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【40代編集長の婚活記#225】婚活デートに疲れた独女が「選んだ道」

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目次

40代の婚活は、五里霧中……。婚活歴4年のOTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)は、4年間で100人以上もの男性と出会ってきた。しかし、出口が見えない。

婚活アプリで出会った59歳の会社役員・ロマンさんとの初デートを終えて疲労困憊。やっぱり一人でいるほうがラクだと思い始めて──。この話は40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

メッセージが来たけれど

59歳の会社役員・ロマンさんとのデートを終えた夜、彼からメッセージが届いた。

ロマン「今日はありがとうございました。アサミさんは話題が豊富なので、とても楽しかったです。ぜひ、またお会いさせてください」

ロマンさん、いい人だと思う。でも、声が聞こえず、発言を類推して会話をするのは正直キツかった。ものすごく神経を集中させなくてはならない。だからこんなに疲れてしまったわけで……。

メッセージだけではわからなかった聴覚の相性という問題が、ロマンさんと私との間に立ちはだかっていた。

彼のメッセージにどう返していいかわからず、その夜はメッセージアプリを閉じた。

 

どうする?「その気がないとき」

ロマンさんへの返信をしないまま、2日が経過していた。

また彼に会ってみたい? うーん、正直そうではない。とてもいい方だったけれど、また会いたいという感情は湧き上がってこなかった。返信できずにいたのは、どう返していいかわからなかったからだ。

婚活アプリで知り合った相手に「その気がない」とき。みんなどうしているんだろう? 婚活アプリ経験がある友人の数人に聞いてみた。

「もう会う気がないんでしょ? 既読スルーで放置すればいいんじゃない」

「ブロックしちゃえばいいじゃない。そうしたら向こうからはもう連絡来ないし」

だいたい、そんな意見だった。

  

既読スルー? ブロック?

たぶん、それがラクな選択肢。でも、ロマンさんに対して既読スルーとかブロックとか、申し訳なくてできない。

声が聞き取れないというストレスはあったけれど、ロマンさんメッセージの印象はよかったし、言葉づかいは丁寧だし、やさしいし、清潔感もあるし。ダンディなおじさまだった。

奥様と死別されてからも、男手一つで2人の息子さんを育てあげてきた、きちんとした方。ロマンさんに既読スルーとかブロックのような、失礼な対応はできないよ……。

 

どう伝えたらいいのだろう

やっぱり、ちゃんとお断りをしよう。いまの私は返信しないまま既読スルー状態だ。これはある意味一番失礼。曖昧にしていることで、相手の時間も奪っていることになる。

私が言うのもおこがましいけれど、ロマンさんにはステキな女性と出会って幸せになってもらいたい。とても真っ当なかただから、きっと相応しい人がいるはず。

なんて断ろうか……。さすがに「声が聞こえなくて」とは言えないしな。

 

覚悟を決めて、返信する

悩みに悩んで、考えに考えて、決めた。

アサミ「返信が遅くなって申し訳ありません。先日はありがとうございました。チーズケーキとても美味しかったです」

まずは遅ればせながらのお詫びとお礼から。

アサミ「ロマンさんは知識が豊富でステキな方だなと思いました。それだけに、私のような未熟な人間はなかなか話題についていけない部分があり、私はロマンさんに相応しい人間ではない気がしてしまいました」

あくまでも、私が足りないということを伝えた。

アサミ「ロマンさんに相応しい女性がきっといらっしゃると思います。ステキな出会いがありますよう、お祈り申し上げております。改めて先日はありがとうございました」

  

彼はどう思うだろう?

断ることに心苦しい気持ちはありつつも、できるだけ失礼のないよう、言葉を選んだ。ストレートにもう会いませんとは書かなかったけれど、クレバーなロマンさんならきっとわかってくれるだろう。

しばらくしてロマンさんからメッセージが届いた。

ロマン「そうですか。僕は楽しかったですが、残念です。アサミさんにもいい出会いがありますように。それでは、失礼します」

なんてちゃんとした人なんだ……! かつてお誘いを断ったとき、逆ギレした人もいたのに。

ホワイト「わかったよ。キミはそうやってあれもダメ、これもダメって決めつけているから、結婚できないんだろうね」

本当にごめんなさい、ロマンさん。

 

断るってツライ

何とも言えない罪悪感のようなものがズシリと心に重くのしかかっていた。断るって行為は、やっぱり苦手。

断られるのも悲しいけれど、断るのもツライ。ロマンさんに「ごめんなさい」をしたのは自分なのに、なぜだかダメージが大きい。

みんなそういうものなのだろうか? それとも、もっとライトに考えている?

10代、20代、30代とまともに恋愛と向き合ってこなかったツケなのかもしれない。相手の好意を断ることへの罪悪感がなかなかぬぐえず、婚活アプリで誰かとマッチングしたりメッセージ交換することにも疲れてしまった。

 

久しぶりの「婚活疲れ」?

ちょっと婚活を休もうかな……。

ロマンさんとの一件は、思いのほかダメージが大きかった。婚活疲れするのは初めてじゃないけれど、今までとは違う。

それは、断ったという罪悪感だけじゃなかった。このまま婚活を続けていても自分が求める相手には出会わないのではないかという不安。そして、本当に結婚したいのかという迷い。

  


婚活、休みます!

一旦リセットしよう。

そう決意した私は、登録していた婚活アプリから退会し、削除した。これで毎日アプリから通知が来ることもない。

しばらく婚活を休んで、これまでの婚活と自分自身に向き合ってみることにした。私はどんな人と一緒にいたいのか、どんな人と結婚したいのか。それとも、本当は結婚したいわけではないのか──。

  

 

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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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