更新日:2017年1月16日 / 公開日:2017年1月16日
第一回は「冷えと戦うにはどうしたらいいの?」このテーマ、悩んでいる女性も多いのでは?「美」にまつわる著作を多数出されているセルフエステの第一人者出口アヤさんがmichillのみなさんにこっそり教えてくれる「もっと美しくなるためのメソッド」
※参考価格です。
michill読者のみなさま、はじめまして。国際セルフエステアカデミー代表理事 出口アヤと申します。もともとは、セラピストとして麻布十番に自分のサロンを持ち、述べ20,300人以上の方へ施術を行い、セラピストの養成にも携わってまいりました。
持病を発症したことにより、現在はインストラクターの育成を中心に、サロンの総合的なプロデュースや、コンサルティングを行う傍ら、会員制のWEBサロンや本の執筆などを通して、美しくなりたい女性を応援するコンテンツをお届けしています。
寒さも本格的になるこの季節。女性の方で特に気になるのが、「手足の冷え」と言う人も、多いのではないでしょうか? お仕事の都合でパンプス着用の義務があったり、スーツや制服など、服装に制限がある方ならなおさら。
冷えをそのままにしていることで、身体には様々な悪影響をもたらします。今回は、辛い冷え性から脱出する、冷えの原因と対策についてお話しします。
一般的に冷えの原因は、血行不良やストレス、自律神経の乱れ、生活環境の乱れ、食生活などが考えられます。お仕事にもよりますが、働きながら規則正しい生活を送るのは、なかなか難しいですよね。冷えによって起こる症状は様々ですが、手足のかじかむような辛い冷えの他に、むくみ、肩こり、腰痛、頭痛、生理痛、目の下のクマ、肌荒れ、不眠などの、不快な症状となって現れます。
では、これらの症状を解消し、冷えを改善するには、どうしたら良いのでしょうか?端的に言えば、体温を上げる事が重要です。体温が上がることで、身体の血液が元気よく流れだし、血行不良の改善をしてくれるのです。血液の循環が良くなると、老廃物の排出を促す力が強まり、細胞がイキイキと蘇ります。体温を1度上げるだけで、免疫力は5?6倍にもなり、様々な病原菌から身を守る力も強くなるのです。また、基礎代謝も13%~15%もアップし、黙っていても勝手に痩せやすい身体をつくってくれ、女性には嬉しい事ばかり!
それではこれから、体温を上げて、冷え性を改善する方法をご説明します。
身体を冷やす原因の一つとして、冷たいものを取りすぎるということが考えられます。冷たい飲み物や食べ物を口にする事で内臓を冷やし、身体の内側から冷えを加速してしまいます。食べ物には、身体を温める“陽性食品”と、身体を冷やす“陰性食品”、そのどちらでもない“間性食品”があります。(イラスト参照)
身体の内側から温めるには、陽性食品を積極的に取ることが大切です。例えば、野菜を見てみましょう。体を温める野菜は、冬が旬のものが多く、地面の“下”で育つ野菜です。黒い色、赤い色、オレンジ色が多いのが特徴です。逆に体を冷やす野菜は、夏が旬のものが多く、地面の“上”で育つ野菜です。白い色、青い色、緑色の葉物野菜に多いのが特徴です。身体に良いと思って取っていた野菜も、実は身体を冷やす原因だったということも少なくありません。
イラストを参照していただき、普段良く口にするものがどちらの食品になるのか、チェックしてみて下さいね。
「見た目的の印象的に、腹巻きはちょっと…」という女性も多いかと思いますが、あなどるなかれ、冷え性対策に腹巻きは欠かせないのです。 お腹を触ってみて、ひんやりしていたら、要注意!内臓が冷える事で内臓機能が低下し、基礎代謝もダウン…。女性特有の、子宮や卵巣機能の低下にも繋がります。「腹巻きは、アウターにひびくのが気になる」という人は、ホッカイロを使用してみて。ホッカイロを張る箇所としておすすめなのが、丹田(おへそから5センチ下辺り)と仙骨(おしりの割れ目辺り)です。
この二つの箇所は身体の中心となり、特に重要な箇所と考えられます。(イラスト参照)腹巻きやホッカイロなど、外側から温める事で、一時的に体温を上げることができ冷えの解消に役立ちます。手軽のできる方法なので、ぜひお試し下さいね。
冷え取りや、婦人病改善のツボとして有名なのが、“三陰交”のツボ。三陰交は身体の循環を促進させることで冷えの解消を促し、女性の健康増進には欠かせない、大切なツボと言われています。
◎三陰交の探し方(イラスト参照)内くるぶしから指4本分程度上で、押すと「ツーン」とした痛みを感じるところ。息を吐きながら、3回程度ゆっくりと押すと良いでしょう。オフィスワークの人は、ボールペンなどで刺激するのも良いでしょう。
冷え性は、ちょっとした生活習慣や食生活の見直しで、改善する事ができます。適度な運動も加えながら、冷えをつくる習慣を見直し、今年こそポカポカの身体作りを目指しましょうね!
この記事のライター
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