コーヒーの分量が大切?適切なコーヒーとミルクの分量について

更新日:2017年1月19日 / 公開日:2017年1月19日

女性はブラックよりミルク派が多い?普段コーヒーに入れるミルクですが、そもそもミルクに合うおすすめの種類のコーヒーとはどのようなものなのでしょう? コーヒーの味でミルクとの相性が変わるのか? コーヒーフレッシュとミルクの違いで味は変わってしまうのか? バリスタに真実を聞いてみました!

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この記事を試すとかかる金額

  • ネスカフェ 香味焙煎 深み 598円(税抜)
  • 牛乳 1L 約165円(税抜)
  • 合計 763円(税抜)

※2017年1月時点、西友ネットスーパー価格参照 1個価格を使用分量で割っています。

教えてくれるのはこの人!

バリスタ育成やショップの立ち上げなどで活躍している、バリスタの石谷貴之氏。ジャパンラテアートチャンピオンシップで審査員をするなど、コーヒー界の各方面で活躍しているバリスタ界のヒーローです。甘いマスクで女性たちにも人気があるのですが、さらに美味しいコーヒーも淹れられるなんて、天才でイケメンとか反則レベルの人物と言えるでしょう(笑)。

このコーナーでは、石谷氏に「いまさら聞けないコーヒーの真実」を訊いていきます。

寒い季節はミルクを入れた柔らかい口当たりのコーヒーが美味しいですよね。コーヒーをブラックで飲むよりもホッと癒されるような気がしますし、体が温まるような感覚があります。事実、職場や自宅で飲むコーヒーに必ずミルクを入れている女性は多いと聞きます。

コーヒーにミルクを入れると、コーヒーのリラックス効果を求めつつ、テイストが滑らかになり、さらに胃にも優しい効果が期待できます。健康に気を使う女性がコーヒーにミルクを入れるのは必然とも言えるかもしれません。

どんなコーヒーでもミルクは合うの?

でもよく考えてみると、コーヒーにはたくさんの種類がありますし、種類によって味や風味が全然違います。そして牛乳にも濃厚なものやあっさりした低脂肪タイプなどの種類があるのです。

もしかしたら組み合わせによってものすごく美味しくなるかもしれませんし、場合によっては長所を潰し合ってしまうかもしれません。どんなコーヒーとミルクの組み合わせが合うのか、バリスタの石谷貴之氏に訊いてみました。

バリスタ石谷貴之に訊く!

記者  どんなタイプのコーヒーにミルクを入れると美味しくなりますか?

石谷 焙煎の深い、苦めのコーヒーがよく合いますし、合わせやすいです。代表的なものですと「ブラジル」や「マンデリン」などですね。

記者 なるほど、たしかにミルクは基本的に甘い口当たりですから、苦みが強い方がコーヒーの風味を感じられそうですからね。

ブラジル: ほど良い酸味と苦味 / 深煎りで極めて強い苦味に変化
マンデリン: 酸味弱め / 苦味強め / スイーツに合う

記者 では、コーヒーに入れるミルクは低脂肪、普通、特濃ならどれが合うのでしょうか?

石谷 日本の牛乳は美味しいので、僕は普通のものをよく使用します。ただ、コーヒーの味にもいろいろあるので、合わせるコーヒーにもよりますね。好みにもよりますが、飲みやすいコーヒーなら低脂肪、味が強くて苦いコーヒーには特濃が良いと思います。

記者 特濃にマンデリンのコーヒーを混ぜると、濃くて苦いディープな仕上がりになりそうですね。ミルクと言えば、お店ではだいたいコーヒーフレッシュが用意されていますよね。コーヒーフレッシュとミルクだと味にどんな差が出るのでしょうか?

石谷 コーヒーフレッシュは脂分が多く、味も強く感じるので、コーヒー本来の味はやや隠されてしまいます。ミルクの方がコーヒーの味わいを尊重しながらコクを出したり、まろやかにしたりできるのでオススメです。

記者 家庭ではコーヒーにミルクを入れず、クリープなどの粉(クリーミングパウダー)を入れることがありますが、ミルクとは風味が違うのでしょうか。

石谷 粉状のものは甘さがあり、まろやかになりすぎてしまう印象です。コーヒーの味が弱いと粉の味が勝ってしまうかもしれませんね。

記者 なるほど、私はクリーミングパウダーを大量に入れてクリーミーにしたコーヒーを飲んだりしているので、コーヒーの風味をより強く感じたいなら、コーヒーの濃さを調節したいと思います。

コーヒーを夜に飲みたいけど、カフェインが気になる女性って多いと思うんですよね。なのでコーヒー少なめのミルク多めをつくるとき、美味しく作る方法があれば教えてほしいです。

石谷 カフェインはお湯に浸透している時間が長いとたくさん出てくるので、抽出時間を短くしてみるとカフェインは抑えられます。時間だけ気を付けていただければ大丈夫ですよ。

今回わかったこと

1. ミルクは苦めのコーヒーとよく合う
2. コーヒーに入れるミルクは基本的に普通の濃さがおすすめ
3. 飲みやすいコーヒーには低脂肪のミルクが合う
4. 味が強くて苦いコーヒーには特濃のミルクが合う
5. コーヒーフレッシュを使うとコーヒー本来の味が隠されてしまう
6. ミルクはコーヒーの味わいを活かしながらコクを出したり、まろやかにしたりできる
7. クリーミングパウダーは甘いのでコーヒーの味より強くなることがある
8. カフェイン少なめにしたいなら抽出時間を減らす

苦めのコーヒーに濃い目のミルクが合う

ミルク入りの美味しいコーヒーを飲むには、苦くて深く焙煎されたコーヒーを使い、普通~特濃のコーヒーを入れると良いということがわかりました。薄めのミルクを入れると、コーヒーの風味が強くなりすぎてしまうのです。

コーヒーフレッシュよりミルクを使おう

ミルクのたっぷり入ったコーヒーが飲みたいからといって、コーヒーフレッシュをたくさん入れる人がいますが、それはやめた方が良さそうです。

たくさん入れればミルクっぽさは増しますが、どんどんコーヒー本来の味が薄れてしまいます。家でミルク入りのコーヒーを飲みたいときは、コーヒーフレッシュではなくミルクを入れるようにしましょう。



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