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小ぶりでエキゾチックな花を咲かせるアルストロメリア。鮮やかな花を咲かせ品種改良もされており、花束やフラワーアレンジメントでも人気のある植物です。今回はそんなアルストロメリアの花言葉や由来、色別の意味などを紹介していきます。
アルストロメリアは南アメリカを原産とする、ユリズイセン科ユリズイセン属の球根植物。
さまざまな色の花を咲かせる植物でもあり、現在では品種改良によって100種類ものアルストロメリアが存在しているといわれています。
ガーデニングや切り花としても人気の植物で、切り花に関しては10日以上美しい状態を保っていられるのも特徴のひとつです。
そんなアルストロメリアですが、実は和名だと『ユリズイセン』と表されるのだとか。
日本でも学術名として扱われる際は、アルストロメリアで親しまれているようです。
アルストロメリアの全体的な花言葉は、『持続』『未来への憧れ』。
海外の花言葉でも『friendship(友情)』『devotion(献身的な愛)』とされているので、全体的にポジティブな意味が多いです。
このような花言葉から、プレゼントや贈り物としてもアルストロメリアは重宝します。
前述したように、アルストロメリアは切り花にしても、10日以上持つ花です。
花持ちが良いことが由来となり、『持続』の花言葉が付けられたとされています。
ちなみに、アルストロメリアという珍しい呼び名の由来は、スウェーデンの植物学者リンネが親友の名前からきているそうですよ!
『持続』『未来への憧れ』と付けられた、アルストロメリアの花言葉はどちらもポジティブなイメージなので怖い意味はありません。
ただし、一節では『小悪魔的な思い』という花言葉があるとされており、ここから怖いイメージを連想してしまう人もいるようです。
基本的にはポジティブな花言葉なので、気にすることなくプレゼントや贈り物として利用しても良いでしょう。
アルストロメリアは50の原種と、品種改良による100種類ほどがあります。
ここでは、そんなアルストロメリアの種類を一部ご紹介していきます。
【リツグ系】
チリを中心とした野生種を品種改良しています。
寒さにやや強く、春の一季咲きの種類です。
【ペレグリナ系】
サイズが大きめの花を咲かせる品種で、春の一季咲き。
やや寒さに弱く、夏に葉が枯れる落葉性の種類でもあります。
【カリフォルニア系】
斑点のある花びらが特徴のアルストロメリアですが、カルフォルニア系は斑点がない品種。
他の花とも馴染みやすい品種なので、ガーデニングに向いているとされています。
【オーランチカ系】
寒さに強い落葉性の品種で、初夏の一季咲き。
原種を元に品種改良されており、ガーデニングと切り花どちらにも向いています。
【バタフライ系】
バタフライ系は原種から品種改良されています。
春から秋の四季咲きで、寒さにやや弱いタイプです。
【ハイブリット系】
ハイブリット系は、異なる品種をかけ合わせて改良されたアルストロメリアです。
花の形や性質もさまざまあり、毎年新種が登場しています。
アルストロメリアは、花姿がユリのように上に向かっており斑点模様の花弁が特徴です。
最近は、斑のないスポットレスタイプのアルストロメリアも出回っています。
エキゾチックな花の形をしているので、ガーデニングや鉢植え、切り花としても重宝する植物です。
アルストロメリアの開花時期は4月~6月の春から初夏にかけてで、品種によっては秋に咲くものもあります。
誕生花は2月18日、3月13日、3月25日、4月18日です。
アルストロメリアにはさまざまな色の花を咲かせるため、色別の花言葉も持っています。
ここではそんなアルストロメリアの花言葉を、色別でご紹介していきます。
赤のアルストロメリアはバラのような鮮やかな色味で存在感があります。
花言葉は『幸い』『幸福な日々』で、情熱的を象徴とする赤から付けられたと考えられます。
日々満たされるような幸せなメッセージを込めることができるので、記念日や誕生日、自分の気持ちを伝える手段としてプレゼントしてみるのもいいでしょう。
純真や無垢といった印象の白いアルストロメリアは、『凛々しさ』の花言葉を持っています。
卒業式や入学式、退職祝いなど、新しい節目を迎える人へのフラワーギフトとして最適ではないでしょうか。
黄色のアルストロメリアの花言葉は、花持ちの良さから『持続』とつけられています。
前向きな花言葉なので、幸せや良いことが続くよう願いを込めて、プレゼントするのもおすすめです。
ちなみに、黄色と色合いが近いオレンジ色は、『友情』を花言葉としています。
ピンクのアルストロメリアは、『気配り』『献身』の花言葉が込められています。
アルストロメリアのピンク色は愛らしいですが、他の色と比べるとその姿は淡く控えめな色味なので、慎ましい印象から来ていると考えられます。
友人へのプレゼントにぴったりな色ではないでしょうか。
紫のアルストロメリアは、『未来への憧れ』を花言葉としています。
新しい物事に挑戦する人に向けてのプレゼントとして、選んでみてもいいでしょう。
プレゼントする際は、花言葉の意味も相手に伝えてあげると親切ですよ!
アルストロメリアは球根植物なので、地植えを中心とした花壇やガーデニング、鉢植えでも育てることが可能です。
ここでは、アルストロメリアを育てる際の注意点をいくつかご紹介していきます。
アルストロメリアを育てる際の最適な環境は、風通しがよく温暖な場所。
高温多湿な環境だと、アルストロメリアは根腐れを起こして枯れてしまうので注意しましょう。
【生育に最適な場所】
・成長期の春と秋は日向
・夏は直射日光の当たらない涼しい場所
・冬は凍結を避けて、温かい場所・梅雨時期は、乾燥している場所
アルストロメリアの水やりは、品種により育成期間と休眠期間が違うので葉の成長を見ながら行います。
葉が伸びている成長期であれば、土の表面が乾いたところで鉢底から溢れるくらいたっぷりと水やりします。
対して、休眠期間は水やりを控えましょう。
アルストロメリアを育てる際の肥料やりは、新芽が出る時期から開花までに行います。
4月頃の春を目処とし、月1回の置き肥か3~4回程度薄めた液体肥料を与えましょう。
品種によっては秋から新芽を出すので、10月~11月頃に追肥します。
アルストロメリアを育てる過程で、『灰色かび病』と呼ばれる病気にかかることもあります。
全体的に斑点模様が出て、葉や根っこを腐らせる性質の病気です。
防止するためには、風通しの良い乾燥した場所に置くのが良いです。
アルストロメリアの花言葉は、相手を励ますようなポジティブなメッセージが込められています。
花持ちが良いこともあり、花束やフラワーアレンジメントといったプレゼントでも重宝する植物です。
色によって花言葉が違うので、シーンや相手に合わせて賢く活用するのもおすすめ。
フラワーショップでもよく見かける花なので、花言葉をしっかり把握して積極的に活かしていきましょう。
・アルストロメリアはガーデニングや切り花として人気
・花言葉は『持続』『未来への憧れ』
・色別の花言葉もある
・アルストロメリアは品種が豊富
・鉢植えでも気軽に育てられる
この記事のライター
michill トレンド
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ファッション、ビューティー、ネイル、ヘアスタイルなど、幅広いカテゴリのトレンドに敏感なアラサー女子です。話題のアイテムの情報や気になる商品のレビューを紹介します。
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