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水=最強の健康ドリンク!? 原因不明の体調不良は水不足のせいかも

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なんとなく体全体の不調を感じるけど原因がわからないという時ってありますよね。
もしかしたらそれは体の水不足が原因かもしれません。

東京都武蔵小山にある「もりしたクリニック」院長の森下克也先生に、水と体の関係について話をうかがいました。
森下先生は心療内科医として全国から訪れる患者さんを診てきた経験から、不調の根本原因が水分の不足にあることを指摘します。

「人の体はその約6割が水でできています。
その水は絶えず入れ替わり、体内で栄養を運んだり、老廃物を排出する役割を担っています。
体内水が滞ると、たちまち私達の体は調子をくずします。むくみや冷え、疲れやすいといったなんとなくの不調をはじめ、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の多くは体内水のアンバランスが原因かもしれません」
(森下氏)

ではその体内水とは何なのでしょうか。

「体の中に存在する水のことを『体内水』といいます。存在することが当たり前すぎて意識されにくいので、不足していたり滞っていたりすることが少なくありません。

水は飲むと胃腸を通り、腎臓経由で尿となって排出されるだけと思っている方も多いのですが、その間に体内でとても重要な役割を果たしています。たとえば、

①血液やリンパ液として体を巡り、栄養を届け、老廃物を回収して排出する。

②細胞を必要な水分で満たして、みずみずしく保つ。

③血液や組織間の体液の濃度を保ち、健康を維持する。

というものです。
体全体を水がきちんと循環していないと、体の各部に必要な酸素や栄養素が届かず、老廃物もうまく排出できません。結果、あらゆる組織が栄養不足となり、代謝も悪くなります。細胞に適切な水分が保たれなければ、みずみずしさも失われます。

体内水の重要性は現代医療ではあまり注目されていません。血糖値や血圧などさまざまな数値は健康診断で調べることができますが、体内水の状態を調べることはまずありません。なかなか内臓の水不足には気づかないものです。
しかし、血管も心臓も脳も水不足ではうまく機能しません。血液ドロドロ、冷えやめまいといった症状も水のアンバランスが原因と考えられます」
(森下氏)

森下先生が訪れる患者さんにすすめているのは、「水を飲むこと」。

水を飲むメリットは、以下のようなものがある。

①代謝をよくする
②血液ドロドロを解消
③心臓や血管の若返り
④心のバランス改善
⑤消化機能の向上
⑥脳の活性化
⑦冷えの改善 
等々。

1日に飲む量は1.5リットルを目安にするのがいいでしょう。巷では水を大量に飲めば健康になるなどという説もありますが、これは間違い。たくさん飲んでも尿として排出されるだけでなく、腎臓にも負担がかかります。
一度に飲む水の量とタイミングもポイント。人間が飲んだ水を処理できる量は1回で250mL程度。それ以上飲んでも早く排出しようとするだけです。
基本は喉が渇く前に、コップ1杯を1日に何度も飲むこと。
コーヒーやスポーツドリンクでもいいかというとそれも間違いです。コーヒーにはカフェインが、スポーツドリンクには糖分が含まれていることを知ってください。
不調を治すための水飲みでは、まず第一に『水』を飲むことが重要なんです」

発売中の書籍『不調が消えるたったひとつの水飲み習慣』(森下克也著)では、水を飲むことがなぜいいのかをより具体的に解説し、無理なく続けられる最適な水の選び方、水飲みの効果的なプログラムを紹介しています。
健康食品やサプリに頼る前に、水の飲み方を見直し、必要な水を最適な方法で飲む習慣を身につければ、必ず体調はよくなるはず。
水は最強の健康ドリンクといえます。

【Profile】

森下克也(もりした かつや)
1962年、高知県生まれ。医学博士、もりしたクリニック院長。
久留米大学医学部卒業後、浜松医科大学心療内科にて永田勝太郎博士に師事し、漢方と心療内科について研究。浜松赤十字病院、法務省矯正局、豊橋光生会病院心療内科部長を経て現職。心療内科医として全国からの患者さんに対応。特に、不定愁訴、自律神経失調症、うつ、睡眠障害、パニック障害などの患者さんに対し、根本原因を探し、西洋医学、東洋医学の両面からきめ細かな対応を行っている。
著書に『「うつ」は漢方でなおす』(PHP研究所)、『「月曜日の朝がつらい」と思ったら読む本』(中経出版)、『お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術』(角川SSC新書)、『医師が教える 不調を治す水の飲み方・選び方』(KADOKAWA)など多数。

書籍『不調が消えるたったひとつの水飲み習慣』
著者:森下克也


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宝島オンライン

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