更新日:2019年5月12日 / 公開日:2019年5月12日
美容ライターの遠藤幸子です。仕事柄数多くのコスメを使っていますが、コスメの実力は決して価格ではないと感じています。アイライナーに関してもプチプラライナーの中にはお値段以上の実力を持つものも数多くあります。今回は、クチコミで高評価を得ているプチプラリキッドライナーを比較し、その実力をジャッジします!
・msh ラブ・ライナー リキッド(全5色※定番色/税抜価格1,600円)
クチコミサイト「アットコスメ」でも上位にランキングしている商品。クチコミの内容をチェックしてみても、その評価は上々です!人気の秘密は、描きやすさとモチのよさ、お湯で簡単にオフできるところにあるよう。
カラー展開は定番色だと、ブラック(#トゥルーブラック)、深みのあるブラウン(#ダークブラウン)、明るめのブラウン(#ベイビーブラウン)、赤みブラウン(#バーガンディブラウン)、グレー系(#グレージュブラウン)の5色。
さらに限定色が時々販売されるのでそれを考慮すると、色展開はかなり豊富です。
筆者の手持ちは、#ダークブラウン。黒よりも柔らかく、それでいて目元を引き締める効果があるところに惹かれています。
描きやすさについてですが、経験上、アイライナーのボディが細かったり、軽かったりすると描きにくい傾向にあります。
その点ラブ・ライナーは優秀!手が疲れない程度で手ブレしにくい絶妙な重さ(2gのはかりで計測して10g)で、握りやすい太さ(円筒形で円の直径は1センチ)になっているのでとにかく描きやすいです。
不器用な人でも思い通りのラインを描くことができます。また、太さの調整も自由自在です。
・ケイト ダブルラインエキスパート(全1色/税抜価格850円)
こちらもクチコミサイトで上位にランキングしている商品。ただ、他のリキッドアイライナーと異なり、メインではなく、ダブルラインを引く際に少し足す程度の脇役として使う仕様になっています。また、涙袋にも使用することができます。
色は、淡いブラウン。肌に塗った印象では、目元に使うシェーディングという表現が最もしっくりきます。シェーディングのように影を作ることで目元に奥行きを作り、目を大きく見せる効果があります。
使い方としては、いつものアイラインの上に入れます。入れる部分は、目尻側のみに入れるのがおすすめですが、上まぶた全体にラインを入れる使い方もできます。どちらがいいかは、人によって異なるので、自分に似合う入れ方を模索するのがおすすめです。
なめらかな描き心地。スッとラインが引けます。
細いラインは描きにくいのですが、用途的に細く入れる必要はないので問題ないといえます。逆に筆がかなりしなることもあって太さは出しやすいです。色が色なだけに乾く前にぼかすこともできます。
・ヴィセ カラーインパクト リキッドライナー(全6色/税抜価格1,000円)
水彩絵の具で目元を染め上げるような透け感のある軽い仕上がりになる商品。クチコミサイトでは、現在それほど上位にランクインしてはいないものの、一般ユーザーからは高い評価を得ています。
適度なコシがあるので、繊細なラインを描くことも太さを出すことも非常にしやすく、跳ね上げもうまくできます。不器用な人でも思い通りのラインが描けるでしょう。
筆者イチオシの#RD440は、温もりを感じさせるバーガンディ。さりげなく色っぽい眼差しに仕上げてくれます。
・ファシオ パワフルステイ スリム リキッドライナー(全2色/税抜価格1,200円)
現在クチコミサイトの上位にこそランキングしていませんが、多くのユーザーの評価を集めている商品。落ちにくさに定評があります。
モチに関してはかなり優秀です。水や汗、涙に強いウォータープルーフ処方。そのため汗ばむ季節でもにじんだり、ヨレたりすることがありませんでした。
また、筆が絶妙にしなるので描きやすく、太さの調整もしやすいです。
筆者は、#BR300を愛用中。深みのあるブラウンで目ヂカラをアップさせながらも決してきつい印象には見せません。
4つの商品を描きやすさ、モチのよさ、落としやすさの3つの項目において比べてみました。詳細は、下記の通りです。
描きやすさの順で筆者がジャッジすると、ラブ・ライナー、ヴィセ、ファシオ、ケイトの順となります。
ラブ・ライナーは、前述のようにアルミボトルで実現させたこの重さのおかげで手ブレがとにかくしにくく、描きやすい!また、持ち手の部分は円になっているのですが、その直径は1センチと今回ご紹介するアイライナーの中で最も太く、それも手元の安定につながっています。
ヴィセは、筆のコシが絶妙でそこが描きやすさに繋がっています。ファシオも描きやすいのですが、持ち手の部分が軽いので気を抜くとブレてしまうことも。ケイトは若干太さの調整がしにくいので思い切って一気に描く方が綺麗に描くことができます。
こちらの画像は、左から順にラブ・ライナー、ヴィセ、ケイト、ファシオの順で腕に一筆書きしたものです。
それぞれ一筆書きをしてから2分ほどおいて指で10回程度擦ってみた画像が、下の画像です。
どの商品も単なる摩擦に関してはとても強く、落ちることがありませんでした。
次にぬるま湯をかけてみました。
ぬるま湯をかけた状態だと、若干ケイトの発色が落ちたように感じられます。しかし、他の商品は大丈夫です。
さらにこの状態から擦ってみました。
すると、お湯でオフできるヴィセは若干色落ちしていますが、同じくお湯でオフできるラブ・ライナーには変化は見られません。
また、ケイトはだいぶ色が落ちていますが、ウォータープルーフのファシオはやはりびくともしません。
これは油を混ぜたぬるま湯をかけて擦った際と同様の結果でした。
次にオフのしやすさについて検証しました。
お湯落ちといっても大抵他の部分のメイクを落とすには、多くの場合クレンジングする必要があります。そのためクレンジング剤を使ってオフしたところ、ファシオ以外は綺麗に落とすことができました。
次にオイルクレンジングでファシオを落とそうと試しましたが、残念ながら色が残ってしまいました。
そのためポイントメイクアップリムーバーで丁寧に落とす必要があります。
描きやすさ、モチのよさ、落としやすさについて検証した結果、最も優秀なのはラブ・ライナーだと筆者はジャッジしました!
その他の商品も特性や今回の検証結果を踏まえてご自身のニーズに合ったものをぜひこの機会にチェックしてみてください。
※記事内の商品価格は筆者購入時の価格です。
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