更新日:2019年5月14日 / 公開日:2017年1月22日
今年こそ「お金を貯めよう!」と思っても、その一歩を踏み出すのが難しいですよね。例えば、ゆうちょ銀行と普通の銀行の違いもわからないという人もいるのでは? そこで今回は、ゆうちょ銀行の利点・欠点について経済評論家の渡邊哲也さんに聞いてみました。
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「パナマ文書 ~タックスヘイブン狩りの衝撃が世界と日本を襲う~」(徳間書店)や「第45代アメリカ大統領誕生 トランプ! ~世界が変わる日本が動く~」(ビジネス社)などの書籍を執筆するなど、作家や経済評論家として活躍する渡邉哲也氏に「素人目線でお金の話を聞く」コーナー。
「愛さえあれば何もいらない」なんて言葉がありますが、生きていくためにはお金が必要です。愛を貯められるかどうかはわかりませんが、お金は貯められます。生きていくうえで、貯金は必要不可欠と言えるでしょう。
そうなると、どうやって貯金するか悩みます。銀行に預けるべき? ゆうちょ銀行のほうが良い? それともタンス預金? そもそも預金先によってメリットが違うの? 今回は、そんなお悩みにお答えします。
大卒で正社員としての採用でストレート入社したのですが、本気の恋愛をしても結婚に至らず、29歳のいま、最悪なことに貯金が8,000円しかありません。給料は、月30万円なので多いほうだと思うのですが、パーティーや旅行にコスメと、お金を使ってしまうんです。はぶりの良い男性がいれば経済的に嬉しいのですが、もう結婚をアテにして貯金しないのはやめようと思いました。
このままではダメなので、明日から本気を出して貯金しようと誓ったのですが、貯金するにしてもベストな貯金の仕方があると思うんです。たとえば定期預金や、外貨とか。母親は「もともと郵便局で安心なんだから、ゆうちょ銀行に預けなさい!」っていつも言うのですが、古い考えな気がしてイマイチ信用できません。ゆうちょ銀行のメリットとデメリットって何ですか?普通の銀行に預けたほうが良い?
ゆうちょ銀行でも、普通の銀行でも預金額1,000万円以内であれば預金保険の対象ですので、リスクは変わりません。また、現在の預金金利はゼロに近く、定期預金してもほとんど金利が付きません。
ですから、若干の金利差よりも、近くにあるなど使い勝手と引き落としなどの手数料を考えたほうがよいでしょう。
銀行により異なりまずが、給与振り込みやインターネットバンキングの利用などでポイント制を取っている銀行も多く、そのような銀行ではポイントに応じて、引き落とし手数料が無料などのサービスを受けられます。
また、なかなかお金を貯められない様子ですので、少ない額からでもよいので月に1回、定額が普通預金から積立口座に移動する「自動積み立て」を始めたらよいと思います。
なるほど。ゆうちょ銀行も普通の銀行も、さほど条件が変わらない時代になっていたんですね。それであれば「家に近い」とか「銀行員が親切」とか、金利以外の部分で判断するべきでしょう。
たとえば、セブンイレブンにATMがあるセブン銀行は、あらゆる銀行のキャッシュカードに対応していますが、銀行によって手数料に違いがあります。「近くても手数料がかかりすぎる」というケースもあるでしょうし、まずは自分の家や職場に近い銀行やATMからチェックして、手数料を計算し、貯金を進めるのが得策かもしれません。
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