはベッドの周りに、シンプルに植物等を装飾しているという実例です。
心安らぐ空間を作りあげるコツは、ベッド以外にたくさん物を置きすぎないこと。
実際は眠るときに必要なインテリアはベッドだけなので、雑念となるものはクローゼットにしまって、狭い6畳の空間でもぐっすりと眠れるように部屋作りをしてみましょう。
寝室をコーディネートする際は、ベッドそのもののデザインや布団カバーにこだわりますね。
ベッドは定番色、布団カバーや枕カバーは遊び心を持たせたものを選ぶことが多いはずです。
さらに、部屋の壁紙にも注目するとより自分好みの寝室になりますよ。
6畳という狭い部屋にあえてダークな色合いの壁紙をチョイスすることで、より壁が近く感じられ落ち着く空間が作り出せます。
6畳部屋のベッドの配置には、たくさんの実例が存在します。ベッドの配置を頻繁に変えることはできないので、今の自分に適したレイアウトを見つけましょう。くつろげる寝室空間として重視したい点が何なのか、よく考えれば6畳部屋のベッドの配置もコツがつかめるようになります。
6畳は狭いと思われがちですが、ベッドの配置を基に上手にインテリアを工夫することで、6畳の可能性はさらに広がりますよ。
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