このイベントに参加するために必要な金額
- 当日券一般 1,600円(税込)
- 大学生1,200円(税込)
- 高校生800円(税込)
- 中学生以下無料(税込)
世界に名を知られたトップアーティスト草間彌生
この名前を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
赤毛のボブ、パッツンの前髪からのぞく瞳、カラフルな水玉…人によって描くイメージは多種多様だと思いますが、少し変わった、個性の強い女性を思い描く方が多いでしょう。どんなイメージを描かれても、彼女が稀代の芸術家であることは間違いありません。
2016年には世界初のニュース雑誌として知られる米国「TIME」の「世界で最も影響力がある100人」に選出、日本では文化勲章を受賞するなど、今もっとも勢いにのっている前衛芸術家である草間氏。国内では約3年ぶりとなる個展がこのたび六本木で開催されます。
約130点におよぶ国内初公開作品
本展での最大のみどころが、日本未発表の大型絵画シリーズ「わが永遠の魂」。
本作は2009年から草間氏が意欲的に取り組んでいる作品で、「しのびがたい愛の行方」「いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり」など、草間氏のインスピレーションがギュッとつまった超大作。
全500点ある本シリーズから今回展示される約130点はすべて日本初公開です。
初期に使っていたキャンバスはF100号(162.0×130.3cm)やS100号(162.0×162.0cm)でしたが、現在ではS120号(194.0×194.0cm)を使用。具象的なモチーフと抽象的なパターンで構成された、草間彌生ワールドに浸りましょう。
初期の作品から最新作まで過去最大級の展覧会
もちろん「わが永遠の魂」以外にも、本展には注目作が目白押しです。
ネット・ペインティングなどの人気作品から未発表作品まで、会場内には約270点が集まります。
なかでもオススメは草間芸術に欠かせない"鏡"を使用したインスタレーション「無限の鏡の間」。1965年のニューヨークでの活動中、「無限に反復し増殖する世界を表現する素材」として鏡を使ったのをはじまりとして、草間氏は数々の鏡を用いた作品を手がけてきました。
全面鏡張りのこの作品は、鑑賞者が実際に入ることができる造りになっており、まるで自分が作品の一部になったかのような気分を味わえます。
会場限定グッズも充実
期間中は美術館の外も草間カラー一色に染まります。
屋外展示場は「水玉ガーデン」となり、高さ4.5m、幅5mの巨大な水玉柄のかぼちゃも出現!(このかぼちゃも中に入ることができるとか)
作品を堪能した後は、ミュージアムショップをチェック!
会場限定グッズが多数そろいます。
また、講演会や関連イベントも開催予定です。
今年88歳を迎えた世界的アーティストの集大成を、ぜひ目に焼き付けてくださいね。
イベント名: 「草間彌生わが永遠の魂」展
会場: 国立新美術館 企画展示室1E
住所: 東京都港区六本木7-22-2
期間: 2017年2月22日(水)~5月22日(月)
時間: 10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
(C)YAYOI KUSAMA
※ 生命の輝きに満ちて Courtesy of Ota Fine Arts, Tokyo/Singapore; Victoria Miro Gallery, London; David Zwirner, New York