法事のお供え物に適したお菓子は？選び方や渡し方のマナーを解説！

1.お供物のお菓子の選び方

お供え物のお菓子を選ぶときは、注意するべきポイントがあります。

ここでは、お菓子を選ぶ際のポイントを6つ紹介します。

1-1.常温で長期保存できるお菓子を選ぶ

仏壇に供えるお菓子は、常温で長期保存できるものを選ぶのが基本的なマナーです。

賞味期限は最低でも1〜2週間以上あると、ご遺族の負担になりにくいでしょう。

【おすすめのお菓子】

和菓子：羊羹・煎餅・最中・まんじゅうなど

洋菓子：クッキー・カステラ・マドレーヌ・ゼリー・バームクーヘンなど

1-2.個包装のお菓子を選ぶ

お供えしたお菓子は神仏からのお下がりとして頂くため、ご遺族が分け合いやすいものがおすすめです。

仏壇に置きやすい・保存しやすいというメリットもあるので、個包装されたものを選ぶとよいでしょう。

また、地域によって、法事が終わった後にお供え物を参列者に分けて持ち帰ってもらう場合があります。

個包装のお菓子であれば、分ける際に手間がかかりません。

遠方から参列している人もいるため、個包装のお菓子はかさばらないのも嬉しいポイントです。

1-3.年齢問わず食べられるお菓子を選ぶ

お供え物のお菓子は子どもから年配の方まで食べられるものにすると、ご遺族や参列者が頂きやすくなります。

クセのある味は避けて、万人受けするお菓子を選ぶのがおすすめです。

1-4.包装が落ち着いたお菓子を選ぶ

お供え物には、赤やゴールドなど派手な色合いのお菓子は不向きです。

仏壇にお供えするものなので、包装は落ち着いた色で、無地または控えめなデザインのお菓子を選びましょう。

お菓子を購入する際に法事のお供え物であることを伝えると、弔事用の包装紙でラッピングしてもらうことができます。

通販サイトでも弔事用の包装紙を選択できることが多いので、購入する際は利用すると良いでしょう。

1-5.詰め合わせになったお菓子を選ぶ

お供え物のお菓子は、さまざまな種類が入ったアソートタイプを選ぶと、いろいろな味を楽しむことができます。

複数の種類があれば好みに合わないという事態を避けやすくなるので、ご遺族や参列者が頂きやすいでしょう。

1-6.故人が好きだったお菓子を選ぶ

お供え物は、故人の供養や感謝の気持ちを込めてお供えするものです。

そのため、故人が好きだった食べ物や飲み物を供えることもあります。

生前に好きだったお菓子があるなら、お供え物に選ぶのもおすすめです。

ただし、亡くなってから日が浅い場合は、故人の思い出が蘇ってご遺族が辛い気持ちになるケースもあるので注意しましょう。

遠方から参列する場合は、地域にゆかりがあるお菓子を選ぶとご遺族に喜ばれやすいでしょう。

2.お供物に関するマナー

お供え物を持参する際は、ご遺族に失礼にならないようにマナーを守ることが大切です。

ここでは、お菓子・金額・渡し方・のし書きといったお供え物に関するマナーを紹介します。

2-1.お菓子のマナー

ケーキや和生菓子など、仏壇に供えている間に風味を損なったり傷んでしまったりするお菓子はお供え物には向いていません。

常温で溶けてしまうアイスクリームやチョコレートも、仏壇を汚す恐れがあるので避けましょう。

また、香りの強いものは仏教では好ましくないと考えられてるため、避けることをおすすめします。

子どもや年配の方への配慮として、硬いものや喉に詰まりやすいお菓子も避けた方が良いでしょう。

2-2.金額のマナー

法事のお供え物の相場は、一般的に3,000〜5,000円程度です。

初盆の場合は、5,000〜10,000円程度と金額が高くなります。

お供え物として果物やろうそくなどを持参する場合や、現金を包む場合も相場は同程度です。

お供え物の金額が安すぎると失礼にあたり、高すぎると気を遣わせてしまうことがあるので注意しましょう。

ただし、地域や家の慣習によって、金額が決まっている場合もあります。

2-3.渡し方のマナー

お供え物を渡すタイミングは、玄関などで迎えられたときです。

訪問の挨拶を終えたら、袋や風呂敷から出して、のし掛け紙の正面を相手側に向け、「御仏前にお供えください」とひと言添えて渡します。

お供え物はご遺族が供えるため、自分で仏壇に供えるのはマナー違反です。

ただし、施主から「ぜひお供えしてください」と直接仏壇に供えるように促される場合もあります。

その場合は、お供え物を持ったまま仏壇に向かい、仏壇の前に座って一礼し、供物台（なければ焼香台の近く）にあげましょう。

2-4.のし書きのマナー

お供え物のお菓子は、ご遺族が誰からの品物かひと目でわかるように、包装紙の上にのし紙をかける「外のし」をするのが基本です。

のしは弔事用を選び、表書きは『御供』や『御供物』、水引は結び切りで白黒のものを選ぶのが一般的です。

水引の色は地域によって異なる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

のしの下部にはフルネームを書きます。

連名の場合、書き方は右側から年齢や立場が上の順、または五十音順です。

夫婦の場合は、右側に夫のフルネームを書き、左側に妻の名前を書きましょう。

3.【洋菓子】お供物としておすすめのお菓子

ここでは、お供え物としておすすめの洋菓子を2つ紹介します。

3-1. YOKUMOKU クッキー アソート 54個入り

出典：Amazon

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YOKUMOKU（ヨックモック）の『クッキー アソート 54個入り』は、ロングセラーのシガールと、ミルクチョコレートやホワイトチョコレーをサンドしたクッキーを詰め合わせています。

54個入りなので、家族や親戚が多い場合や参列者が多く集まる場合に最適です。

公式オンラインショップでは、27個入・60個入・76個入などさまざまな種類の詰め合わせが揃っているので、シーンに合わせて選びやすいでしょう。

ブランド：YOKUMOKU（ヨックモック）

価格：3,240円（税込）

内容量：3種・54個入

賞味期限：製造日から120日

3-2.キハチ 焼菓子ギフト 9種22個入

出典：Amazon

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パティスリー キハチの『焼菓子ギフト 9種22個入』は、バームクーヘンやクッキー、マドレーヌなど素材にこだわった焼き菓子を詰め合わせた人気商品です。

常温保存ができて賞味期限も長いので、お供え物に最適です。

公式オンラインショップでは仏事法事用の包装・のし紙が用意されており、有料で手提袋をつけることもできます。

ブランド：パティスリー キハチ

価格：3,390円（税込）

内容量：9種・22個入

賞味期限：出荷日含め30日

4.【和菓子】お供物としておすすめのお菓子

ここでは、お供え物におすすめの和菓子を紹介します。

4-1.とらや 小形羊羹 10本入

出典：Amazon

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とらやの『小形羊羹 10本入』は、食べきりサイズの羊羹を2種類ずつ詰め合わせています。

賞味期限が長くいろいろな味が楽しめるので、お供え物にぴったりです。

また、公式オンラインショップでは、落ち着いたパッケージの商品をセットにした弔事用詰合せが揃っています。

弔事用包装も用意されているので、訪問できずにお供え物を宅配便で送りたいときにもおすすめです。

ブランド：とらや

価格：3,240円（税込）

内容量： 5種・10本入

賞味期限：製造から1年

4-2.鼓月 姫千寿せんべい 24枚入

出典：Amazon

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鼓月の『姫千寿せんべい 24枚入』は、一口サイズのせんべいの詰め合わせです。

軽い食感のせんべいで子どもから年配の方まで食べやすく、シュガークリームと有機抹茶の2種類の味を楽しめます。

鼓月の公式オンラインショップでは用途に合わせた包装やお熨斗を無料で付けることができ、風呂敷ラッピング（有料）も可能です。

ブランド：鼓月

価格：3,132円（税込）

内容量：2種・24枚入

賞味期限：20日以上

お供物のマナーを理解して喜ばれるお菓子を贈ろう！

お供え物は仏壇に供え、法要後に参列者で分けて持ち帰る可能性もあります。

個包装のものを選び、常温で保存できないものや消費期限が短いものは避けるようにするとご遺族に負担をかけにくいでしょう。

また、金額や渡し方、のし紙など、お供え物には守るべきマナーがあります。

今回紹介した情報を参考にお供え物のマナーを理解して、喜ばれるお菓子を贈りましょう。

まとめ

・お供え物のお菓子を選ぶときのポイントは、常温で長期保存できる・個包装・年齢問わず食べやすい・落ち着いた色合いの包装・故人が好きだったもの

・お供え物に不向きなお菓子は避けて、金額や渡し方、のし書きのマナーを守るのが大事

・お供え物におすすめの洋菓子は、『YOKUMOKUのクッキー アソート』『キハチの焼菓子ギフト』

・お供え物におすすめの和菓子は、『とらやの小形羊羹』『鼓月の姫千寿せんべい』